岡本みすず

はるばる

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最近の記事

頭でっかち

頭でっかちというか私の頭がでかいんですけども。

    • アヴァンチュールイズデッド

      アヴァンチュールはフランス語で冒険の意。 そこから転じて日本語では男女の危険な恋愛を指す言葉になったらしい。春、卒業して新しい生活にも慣れ、夏、少し浮世立ちした男女が互いに引かれ恋に落ちる、スリルを求めて。わけもなく新しい世界に飛び込ませようとする謎の勢力が私や彼女や彼らの背中を押すのだ。ホラー映画が未だに作り続けられるように、人はスリルには抗えない。人間の好奇心は常に暗い夜道の向こう側を見ようとする。見知ったコンクリートより知らない畦道の土を踏んでみたくなる。勇気を出してあ

      • バイク・ガールアットナイト

        肩までかかる長い髪をまとめ、古いバイクに特有のヴヴというアイドリング音が駅に鳴り響く。随分と長い道のりを走ってきたような、またさっき出てきたかのような気分。ロータリーに進入するために信号を待っていると赤色のサインがフルフェイスのヘルメットに乱反射した。暗い道を走ってきたためか眼が急な明るさに慣れておらず思わずその眩しさに眼をそらす。その後ろ。そんな彼女を見つめながらそのたった一人の稀有な人生に思いを馳せてみたい。

        • 焦燥アティチュード

          新宿駅近くの空きテナントを喫煙所変わりにして深夜2時。タール14の煙を吐きながら道行く人の足音に耳を澄ます、そんな金髪の女の子が私と同じ孤独を感じていてほしい。忙しなく動く人の流れそこには生活リズムの変則、緩急。都会の星は残業の生み出す明かりで消灯済み。昔の思い出は将来の不安との葛藤からの避難所。インパクトのない毎日はその役立たたずの一部に成り果てる。そんな哲学的な、それでいて最もこの世で考えても無駄なことにため息をついて、実に単純な結論「明日も頑張る」にたどり着いた彼女の背

        頭でっかち

          アイ・スウェア・ロマンチスト

          駅でよく見かける路上ミュージシャン、その人が歌う曲は荒っぽいようでどこか冷たかった。荒々しく揺れる船の中で向こう側に月を見たような。まあロマンを感じた。バイト終わり私が振り返ってマスターに歌の感想を尋ねると「うるさいだけ」と返された。 いつから私は星が綺麗と言うのも友人に謝辞を述べるのも恥ずかしいと思うようになったのだろう。自分の気持ちを伝えた時にそれを受け取って貰えないことを恐れ出したのはいつからだろうか。もし受け入れられないことがあっても良い。誰かにとってのがらくたが私に

          アイ・スウェア・ロマンチスト

          夜は考え事が捗りますね。朝がくるまでの人間に与えられた執行猶予その名も夜。

          次回映画用原作イメージ

          次回制作予定の映画イメージ文。 本日はこれで。 ジミー・ヘンドリクス、ジャニス・ジョップリン、カートコバーン。偉大な功績を残したミュージシャンは27歳でこの世を去る。 僕も伝説になるはすだった。 高校を卒業してからすぐに新宿駅近くのライブハウスを拠点にしてバンド活動を始めた。ステージに立つメンバーと少ないけど自分の音楽に耳を傾けてくれるファンの面々。活動を支えてくれる友達。スカスカのフロアとは対称的に僕の心は満たされていた。 夢があった。27歳までにシーンの波を大きく変え

          次回映画用原作イメージ

          ふと

          今日学校でふと見たポスターに stay foolish, stay hungry て書いてたんだけど これの和訳が思いは実現するだったらかっこよくね?ふと思った。 こういう自分の気付きってメモしとかないと普段忘れるよね。覚えてこう日常の一ページ。 人生ながいぞ~!

          妄想

          いやぁ彼女ずっとおらへんとね、妄想だけがどんどん膨らむんすよ。それもかなり純愛性の高い妄想。綺麗な景色の見える道ですれ違った人にあ、もしかしたら話しかけられるかもとか。やだねぇモテない人種は。でもこの純な心がなくなったら私はどうして次の恋にいけようか? エンジンなんだよ。私にとっての純は! AM0:09

          スペアヒューマン

          最近こうしなきゃって分かってるのに自分を全然直せないことがあるんだな。より詳しく今の状態について考えるためにネットを使うけど解決方法はそこにはない。そりゃ人が多ければ多いほど色んなデータをまとめてパターン化すればこの人にはこういう傾向があるな、とは分かる。でもあくまでも個人に即した答えはない。例えば人から優しいと言われる性格の人間二人がいるとする。今この二人は怒られて落ち込んでいる。片方は「くやしい!次は頑張ろう!」と考えているが「もう片方はやっぱダメだ俺なんて」と考える。実

          スペアヒューマン

          産声は奇跡に一番近い音をしている。

          始めに、、、 私、就活用にポートフォリオの制作を始めました。今までもポスター制作を始め学祭とかで記事を作成してました。それらをまとめて簡単な作品にしちゃおうという魂胆でございます。その作業を今日してたわけですけど、授業の一貫で一度作った赤ちゃんのポスターが作業中目に入りました。今日はその話。 生まれたことは奇跡に近い 最近、反出生主義についてという見出しをyoutubeのサムネイルに見つけた。その文字のあまりの破壊力に視聴せざるを得なかった。内容を見てみると「そもそも産ま

          産声は奇跡に一番近い音をしている。

          小さな走馬灯

          たまぁにね、誰かとすれ違ったときとか懐かしい匂いするでしょ?または住宅街を歩くとき、予定時刻を過ぎた日の夜とか。匂いは思い出の引き出しを開けてくる。しかも無理矢理。恋愛だったら香水とか、親子だったら煙草とか、塩素の匂いは水泳の授業の引き出しが空く。日常のセンチメンタルには匂いがかなり影響してると思う。思い出したくないようなことから、小さな頃のばあちゃんの化粧パフまで。過去に想いを馳せじんわり浸ってる時間はさほどなく匂いが消えるとすぐに現実に引き戻される。でも何かそれが心地良か

          小さな走馬灯

          どこへでも行けそう

          「皆とならどこへでも行けそうな気がする」 仲の良い友人達との旅先で雑談の合間にそう呟いた子がいた。 どこへでもは何一つ具体性がない曖昧なものだけど、その時は漠然とした未来に希望を抱かせる素敵な表現に思えた。友人としてそんな風に思われているのが嬉しかった。 現在その友人に送ったメッセージは未読状態。 どこへでも行けそう計画は2ヶ月半ばで頓挫した。 仲が良いとか気が合うとかやっぱりどこか不安定で結局個人の期待に支えられている。言葉もその人の抱えるもの以上の責任を持てない(多分)

          どこへでも行けそう

          やるじぇ。

          人生始めてのノート。 私が物書きに憧れると友人に話すと、このアプリを勧められた。日記変わりで始めてみようと一度ここへの推敲を試みたものの、やはり多くの人に見てもらえる媒体に自分の生活状態や1日の感想をまとめただけの記録を載せるのは多少物足りないと感じた。かといって誰かのためになるユースフルな情報を提供していけるビジネスライクな投稿も極端な気はする。何も方向性は固まってないため、文字の羅列のみでつまらない文にならないようにだけ気を付けて1日1投稿を頑張っていきたい。明日からね