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10,暴走する承認欲求

何かに、迷った。
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シリーズ10曲目です。
可愛らしい音作り挑戦曲です。可愛らしく、勇ましく、子供の底のない承認欲求をイメージして書きました。僕の作ったものを褒めてほしい、僕だけを見続けてほしい、ずっと傍にいてほしい。…こういう感情を素直に表現できた子供の頃に帰りたいですね。
以下この曲の物語。
「ベッドの上で眠り続ける彼を抱きかかえると、誰にも見つからないように家を出た。彼と、もっとこの世界を見て回りたい。僕の作った世界がどう成長したのか彼と見てみたい。あの暖かな手で、今度は頭を撫でながらこの世界をよく作ったと褒めてほしい。我が子のようで、友達のようで、知らないことを気が付かせてくれる先生のような彼と、まだ生きていたい。
この世界で何かを新しく作る、または既存の何かを作り変える事は難しくない。けれど、失ったものを蘇らせることは難しい。同じ姿の、同じ特徴を持つ存在を作る事はできるけれど、それは同じ彼なのだろうか。僕は違うと思う。だから、彼を蘇らせる事はできない。…でも、諦められない。彼との思い出が僕を諦めさせない。
この瓶の世界の中での死とはなんのか、僕は定義しなければならないだろう。その上で、彼を蘇らせて…また一緒に過ごすんだ。」

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