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元自治体職員が自社のDX推進人材育成サービス「J Camp」を体験してみた!

皆さんこんにちは!
2023年11月にジョイゾーに入社した中嶋です。ジョイゾー入社前はというと、埼玉県鶴ヶ島市役所に勤務する自治体職員でした。そんな元自治体職員である私が、今回社内向けに開催された「J Camp」を実際に体験してきましたのでnoteを書いていこうと思います。

ジョイゾーのDX推進人材育成サービス「J Camp」。市役所に配布されたジチタイワークスの事例紹介記事を読んだときからとても気になっていました。

市役所の窓口業務を担当する職員としてDXを意識しながらkintoneによる業務改善を進めてきましたが、実際にはDXをしっかり学んだことがありませんでした。私に限ったことではありませんが、DXという言葉は知っていても、その中身まで理解できている現場の職員の方はそう多くはないと思います。また、日々の業務に追われ現場の職員がDXを学ぶ機会もほとんどない中、「自治体でもDXを進めるぞ〜!デジタル化するぞ〜!」とDXやデジタル化が手段ではなく目的とされているように感じ、思い悩むことも少なくなかったように記憶しています。

そんな思い悩んでいた日々のことを思い出しながら、今回の「J Camp」で新しい学びや経験ができたらいいなと思います!

まず「J Camp」とは?

「J Camp(ジェイキャンプ)」は、自治体や中小企業のDXを推進する伴走支援型教育サービスです。全4日間の講座で、DXや業務改善の考え方や、データベースの基礎知識、kintoneの開発手法などを学ぶことができます。

4日間の講座のうち、DAY1とDAY2は座学中心のインプット、DAY3とDAY4はロールプレイングで前半に学んだことをアウトプットしていきます。

詳しくはJ Campを紹介しているこちらのnoteをご覧ください。

DAY1・DAY2で「DX・業務改善」と「データベース」、「システム39」を学ぶ!

今回は、社内向け「J Camp」1日目ということで、DAY1とDAY2のカリキュラムを5時間にギュッと濃縮した内容の濃いものとなっています。それでは頑張っていきたいと思います!!

1.「DX・業務改善講座」
最初の「DX・業務改善講座」ではこんなことを学びました。

  • DXに寄与するデジタルについて

  • 「デジタイゼーション」と「デジタライゼーション」の違い

  • DXの基礎知識

  • DXを推進するために必要な3つの要素

  • 業務改善のために何をすればいいのか

特に「業務改善のために何をすればいいのか」については、自分の方法が正しいのか正しくないのか不安を抱きながら業務改善を行っていましたが、この講義で具体的な方法を学ぶことができ、今の自分であれば自信を持って業務改善を進められると実感することができました。
また、こちらの講座では、参加者がインプトットとアウトプットを繰り返す機会があり、自分の中だけ完結することなく、参加者全員の様々な視点を知ることができ、自分の視野が広がったように感じました。

この講座の中で最も印象に残ったのは、「IT化は『目的』ではなく『手段』である」という言葉です。IT化は手段、目的ではないことを改めて学ぶことができたと思います。

2.「データベース講座」
私自身、データベース(以下、DB。)という言葉は知っていましたが、今までDBを勉強する機会もなく、これは少し難しいかも…と少し緊張しつつ講義に臨みました。

実際の講義ですが、DBを知らない人でもより身近になるような分かりやすい内容と資料で講義が進み、講師が様々な事例をとてもわかりやすく解説してくれるため、DBを使用する理由やその役割、DBの機能などがすんなり自分の中に入ってきました。
※普段はとても面白い講師ですが、この時ばかりはとてもカッコいい姿で尊敬の念が堪えませんでした!

