いいBARの条件は「ヒマであること」〜暇で儲けるにはどうする?バーテンダーししょーの経営論
salon de SHIMAJI バーカウンターは人生の勉強机である(Pen BOOKS)
今回の記事は、当マガジンでは、『読書のススメ』にも当てはまるが『経営学』の方にも当てはまるので、まぁ2つの共有記事として考えてもらえるとありがたい。
もうこの本を読んだのも何年前になるかわからないが、タイトルと装丁のインパクトにやられて購入した。
男の世界のブラックジョークを交えつつ、BARの世界観をよく表した書籍だった。
全部の内容はハッキリとは覚えていないが、1つだけ、特にインパクトに残った言葉があった。
『いいBARの条件とは暇であること。だって他に誰か居たら愚痴なんて話せないだろう?』
この言葉には、すごく説得力があった。
そして、私は『これだ!』と思った。
少なからず、心のどこかでは私にも店が繁盛して儲けたいと思う気持ちはどこかにあった。しかしこの言葉がヒントになり、今の経営につながっているところはあると思う。
とはいえ、はっきり言ってうちの店はいつも暇だ。(まぁたまには混む日もあるが(-。-;
そんな中、お客側の理想と自分側の理想を照らし合わせてみる。
お客側にとっては、明るく楽しい話をしたい人もいるだろうが、ちょっと深刻な話や相談など、誰にも聞かれたくないような話をしたい人もいるであろう。いずれにしてもマスター以外の他人にはそんなに話せないものだ。特に後者はそうである。
これに対し、自分や店側の理想というのは、実は同様にちゃんと話を聞いてあげたいという時間や空間を作ってあげたいと思っているのが理想である。しかしながら、店の経営を続けていくための売り上げも欲しいから店が混んで人がたくさん来るということも現実的に考えると否めない。
それらをまとめると、少ない人数で売り上げを上げて行くしかない。
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