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女医の相談相手

最近、偶然私のnoteを見つけた後輩が連絡してきてくれた。
すごく嬉しい!

これからどういう風に女医として働いていけばいいか悩み、色々調べているうちに私のnoteに辿りついたらしい。

その子の悩みに私は首がもげるほどうなづいた。

一つの問題は『女医の上司』だ。
性別が同じだからといって、悩みを理解してくれる訳ではない。みんな意見は違う。

私の持論では、上司は女医の方がムズカシイ。

ひと昔前と違い、セクハラやマタハラという言葉が有名になり、何か問題があった場合、どこかに飛ばされたり、クビになったりするニュースを時々聞く。そうすると、男性医師は気をつけるようになったと思う。
一方、女性医師は性別が一緒なだけにあまり気にしない傾向にある。

でも子供のいない女性医師は子供のいる女性医師の気持ち・状況はわからないため、一応気をつかう(←過去の自分もそうだった)。

一番厄介なのは理解のない、子供がいる女性医師の上司だ。

『私もそうだったけど、私はなんとかしたわよ』的発想になり、結構プッシュしてくるのである。

ひとくちに妊娠・出産・子育てといっても色んな状況がある。
理解してもらえない、とひとたび感じると言い出すのも勇気がいる。

・まず妊娠できるかどうか 不妊の場合は検査、治療により勤務を休まないといけない。デリケートな問題を話せるか。

・妊娠初期のつわりの重さ これは人それぞれである。その時になってみないとわからない。上司がつわりが軽かった場合、もうちょっと頑張りなさい、と言われるかもしれない。

・産休を予定日の6週前からとるか、それともギリギリまで働くか
安定期も要注意!無理すると切迫早産に。私は臨月は結構しんどかった。

・育休 最長1年間とるか、それとも早めに復帰するか
今までバリバリ働いてきたのに、家でずっと赤ちゃんと2人。これが結構ツラーい!これは保育園の兼ね合いもあるため、希望通りにいかない場合も多い。

・時短で働くか、フルタイムで働くか
本人の価値観+パートナーや両親のサポートが得られるかで振れ幅は大きい。これについてはまた書こうと思う。

・子供が何歳になるまで仕事をセーブするか
私も感じるが、「手が離れるっていつ?」
はたまた逆に小一の壁でフルからパートになったりすることも。

またこれらに食い込んでくるのが
専門医試験や大学院および博士号取得のタイミングだ。

これらに正解はない。
自分で考えて、自分で決める。
そして自分の意見は変わる。変わってもいい。


でも長い間私が感じていた問題は
こういう風になりたいな、とか、ちょっと相談してみようかな、と思う女医さんが周りにいなかった、ということだった。

そう、だから私はこのnoteを始めたのだ。

もちろん私は自分に女医の働き方改革ができるとは思っていない。
しかも今もアメリカにいて、自宅で遠隔読影をしているだけで、大学病院に戻っていない。
でも働いてきたし、今子育てもしている。
みんなのロールモデルには慣れないけど、メンターにはなれるかもしれない。

もし1人で悩んでいたら、気軽に相談してね。


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