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国語教師・司書教諭のオススメ図書  万城目学さん『あの娘とQ』

万城目さんです。
『鴨川ホルモー』です。
『鹿男』です。
『しゅららぼん』です。

『あの娘とQ』も安定の万城目ワールドです。
万城目さんの作品を読むたびに思うのは、
「なんでこんなことを思いつく?」
ですね。
もちろん、すべての作家さんの、すべての作品世界は私なんかには思いもつかないことばっかりですが、それにしてもなんでこんなことを思いつくんだろう?

一歩間違えば、ただの荒唐無稽なバカ話になっちゃうところを、こうもおもしろい小説に仕上げるのは万城目さんならでは、です。
だからこそ数々の作品が映像化されるんでしょうね。

ご紹介する『あの娘とQ』は吸血鬼のお話です。
といってもホラー感は皆無。
おばけと暗いところと、狭いところが大嫌いな私がおススメするんだから怖いお話であるはずがない。
例によって内容にかかわることは申し上げませんが、ただひとつだけ。
「吸血しない吸血鬼」を発想するのもスゴイことだけれど、「吸血しない」ことがスタンダードな吸血鬼ばっかりのお話をなぜ思いついたんだろうか?

やはり万城目ワールドです。

さて、私は森見登美彦さんの小説も好きです。
『太陽の塔』
『四畳半』シリーズ
『有頂天』シリーズ
『ペンギン・ハイウェイ』
そして『夜は短し歩けよ乙女』

万城目さんと森見さんの共通点は京都舞台の小説が多いこと。
それもそのはず、お二人とも京都大学のご出身です。
実は私の甥っ子も京都大学出身。もう30歳ぐらいかな?
万城目さんや森見さんと面識は…
ないだろうなあ。

さて、先日読んだ小説の著者も京都大学のご出身。
なかなか面白い小説でした。けっこうに奇想天外。
奇想は京大の得意技なのかな?
読んだのは、羽泉伊織さんの『ヒーローはイエスマン』。
羽泉さんはnoteでマンガを発表されています。

羽泉さんも京都が舞台の小説を書いてくれないかなあ。
マンガを描いてくれてもいいなあ。

ところで、またまた業務連絡
ようやく、塾の賃料を払えるほどの授業料をいただけるようになりそうです。よかった、よかった。
しかし、生活費を賄えるにはほど遠い。
ということで、小松市近辺の国語が苦手な受験生のみなさん。
「ひふみ塾」ならお役にたてますよ。

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