JQ3JUK アマチュア無線局

2024年5月に神戸市西区で開局した2アマのJQ3JUKです。アマチュア無線に関連する…

JQ3JUK アマチュア無線局

2024年5月に神戸市西区で開局した2アマのJQ3JUKです。アマチュア無線に関連する記事を掲載していく予定です。15m-20mでFT8をメインにPOTA運用中です。 https://www.qrz.com/db/jq3juk

マガジン

  • POTA運用の記録

    国立・国定・国営・国設・都道府県立の公園/自然公園で移動運用するPOTA (Parks on the Air) の記録を掲載しています

  • FT8移動運用時にGPS信号で精度よくMacを時刻合わせする

    FT8運用時のデコード率に直結するPCの時刻ですが、Macで移動運用しかもスマホ圏外でもGPS信号を使って精度よく時刻合わせするために試行錯誤した成果を掲載しています。 記事は上の方が新しいです。下から順に目を通されることをおすすめします。

最近の記事

「アマチュア無線ってどんなもの?」QRコード

X (Twitter) でそれなりに反響のあったツイートを記事に起こしました。 「何してんスか?」 公園でPOTA運用していると、いろいろな人から声を掛けられます。特に土日、この季節は昆虫採集や親子向けイベントなどで公園に来ている親子連れから「何してんスか?」と話し掛けられることがあります。 当然ですが、そういう場合は「アマチュア無線っス」と答えます。相手が中高年の方であれば「私も昔やってました」「2mに出てました」「何ていいましたっけ、あのカード」と盛り上がることが結

    • POTAアクティベータ運用 6回目 (JP-1547)

      前回は三脚に立てていたアンテナを風で倒してしまい、KX3のコネクタが少し曲がるというアクシデントが発生してしまいました。今回は早起きして、自宅から明石公園とは反対側にある三木市の公園でアクティベータ運用してきました。 準備土曜の予報は晴れだけど仕事、日月は休みだけど雨の予報、ということで、土曜の仕事の前にちゃっちゃかとPOTA運用することにしました。場所は近所で未アクティベートの三木山森林公園と三木総合防災公園が候補でしたが、QSO数の少ないJP-1547 三木山森林公園で

      • POTAアクティベータ運用 5回目 (JP-2090, JP-1548)

        前回はウチの近所にある二つの県立公園でPOTA運用しましたが、今回は但馬まで足を伸ばしてJP-2090 円山川公苑とJP-1548 コウノトリの郷公園で運用してきました。 準備KX3投入 Elecraft本社からKX3が返送されてきましたので、さっそく本番投入です。変更申請中ですので、出力はKX2と同じく5Wのままですが。 事前にKX3本体の設定を行い、合わせてRUMlogNGのSettingのTX2タブにKX3の接続情報を追加しました。いずれもKX2と同じ内容で問題あ

        • POTAアクティベータ運用 4回目 (JP-1542, JP-1991)

          前日のJP-2091 国見の森公園に引き続き、今日は近所のJP-1542 明石公園とJP-1991 舞子公園でPOTAアクティベータ運用してきました。 準備これで4回目の移動運用となります。少しずつノウハウが溜まってきたのではないかと思っているところです。 AlexLoopアンテナ 小改造 荷物をパッキングする際に、AlexLoopアンテナが文字通りお荷物になっていました。分解してコンパクトになる点は素晴らしいのですが、凹凸が大きくて納まりが悪いのです。ループを支えるポ

        「アマチュア無線ってどんなもの?」QRコード

        マガジン

        • POTA運用の記録
          7本
        • FT8移動運用時にGPS信号で精度よくMacを時刻合わせする
          7本

        記事

          POTAアクティベータ運用 3回目 (JP-2091)

          前回・前々回と淡路島でPOTA運用しましたが、3回目となるPOTAアクティベータ運用は、JP-2091 兵庫県立国見の森公園で行いました。 準備今回は特にこれといった特別な準備はなく、必要最小限となるものを用意しました。 リグ Elecraft KX2 アンテナ AlexLoopのみ ノートPC, DigiRig Mobile USB冷却ファン、ポータブルバッテリー アンテナをAlexLoopのみと割り切ったため、同軸ケーブルもラジアル類も不要になり、前回より荷物

          POTAアクティベータ運用 3回目 (JP-2091)

          POTAアクティベータ運用 2回目 (JP-1999, JP-2000)

          先週はJP-1996 石の寝屋緑地をアクティベートしました。今回は初回運用時にアクティベートできなかったJP-1999 灘山緑地とJP-2000 あわじ花さじきをアクティベートすべく、移動運用してきました。 準備前回の初めての移動運用は準備が足りていない部分が多く、その反省から今回はもう少し念入りに準備を行いました。 服装 前回の初日はバイクウェアの機能性アンダーの上からパーカー、二日目はワイシャツにジーンズという普段着で、特に二日目は移動のためにハイキングコースを移動

          POTAアクティベータ運用 2回目 (JP-1999, JP-2000)

          Begali 70th Anniversary key #030

          10年に一度のことですから、と自分で自分に言い訳をし、物欲に負けて購入しちゃいました。シリアル #030 / 424が届きました。

          Begali 70th Anniversary key #030

          WindowsでもPiZero2Wで高精度に時刻合わせ

          ここまで、PiZero2W上にGPSのPPS信号で高精度なNTPサーバを立て、MacからOTG接続して時刻合わせする記事を公開してきましたが、Windowsでも同様に時刻合わせできないものでしょうか? 答えは「できます」。 PiZero2Wの設定についてはMac向けの記事をご参照下さい。 WindowsでOTG接続MacOSと同様のサービスを利用するには、下記の設定を行えばOKです。 WindowsにBonjourサービスをインストール OTGドライバをインストール

