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アサーティブコミュニケーション。

私は、自分のマスタリーテーマを【共創する内部監査】とし、
内部監査する人、そして監査される人が、フラットな立場で対話を続け、互いの目的を共有、そこに共感しあいながら、組織価値を高めるための監査を創り上げていきたいと考えています。

その中で、監査上のコミュニケーションにおいて、自分のありたい考え方を言語化、一般化したいと模索する中で、「アサーティブコミュニケーション」という考えに出会いました。

アサーティブコミュニケーションとは、
・相手を尊重しながら、自分の気持ちを伝える、自分も相手も大切にするコミュニケーション
・「自分の言いたいことを大切にして表現する」と同時に、「相手が伝えたいことも大切にして理解しようとする」
・「どちらの主張が正しいか」ではなく、「対話を通して何がわかり合えるか」を受け止め合っていくということを基本姿勢として、自分も相手も我慢しない

その中でも、特に印象的な考え方だったのが、
・アサーティブコミュニケーションは、自分も相手も大切にするコミュニケーションであるが、アサーション=ウィン・ウィンの関係性ではなく、「相手も自分も勝つ、双方にとって利益を得る」といった考えではない
・そもそもコミュニケーションとは、そもそも「取引」するためだけでなく、人間同士の関係をつくり、つなぎ、互いに支え合うためにもある
という内容でした。

監査においても、例えば「誰も気づかないような指摘を見つけた、だから偉い」といった、監査対象先と勝ち・負けの関係性に陥ることなく、
互いの創造性を発揮することを目的に、アサーティブに互いの事情を伝え合い、人間同士の関係性を構築することで、自分(監査する人)のためにも相手(監査される人)のためにも、よりより方向性を探り、力を出し合える、そんな世界を夢見ています。


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