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忘れられない言葉たち

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強く共感したもの。心を突き動かされたもの。また読みたいとふいに思い出す素敵なnoteを入れさせてもらいました。やわらかな言葉に、切なさに、激しさに、もう一度スキを。
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2020年7月の記事一覧

愛はうたかたの夢

「妊娠したの」 ガツン、と頭を殴られた気がした。 一発KO。 ワニワニパニックのワニより、脳…

放っておかれるのは、放っといてって顔しているから(週報_2020_07_21)

つい先日、一人で遊園地に行った。 バカ真面目に自粛生活を送った際、昼夜逆転の不摂生が祟っ…

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罪と罰

先日、友人が言った。 「ロボットになりたい。そうしたら、要らない記憶を全部消去できる」 …

碧月はる
4年前
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離しても離しても繋がるものと、二度と出会えない手のひら。

からからに乾いた田んぼに水が張られ、青々とした苗が植え付けられる。その苗がぐんぐんと育ち…

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碧月はる
4年前
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封印したドリカムを聴く、年に1度の夜

年に1度だけ、ヘッドホンをつけてドリカムを聴く夜がある。それが、きのう。7月7日、ドリカム…

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傷つきっぱなしで生きたりしない

30代の終わり頃、仕事関係の集まりがあった。懇親会で妙に馴れ馴れしい男性がおり、年齢を聞か…

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娘を手放した日

「子供がほしい」 「何人ほしい」 「男の子がいい」 「女の子がいい」 昔からどれにも頷くことがなかった。 子供をもつということに対して、私には一切の願望も欲求も無かった。想像の中で私は独身だったし、既婚だったし、夫婦二人だったし、子持ちだった。どんな自分にもなれたし、どの自分でも良かった。一つのカタチに願望が強く傾くことが無かった。それが自然だったし心地よかった。 ――― 旅先のインドネシアで現在の夫に出会い、4日で結婚を決めた。事故に巻き込まれるように唐突な出会いだっ