じいじ 保育士を目指す! ありのままに
保育史を学ぶと
「生活を 生活で 生活へ」という言葉は避けて通れない言葉だ。近代幼児教育の父と呼ばれる倉橋惣三の言葉。子供の生きる力を、生活を通して子供自身の中から育んでいくという保育思想を表している。
筆記試験では、倉橋惣三や野口幽香(試験対策だと幽の漢字の印象で覚える)という人名がほぼ出てくるので名前だけ、あるいは、何をした人物かを試験対策で知る訳で、私も試験を受けるまでは聞いた事も無かった人達だ。
一般の人達には、馴染みが無いのは無理もない。もしかするとフレーベルやモンテッソーリの名前の方が一般的かもしれない。そういう教育を実践する事を謳う保育園や幼稚園があるからだ。
倉橋惣三は、戦前から戦後も幼児教育に関して学会をリードした人物だ。戦後、日本保育学会を設立している。
先に書いた言葉が、保育の根幹が、子供達自身の力を子供達が生活(遊び)の中で獲得して自ら育てそういう環境と場(機会や状況)を整える役目が保育者の役割だという考え方だ。
ある意味、森の保育園や幼稚園が、森の中で遊び活動することで育む日々の実践が森という場と個々の相互作用を通して(結果として、いや必然として)保育を行うのと親和性が高いのではないだろうか。
生活の場が、子供達の外の世界(客観的世界)との関係とその発見をどう結びつけるのか?半径5mの世界感とは対峙した“私“の外への関心をどう結びつけるのか?そういう方向性も保育にとっては大切だと私は思う。だから、幼児教育に於いては、ありのままに生きる事の中にも(教育)という行為がある事は重要だと思う。
さて、今日はこの辺で。
倉橋惣三
野口幽香
フレーベル
モンテッソーリ
日本保育学会
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