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かんぽさん打ち明け話④〜飛び込み営業編〜

ーかんぽさん打ち明け話前回までは

らんぽくん「カタログ飛び込みに外へ出ました!それはいいけどなかなかいい家が見つからんばい…」
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時刻は15:00
らんぽ「13時過ぎから外出てるのに一軒もチャイム鳴らしてなくてワロタww…ワロタ…」
らんぽ「セールスお断りってなんだよ!セールス歓迎って貼ってる人もいるんか?!」

らんぽ「ヤバい…1軒も飛び込まなかったことが部長にバレたらやばい…つーかバレるのか?お礼の電話するとか言われたらヤバいか…?一軒だけアリバイでチャイム鳴らすか…クソっ…」

トボトボ歩いてるとピンと来る家が…

らんぽ「お!この家新しくもなく古くもなくええ感じやん!チャイム押したろ!…いやちょっと心の準備が…」

〜10分経過〜

らんぽ「…いくか」

インターフォンポチー(ちンポ〜ん)

らんぽ(頼む…出るな…誰も出ないでくれ!)

インターフォン越しの女性「はい?」

らんぽ(!?…ヤベー出た!なんか喋らなきゃ!)
らんぽ「ぼ…ぼ…ぽっくんは日本郵便株式会社の金融コンサルティング部所属のらんぽって言います!」
インターフォンの女性「…」
らんぽ「き…今日はぽっくんがこの地区担当になったのであ…挨拶に来ました…」
インターフォンの女性「………ちょっと待っててください…」

女性玄関から出てくる

らんぽ「あ…あっ…わたくし日本郵便株式会社の雲光郵便局のらんぽっていいます。よろしくお願いします…」

名刺を差し出す

なにかピンとこない表情で名刺を手に取る女性
女性「…はぁ」

らんぽ「それでは。失礼します!」

まるで何かの勝負に勝ったかのように堂々と立ち去るらんぽくん

らんぽ「…ま、ま、こんなもんっしょ(汗)」

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何を売ったわけでも何を得たわけでもない

ただ人と話すことでこれだけ達成感を得たのは生まれてはじめてのことだった


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