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じいじ 保育士を目指す! ありのままに

保育史を学ぶと

 「生活を 生活で 生活へ」という言葉は避けて通れない言葉だ。近代幼児教育の父と呼ばれる倉橋惣三の言葉。子供の生きる力を、生活を通して子供自身の中から育んでいくという保育思想を表している。

 筆記試験では、倉橋惣三や野口幽香(試験対策だと幽の漢字の印象で覚える)という人名がほぼ出てくるので名前だけ、あるいは、何をした人物かを試験対策で知る訳で、私も試験を受けるまでは聞いた事も無かった人達だ。

 一般の人達には、馴染みが無いのは無理もない。もしかするとフレーベルモンテッソーリの名前の方が一般的かもしれない。そういう教育を実践する事を謳う保育園や幼稚園があるからだ。

 倉橋惣三は、戦前から戦後も幼児教育に関して学会をリードした人物だ。戦後、日本保育学会を設立している。

 先に書いた言葉が、保育の根幹が、子供達自身の力を子供達が生活(遊び)の中で獲得して自ら育てそういう環境と場(機会や状況)を整える役目が保育者の役割だという考え方だ。

 ある意味、森の保育園や幼稚園が、森の中で遊び活動することで育む日々の実践が森という場と個々の相互作用を通して(結果として、いや必然として)保育を行うのと親和性が高いのではないだろうか。

 生活の場が、子供達の外の世界(客観的世界)との関係とその発見をどう結びつけるのか?半径5mの世界感とは対峙した““の外への関心をどう結びつけるのか?そういう方向性も保育にとっては大切だと私は思う。だから、幼児教育に於いては、ありのままに生きる事の中にも(教育)という行為がある事は重要だと思う。

さて、今日はこの辺で。


倉橋惣三

倉橋 惣三(くらはし そうぞう、1882年明治15年)12月28日 - 1955年昭和30年)4月21日)は、大正時代から昭和時代にかけての日本教育者

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野口幽香

野口 幽香(のぐち ゆか、慶応2年2月1日1866年3月17日) - 昭和25年(1950年1月27日、女性)は、日本の幼児教育者、社会事業家。本名は野口 ゆか

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フレーベル

フリードリヒ・ヴィルヘルム・アウグスト・フレーベル(Friedrich Wilhelm August Fröbel, 1782年4月21日 - 1852年6月21日)は、ドイツ教育者幼児教育の祖。ヨハン・ハインリヒ・ペスタロッチに啓発され、寄宿制の学校を運営した後、幼稚園(Kindergarten)を創始した。主著「人間の教育」に記した、幼児(人間)の中に宿る神性をどのようにして伸長していけるか、ということに腐心し、子供たちのための教育に一生を捧げた。

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モンテッソーリ

マリア・モンテッソーリ: Maria Montessori、1870年8月31日- 1952年5月6日)は、イタリア医学博士幼児教育者科学者フェミニストモンテッソーリ教育法の開発者として知られる。

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日本保育学会

日本保育学会は、乳幼児の健やかな成長のために、保育の実践者と研究者が協力する場です。
 会員は約6,000人で、教育学・心理学・福祉学の分野の学会の中では会員数の多い学会です。会員は、大学・短期大学などで保育学、乳幼児心理学、保育内容など保育・乳幼児について教授研究している人、幼稚園・保育所などで乳幼児の保育を実践している人が多く、そのほか、医師、教育相談所・児童相談所などで子育て相談に当たっている人など多様です。

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