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JO1に関していまいち納得がいっていないこと

個人的な感想であり、誰かを責める意図もありません。ただ納得がいっていないことがあり、想いを書き残す次第です。全肯定のファンの方には向かない内容かと思いますのでご承知いただけたら幸いです。

私は俗に言うJAMである。所詮DDだし、他の推しや仕事で忙しくて追いきれないからライト層であることは理解していて、偉そうな話はできない立場であることもわかっているつもりだ。ただデビュー当時から納得がいっていないことが一つだけある。

私はアイドルグループに関しては圧倒的に歌重視だ。ダンスが今ひとつでも歌が上手ければなんとか見るに堪えると感じるタイプである。逆にダンスがどんなにヤバくても歌がある程度伴っていないと見ていて辛いものがある。PRODUCE 101 JAPANシリーズを見ていても、仲宗根さんではないが、「お前!もっと本気出せるだろ!今65%しか出てない!120%だしたら歌もダンスももっとよくなるから!」とよく思う。あくまでも自分や親戚が芸能に携わっている私の感覚値である。

話を戻そう。

私が納得いかないのは、豆ちゃんこと、豆原一成くんの歌に関してである。

JO1がデビューしたての頃にラジオ「レコメン!」で無茶振りだったか罰ゲームだったかで小梅太夫のネタをやる流れになったことがある。ネタを振られた豆原くんは歌い出した。

チャンチャカチャンチャンチャチャンチャン♪

この子めちゃくちゃ歌上手くないか?!

衝撃が走った。

最初の「チャン♪」から正確に音を当てに行っているし、ニュアンスもつけている。PRODUCE 101 JAPANでは最初のレベル評価や密着取材でダンススキルの高さがピックアップされていたので、今ひとつ気付かなかった。EXCITEを披露したときは「ダンス上手いけど歌もしっかり歌えてるな…」とは思ったが、ここまでとは。

そもそも踊りながら100%の歌唱力を出せる人なんて三浦大知か安室奈美恵あたりとほんの一握りであって、サバイバルオーディションでダンスポジションに行く人の歌なんて彼ら/彼女らレベルでないと注目するのは難しい。

JO1は日本を拠点に活動しているし、マネージメントも吉本興業が手掛けるので忘れてしまいがちだが、あくまでも彼らの所属はLAPONE ENTERTAINMENTという韓国の企業側が大半を出資している会社である。彼らの音楽やMVは基本的に韓国で制作されたK-POPだ。歌い方や声質などを均一化することが好まれるK-POPでは彼や與那城くんのようなキャラクター性のある歌い方は韓国スタイルに強制されてしまい目立たない。

もちろんJAMの中には「日本人がK-POPをやるというからJAMになった」という人も少なくないので、このスタイルを崩すのが必ずしも正解とは思えない。一方でLAPONE ENTERTAINMENTチェ社長はWANDERING期だったかのインタビューで「制作を徐々に日本へ移行する」旨の発言をしていた記憶もあるが、あれから彼らの歌声がキャラクター立ってきたかと聞かれると、現在発売されている「EQUINOX」では少なくとも感じられない。「WANDERING」の「僕らの季節」で與那城くんの声質がうまく活きていたくらいだろうか。豆原くんのニュアンスある歌声は小梅太夫以来聞けていない。

LAPONE ENTERTAINMENTも「うちの豆原はダンスだ!」と構えずに、「Beyond The Dark」ツアーのユニットセクションのようなところでボーカルメンバーに放り込むくらいの気概を見せてみてはどうか。YouTubeで豆原くんのソロボーカル動画を出すくらいの賭けに出てもいいのではないか。いっそのこと小梅太夫のネタカバーでも良い。

私はただ、あの衝撃的だった豆ちゃんの歌をもう一度聴きたいのだ。

#音楽 #歌 #ポップス #ボーカル #JO1 #豆原一成 #JPOP #KPOP  

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