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【詩】裸の心

君の輪郭を見るたび

世界は閉ざされたり

広がったりすることで

不思議な気持ちになる

ため息は夜の闇に潜んだ

無意識に煙草の火をつけようとするけれど

煙草の煙を吸い込んだら

君は咳き込んでしまうだろうから

僕はただ 夜空を見上げているしかない

星がひとつ流れて 君の瞳も流れる

この世界の片隅で 僕は君とふたりきりだ

月のない夜に 心だけが寄り添う

その瞬間だけは 君と同じものを見ていられる気がする

言葉はいらない

想いだけでいい

ただそれだけでいい

君がいるなら

僕の世界は暗闇ではない



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