          WindowsでもPiZero2Wで高精度に時刻合わせ

          OTG接続用にPiZero2Wをセットアップする その2 (Overlay FS)

          元の記事が長くなってしまったので、Overlay File Systemの設定については別記事に切り出しました。 ここまでの設定では、PiZero2Wの電源を切る際に毎回shutdownコマンドを実行してきました。しかし、実際の運用時にSSHでshutdownコマンドを毎回実行するのは手間です。可能であればいきなりUSBケーブルを引っこ抜いてしまいたいですよね? RasPiならできます。Overlay File Systemという仕組みが提供されています。 Overla

          OTG接続用にPiZero2Wをセットアップする その2 (Overlay FS)

          PiZero2W+PPSでMacOSを高精度に時刻合わせする その5

          その4の記事までで基本的な設定は完了しています。このまま運用しても問題ありませんが、無理なく楽して実運用するためにもう一工夫しましょう。 実際の運用を想定する日常ユースではGPSでの時刻合わせが必要になるケースはほとんどないと思いますので、普段はPiZero2Wを外し、FT8運用時のみPiZero2Wを接続することになると思います。 chronyを再起動する この抜き差しでchronydが自動的に時刻ソースを再選択してくれればいいのですが、動作を眺めている限りではあまり

          PiZero2W+PPSでMacOSを高精度に時刻合わせする その5

          PiZero2W+PPSでMacOSを高精度に時刻合わせする その4

          その3の続き、いよいよクライマックスです。最後にMac側に時刻合わせの環境を整え、PiZero2Wを接続して時刻合わせを行います。 MacにchronyをインストールするPiZero2Wにもchronyをインストールしましたが、あちらはNTPサーバ、こちらはNTPクライアントとして動作させます。 HomeBrew Mac用のパッケージ管理ツールであるHomeBrewを使ってchronyをインストールします。まずはHomeBrewをインストールします。 % /bin/b

          PiZero2W+PPSでMacOSを高精度に時刻合わせする その4

          PiZero2W+PPSでMacOSを高精度に時刻合わせする その3

          その2の続きです。ここまでで、PiZero2WとMacをOTG接続できるようになり、GPSレシーバの準備もできました。ここでは、PiZero2WにGPSレシーバを接続し、高精度なNTPサーバとして仕立てます。 PiZero2WをセットアップするまずはPiZero2Wの電源が落ちていることを確認してから、microSDを取り出し、MacあるいはWindowsにマウントしてbootfsドライブを開きます。 以下、Macのターミナルでの作業時のプロンプトは % 、PiZero2

          PiZero2W+PPSでMacOSを高精度に時刻合わせする その3

          PiZero2W+PPSでMacOSを高精度に時刻合わせする その2

          その1の続きです。ここまでで、PiZero2WとMacをOTG接続できるようになりました。ここでは、今回利用するGPSレシーバの準備を行います。 GPSレシーバを準備する今回は秋月電子でPPS出力に対応したGPSレシーバを購入しました。 リード線が剥き出しになっていますので、RasPiのピンヘッダに接続できるよう、コンタクトとハウジングも購入します。 リード線を加工 まずはGPSレシーバのケーブルの先端から出ている各リード線が短いので、黒い被覆を5cmほどカットします

          PiZero2W+PPSでMacOSを高精度に時刻合わせする その2

          PiZero2W+PPSでMacOSを高精度に時刻合わせする その1

          先に作成した記事では、MacOSにGPSレシーバをUSB接続し、GPS信号から時刻を取り出して時刻合わせを行いました。しかしFT8で送信を行うとGPSレシーバが停止するという問題が見つかり、検証を進められないために現時点ではこの方法はおすすめしていません。 そこで、代替案を検討しました。Macが自前でGPS信号を処理する代わりに、Raspberry Pi (以下、RasPi) にGSP信号を処理するNTPサーバを立て、MacからこのRasPiを参照すればよさそうです。 こ

          PiZero2W+PPSでMacOSを高精度に時刻合わせする その1

          OTG接続用にPiZero2Wをセットアップする その1 (インストール)

          以下の元記事が長くなってしまったので、PiZero2Wのセットアップについては別の記事に記事を切り出しました。 重要なポイント Raspberry Pi OS (以下、RasPiOS) がBullseyeベースからBookwormベースに更新され、最新版では従来の設定ではOTG接続できないようです。この調査に時間を掛けるのは本末転倒なので、主題であるOTG接続の実現を優先し、ここではBullseyeベースのRasPiOSを導入します。 後述しますが、ImagerのOS選

          OTG接続用にPiZero2Wをセットアップする その1 (インストール)

          FT8運用のためにElecraft KX2を設定する

          Elecraft KX2はFT8やPSK31等のデータ通信に対応していますが、当然のことながら効率よく運用するためには正しく設定することが必須です。とは言え、無手勝流では無理がありますので、先人の知恵を借りましょう。 こちらのサイトではKX2設定動画なども公開されているようです。 はじめにこの記事では設定項目と設定値が列挙されていますが、具体的にどこをどう操作すればよいのか分かりません。そういう時こそマニュアルの出番です。 クイックリファレンス オーナーズマニュアル

          FT8運用のためにElecraft KX2を設定する