自分がTwitter上で苦しんでいたもの~推しコンプレックス~

今回は「推し」に関するお話を自身のTwitterでの経験談を交えて記事にまとめたいと思います。

読者の皆さんにはほぼ誰しもコンテンツに関する好き、それを超えた推しがあるでしょう。
アニメ・ドラマ・歌手・グループ・歴史・動物・食べ物など種類は様々です。

自分にも推しと呼べる存在があります。それは男性アイドルです。
男性アイドルといってもジャニーズではなく、
ボイメンなどのフォーチュン系列や
超特急などのEBiDAN系列といった全国的な知名度だとマイナー系、
坂道だと男女混合の吉本坂46、
メジャー系だとJO1やINIにBE:FIRSTなどジャニーズ系以外のグループが好きであります。

自分がTwitterを始めた当初は特にボイメン好きを全面に出しており、
フォロワーはボイメンファミリーと呼ばれるボイメンファンが多めでした。
そのうちにEBiDANや吉本坂46好きも発信するようになり、
その関連のフォロワーや親しい間柄のフォロワーが自分の好きなグループに
興味を持って頂いた方もいてファン同士でも交流を深めるようになっていき、
次第にTwitterをするのがより楽しくなっていきました。

ですがそれと同時にある不満を持つようにもなりました。
ゴールデンを中心としたテレビ番組のキャスティングの在り方です。
ボイメンや超特急などのグループにハマった事により、
「もっとゴールデンの歌番組に出てより多くの人に知って欲しい!」と
自分のみならずファンの大半はそう思う方もいると思います。
しかし現実は男性グループだとジャニーズの影響力が強い状況であるでしょう。
バラエティ番組の露出はあっても歌番組では好きなグループメンバーを観られない…
そのもどかしさがやがて「日本のテレビはジャニーズに忖度している」という思想に変わり
ジャニーズに対する嫌悪感が高まるようになってしまったのです。
また2020年から2021年頃にかけては、
吉本坂46がCDリリースの動きが無くなってしまった事により
乃木坂・櫻坂・日向坂といった他の坂道グループや運営や
プロデューサーの秋元康さんなどに対して、
「優遇され過ぎ」・「不公平」・「力のあるグループしか見ていない」・
「ちゃんとグループを育てようという気構えが見受けられない」などのような
不平不満をTwitter上でツイートする事も非常に多くなっていきました。

そして、そのような不満が大爆発してしまった出来事がありました。
そのきっかけになったのが2020年の紅白出場歌手の発表です。
自分自身にとっても紅白は特別な思いれがあるといってもいい歌番組です。
その年には自分の好きなグループの1つであるDISH//が
THE FIRST TAKEというYouTubeチャンネルでボーカルの
北村匠海さんが出演したのをきっかけにピックアップされ、
ゴールデンを中心とした歌番組にも多数出演するようになり
知名度は全国区になりました。
ずっと推していたグループが後にメジャーになる事は滅多になく、
EBiDAN初の快挙となる紅白出場も夢物語じゃないと大きな期待をしていました。
しかし蓋を開けてみれば2020年の白組出場歌手はジャニーズ7組…
DISH//の名前どころかジャニーズ以外の貴重な若い系男性グループである
DA PUMPの名前もないというキャスティング内容でした。
当時自分は裏切られた気持ちで一杯になり、
「どこまでジャニーズに忖度すればいいんだ」と怒りだけが残りました。
その直後からジャニーズに対する批判や悪口に罵倒などを
ツイートで繰り返すようになり、かつてのフォロワーだった方の
忠告や警告に該当するコメントも無視して連日悪口系のツイートを
続けるようになってしまったりと物の善悪もつかない状況にありました…
後日仲の良いフォロワー(現在も交流が続いている)の1人から送られた
メッセージが心に響いてなんとか怒りを鎮める事が出来ました。
その方には改めて感謝の思いで一杯です。

あれから翌年の2021年は1年越しでDISH//が紅白に出場し、
ゴールデンの歌番組もJO1やINIにBE:FIRSTなどのオーディション番組出身の
男性グループが台頭した事でジャニーズ以外のグループも頻繁に出演するようになり、
ある程度自分の望んだ音楽界の構図に見えるようになり、
また好きなバラエティー番組でも好きなグループメンバーを観れる形になっていきました。

当時を振り返り、自分はこう思う事があります。
現在もTwitter上で好きなバラエティー番組の1つである「逃走中」ファンと
交流しておりどんなキャスティングであっても楽しみなところとか
何かツイートをしなければという思いで文字数多めに仕上げて投稿をしていました。
また2020年の年末期辺りには2021年の新作逃走中でジャニーズ枠があるという事で、
その年の紅白出場歌手発表時直後のように悪口系のツイートもしていました。
なぜこのような行為を繰り返していたのか…自分はこのように結論しました。




自分は自分の推しに関してコンプレックスを抱いていたのだと。
どんなに推しの魅力を伝えて声を上げても、
特定の番組に出ない事で魅力を伝えきれずに知ってもらえない…
別のメジャーなグループメンバーの名前が強く印象に残る…
人気・知名度・実力など様々な面で劣っていると感じてしまうもどかしさから、
自分の推しは最高に感じていても胸を張れる自信が持ちきれない…
ずっと【推しコンプレックス】に知らないうちに心の中で抱えていたのかもしれません。

最後に読者に向けてメッセージを送ります。
歌番組やドラマにバラエティーなど芸能に向けての批判については、
自分ははっきり言って言葉をよく考えた上であればするのは構わないと思っています。
何も言えなくなったらそれこそ終わりです。
ですが批判は相応のリスクがある事を改めて強く伝えたいです。
確かに歌番組やバラエティー番組のキャスティングは
自分の理想通りになったかもしれません。
しかしながらそれまでの道のりでその代償にあるものを失いました…
それは「信用」です。
フォロワーの多くが自身と同じ考え方なら大丈夫かもしれませんが、
中にはそういう行為を嫌う方もいます。
今まではフォロー関係であったのが1つの行動でフォローを外されたり、
最悪ブロックされたり、フォローされてても冷戦みたく
ギクシャクした関係になってしまうパターンだって十分にあり得ます。
批判はそれだけリスクがあるという事を肝に銘じて下さい。

ほんの僅かでも自分と同じ思いをして欲しくないから…





※今回ジャニーズについて強く触れていましたが、
 自分はジャニーズ出演のドラマも観たりしているので完全拒否では
 ないという事を何卒ご理解の程宜しくお願い致します。

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