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別マガジンの『青い希望を求めて』から続く世界観で書いた曲の纏めです。一曲一曲に読み返すと顔を覆わずにいられないフレーバーテキストが付いてます。癖の強い曲のばかりですので、ぜひ一曲…
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04.それはスノードームの様で
シリーズもの4曲目です。 これも古の自作曲のアレンジです。元になった曲は2013年頃に書いた曲になります。冬らしく、雪の舞うスノードームをイメージした曲です。物語上では、ただのスノードームではないわけですが…。 以下この曲の物語。 「暗闇の中ぼんやりと輝く瓶を拾い上げ、ガラス越しに中を覗き込む。そこには星明りに照らされた街と森が広がっていた。まるで瓶の中に作られたミニチュアの模型のようなその街は、よく見ると明かりも人も全てがまるで生きているかのように瞬き、動いている。街の中央に立つ時計塔が鳴らすカチカチという音がガラス越しに聞こえてきていた。可愛らしくてきれいな瓶詰めの街。何となく昔買ってもらったスノードームみたいだなぁ、と思っていると瓶の中の街にも雪が降り出した。雪の降るその瓶の街は、思い出の中のスノードームそのものだった。 気が付くと、街は雪に埋もれて見えなくなっていた。」