特に、「kintoneを前提としたDBの特徴」に焦点を当てた内容については、ルックアップや関連レコード一覧、テーブル機能などの機能とDBでの考え方を比較しながらの解説は、kintoneでアプリを作成する際に非常に役立つものでした。

3.「3つの要素と6つのポイントで業務改善」
アイスブレイクでは、「ご飯の炊き方」を例に「背景」「目的」「手段」を学ぶ内容となっていて、最初は「なんでご飯?炊き方?」と思いました。しかし、普段何気なく炊いているご飯ですが、「ご飯の炊き方」ひとつ取っても、参加者それぞれの炊き方があり、「それぞれのやり方を理解すること」が業務改善を進める上でも重要で必要なものだと実感しました。

そして、この講義は、「DX・業務改善講座」で学んだ「DX推進の専任者が持つべき3つのポイント」を深掘りした内容となっています。
この3つのポイントとは、ズバリ「1.顧客目線」「2.熱量」「3.失敗を恐れない」です!
これらを更に18のポイントに細分化し、「最近の自分の活動を振り返り、実践できていたポイント」を参加者同士で共有し、ディスカッションしていきました。

自分自身を振り返ってどうだったろう、これからどうしていきたいのだろうと自分自身を見つめ直すことができ、言語化することで自分自身イメージをはっきり持てるように思います。

熱量についての書き込み

また、参加者全員の「顧客目線」「熱量」「失敗を恐れない」も共有されているので、私にはない意見や決意表明を知ることができとても励みになりました。

ちなみに、この18のポイントは、ジョイゾーが提供している対面開発サービス「システム39」の中で、ジョイゾー社員が日頃からお客様との対話で活用しているポイントをピックアップしたものとなっているそうです。

DAY3・DAY4で「対面開発」を経験し学ぶ!

社内向け「J Camp」2日目もDAY3とDAY4のカリキュラムを1日に濃縮した濃い内容となっています。それでは今回も頑張っていきたいと思います!

対面開発「システム39」を模擬体験。
実は、自治体職員の退職直前に、対面開発に似た経験をしたことがあります。そのため、今回の「J Camp」でのロールプレイングにはとても楽しみにしていました。

「J Camp」でのロールプレイングの進め方は、参加者は4人1チームとなり、業務担当役、システム担当役(ヒアリング担当、アプリ担当)、観察役の3つに分かれて行います。

新鮮だったのは、このロールプレイングでは「システム担当役」だけでなく、「業務担当役」を担当することです。
業務担当役は、システム担当役へ業務の説明や困り事などを伝える役割を果たしますが、これが十分に行われなければ、自分の望むアプリが完成しないということを痛感しました。
伝える側とヒアリングする側の両方の役割を経験することで、業務担当者とシステム担当者が一緒になってより良いアプリを開発する理由や意味を理解することができました。

毎回ロールプレイング終了後には、それぞれの担当した参加者からのフィードバックを受け、さらに講師からのフィードバックも受けながらロールプレイングを繰り返します。

最初のロールプレイングではどうだったか
・システム担当役(ヒアリング担当)
 少しのヒアリングで顧客の業務の悩みや課題を決めつけてしまい、顧客がどうなりたいかなどを引き出すことができなかった
・システム担当役(サブ担当)
 ヒアリング内容の理解に迷いが生じてしまったため、スムーズにアプリの作成ができなかった
・顧客役
 システム担当に作りたいシステムをそのまま伝えてしまっているので、課題をヒアリングしながらアプリを作成する対面開発にならなかった

全8回のロールプレイングを終える頃には
・システム担当役(ヒアリング担当)
 業務全体を聞き出すことを忘れてしまったり課題はあるものの、業務課題や困り事などを聞き出せるようになった
・システム担当役(サブ担当)
 理解ができない時は、その場で顧客に確認したり、システム担当役(ヒアリング担当)に助言などのサポートができるようになった
・顧客役
 素直に業務の課題や困りごと、業務をどう改善したいのかを伝えられるようになった

このように回数を重ねる毎に、ヒアリングのスキルやサポートのスキル、顧客の業務課題をイメージすることなど、徐々にスキルアップしていく自分を実感すことができました。
また、自分の成長もですが、同じチームの参加者の成長も眼の前で感じることができ、自分の業務改善へのモチベーションがどんどん高まっていくことを感じました。

終わりに

入社後、楽しみにしていた社内向け「J Camp」でしたが、自治体職員時代にDXや業務改善で感じた「モヤモヤッ」とした気持ちは晴れやかとなり、ロールプレイングでは様々な立場を経験し、この2日間でDXやデジタル化を進める上での多くのことを得ることができました。
今回の社内向け「J Camp」で得たものを、自らの業務に活かしていきたいと思います。

第1回目の社内J Campのnoteもありますので、気になる方はこちらもご覧ください。

詳しい講座内容が気になる方は、「J Camp」を一度体験してみませんか。


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