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仮想通貨で億り人への道 AIで自動売買【連載】第7回 「Pythonで自動売買プログラムを作成する (ストラテジー作成編パート1)」

前回は、「Pythonで自動売買プログラムを作成する(基本編)」でした。

連載第7回は、「Pythonで自動売買プログラムを作成する (ストラテジー作成編パート1)」です。

連載記事は以下の内容を予定しております。

1. 仮想通貨(暗号資産)には何がある?  ・・・・・・・第1回
2. 暗号資産交換業者の選定  ・・・・・・・・・・・・・第2回
3. 口座開設  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第3回
4. デモトレードが出来ないので実際にトレードしてみる ・第4回
5. 自動売買するために必要なAPIの概要とAPIキーの取得 ・第5回
6. Pythonで自動売買プログラムを作成する(基本編) ・・第6回
7. Pythonで自動売買プログラムを作成する(ストラテジー作成編
パート1)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今回
8. Pythonで自動売買プログラムを作成する(ストラテジー作成編
パート2)
9. ストラテジーのバックテスト
10. 自動売買プログラムにAI(機械学習)を導入する
11. VPSサーバーで自動売買プログラムを運用する


第7回 Pythonで自動売買プログラムを作成する(ストラテジー作成編パート1)

ビットコインは、2021年4月14日に700万円超えの最高値を付けましたが、テスラ社イーロン・マスクの発言により5月中旬には50%まで下落してしまいました。しかし、7月下旬から順調に価格は回復し、8月24日現在は540万円前後で推移しております。

BTCJPYチャート20210823

ビットコインが上昇トレンドに入りましたので、前回の記事「Pythonで自動売買プログラムを作成する(基本編)」から長らく間が空いてしまいましたが、続きの記事を投稿いたします。

Pythonでプログラムを作成するための基本的な内容については、前回の記事をお読みください。

7.1 設計と開発
まず、ストラテジーのロジックを考える上で必要だと思ったのが、チャートの表示、テクニカル指標や売買サインのビジュアライズでした。

Pythonでグラフを描画するには、Matplotlibライブラリのpyplotモジュールを使います。また、GUI画面を表示させるためには、Tkinterパッケージが必要になります。

移動平均線、ボリンジャーバンド、MACDなどのテクニカル指標の計算をさせるには、前回の記事に掲載したTA-Libライブラリを使います。

そして、これが時間をかけてPythonで作成したツールです。
※クリックすると大きい画像を見ることができます

画像2

1つの画面に5つのフレームが表示されます。
フレーム1: チャートと2本の移動平均線、売買サイン
フレーム2: 出来高
フレーム3: 移動平均線大循環分析
フレーム4: MACD
フレーム5: RSI 

Pythonでのプログラミングを習得すれば、テクニカル分析が出来るグラフィカルなツールを自作できてしまうのです!!

ソースコード


7.2 自作で自動売買プログラム(BOT)を作る理由
チャートを表示させ、テクニカル分析を行うだけなら、リソースが豊富でメジャーなツールであるMT4TradingViewを使えばよいでしょう。
しかし、これらのツールはFXの自動売買には対応していますが、仮想通貨の自動売買には対応していないのです。MT4とTradingViewは仮想通貨業者(国内)の口座に対応していないのが要因です。(BITPointはMT4に対応しているようですが、2019年にハッキングされていますので要注意です)
こういった理由から、仮想通貨の自動売買を行うためには、プログラムを自作する必要があるのです。


7.3 課題

・ストラテジーの熟考
・BOT化(自動売買)
・バックテストが出来るような作りにする

次回は、「Pythonで自動売買プログラムを作成する(ストラテジー作成編
パート2)」を予定しております。課題を解決しブラッシュアップしたいと思います。


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