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07,我楽多の水道橋

何かに、迷った。
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シリーズもの7曲目です。
汚れてぼろぼろになった積木や廃材で作られた水道橋をイメージして書いた曲です。出足は水の爽やかさを出しつつ、サビではごちゃごちゃ感満載にどんどん盛り上げていきます。水道橋というと私は古代ローマのものを思い浮かべます。美しい見た目とその機能性がとても魅力的で大好きな構造物の一つです。
以下この曲の物語。
「街へ水を渡すために架けられた水道橋。この御伽噺の街にも水道橋は架けられていた。それはひと際目立つ建造物。街を囲うように建てられた水道橋は一見すると堅牢な城壁にさえ見える。
しかし、街を回るうちに辿り着いた水道橋の一部は触れれば崩れそうなほど朽ちていた。遠目からは堅牢に見える触れれば崩れそうな見掛け倒しの城壁は、上っ面だけ立派な芯のない僕自身のようで…いや、ここは僕の中の世界なのだから、実際僕自身なのだ。落ちた水道橋の破片を拾い上げ、それがただの積木だと気が付いて、本当に見掛け倒しだったことを知った。」

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