見出し画像

人格と人格の関係性のみが、自殺を防止する。誰かのために一生懸命になれる人たちこそ、真なるゲートキーパーである。

最近、一人の友達の命を救った一人の少女を見た。
そして、こう思った。
人の命なんてものは、誰かが本気にならないと救えない。
人の命は、それだけ重いもの、尊いもの、だと。

世の中には、自らの命を絶とうとする人たちがいる。
相談機関も多くある。
しかし、死にたいと思う人たちが増え続け、あまりにも相談が多く、
官民の相談機関もつながらないことが多いらしい。
またつながったところで、一時的な相談で、伴奏型支援や継続支援とはならない。
 そのために、本人に自由に関わることができる、ゲートキーパーという役割が注目を浴び出した。つまり、一般市民が悩める人の気持ちを受けとめて自殺を防止するという試みである。その基本は、傾聴である。ロジャースである。あるいは、バイステックであろう。

 しかし、どれだけ一時的に傾聴したところで、暖かな他の人格との関係性がなくしては、自殺をとめることはできない。
 自殺予防の最大の処方箋、それは誰かのために一生懸命になれる人が、自らの人格を使い、継続的に関わることである。人格と人格の関係性のみが自殺を食いとめることができる。

 悲しいかな、専門的なゲートキーパーの相談機関において、継続的な人格と人格の関係性を使い、伴奏型支援をする相談機関は、あまりない。
 だからこそ、一般市民が自分の友達や知人に対して、人格と人格の関係性を使い、自殺を食いとめる時代がきたのである。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?