バーテンダーししょー(バーテンダー、経営者、文筆家)
素人だった未完成なBARのマスターが修行してきた人たちと比べられたりする中、コンプレックスに悩みながらも築き上げてきた独自の技術や考え方を紹介します。 誰にも習ったことがないからこそできた、独自で簡単にできる、でも意外と誰も知らない技術です。
バーテンダーししょーの素人からの一人叩き上げで築き上げた仕事術を紹介した記事をまとめたマガジンです。 修行しなかったことがコンプレックスになりながらも、それを逆手に取った考えで築いてきました。
未完成なマスターが、素人から築き上げたBARの経営学を教えます。これを読んで近道しちゃおう。
常連客とのいろんな日々の面白出来事を綴ってみました。
飲食業は世間一般的には労働時間の長さや深夜労働などブラック的見解があると思われるが、自営業のバーテンダーならそれを改革することができるのではないだろうか、という挑戦や、自分なりのやり方を説明していくマガジン。 日々調整を続け、"毎日がベスト"を目指す。長く商売を続けるためには心身ともに健康になる生き方を求めていかなければなりません。 日本人はとくに忙しく真面目過ぎる人種。時代、年齢、常に日々の環境が変わっていく中、働き方や生活のあり方を毎日改善していく必要があります。自分の調整の仕方を例に挙げながら、飲食業はじめ、忙しい方々皆様の参考になればと思います。
初めまして いつか、こうして自分のバーテンダーとしての人生や経験、そして素人で修行もなく始めた経緯やその中で生まれたノウハウや哲学を書いてみたいと思っていました。 以前バーテンダー講座を自店で行っていたこともあり、その中で伝えきれなかった技術や哲学、経営学の補習的な要素としても書いています。 飲食業を始めとした同業者の方はもちろん、興味がある、これからやってみたい、という方に読んでいただけたら幸いです。 いろんなことがありすぎて何から書けばいいのかわかりませんが、ふと
秋元康さんのラジオ 『いいこと聞いた』 でパンケーキが有名なお店の紹介をしていた。その中で出てきたお店のオーナーの話であった。 そういったささやかな幸せを感じる商品として、当店で出しているクリームソーダを思い出した。 今ではN o.1の売れ筋商品である。カクテルのジントニックぐらい売れてるかもしれない。 クリームソーダを出し始めて、かれこれ4 、5年経つであろうか。 誰かが飲んでいるのを見ると、そのノスタルジーに惹かれ、また誰かが注文する。 私には1番になるとまで
最近はちょっと仕事が溜まったり、本業に忙しく、あまり書く間がありませんが、その分ネタは溜まっていますよ。またお楽しみに。
今日、以前私が一週間だけBARの仕事を教えた同業者の若手のコにあった。 デザインが得意なコで、それを研修中に知り、お願いしたら私の名刺をデザインしてくれた。 そして、今日は、以前の分が配り終えてなくなったので、再度注文して届けてくれたついでに一緒にお茶を飲んだ。 彼は静かな男だが、いつも熱意に溢れていた。そんな彼に大したことはしてやれないが、いつも応援している。 しばらくゆっくり話す機会がなかったので、話していたら、 『ししょーは相変わらずチャレンジしていて、すごい
二十歳の時、音大在学中にBARをやるという夢を抱いた。 理由は、 仕事をしながらでも自分の店ならピアノを弾き続けていけると思ったから。 現実はうまくいかず・・・しかしながら、それを言葉にし続けることで、運良く当時のオーナーから拾ってもらい、店を開かせてもらった。 素人がいきなり店を開くというのは思いのほか厳しく、酒の知識もなく、グラスやバーツール、制服に至るまで全てのことがわからない、どこで買えばいいかさえもわからず、教えてくれる人のコネクションもない。そんな中でお客
いつの間にか定番になった、この時期のマイクロトラベル。子供の音楽会の日の代休を利用して、世間が落ち着いた頃を見計らって旅行している。 途中寄った道の駅や、今辿り着いたホテルで今日は作家のカンヅメ気分で書いている🖋️ 山の空気の中、ハンモックに寝転んで書くのは最高である。 あらためてサービス業の平日休みというのも、うまく使えば最高だ。どこへ行っても混んでいる土日と違って、ゆっくり旅行ができる。ホテルも今日は宿泊客が少なめで落ち着いている。 自宅から下道で行っても2時間、越
今日は日曜日。 決まって、日曜日に来る常連の方がいる。 毎回、気を遣って一杯ご馳走してくれる。 そして、会計の時にお釣りに小銭が出ると、いつもチップとして置いていってくれる。 今日のお会計は8100円だった。 (さすがに今日はチップは無いかな、ちょっと小銭多めだし・・・何より、もともとチップを期待してはいけない) 案の定、キャッシュトレイに10,100円を置いたので、お釣りは2000円だ。 「2000円のお返しでございます。」 「はい、チップ。」と言って、10
今日はまだ誰も来ていない。 ピアノの練習にも少し疲れたので、空気を吸いに少し外に出たら、千鳥足になっている常連さんがいた。 私に 『コーヒー代だ!』と言って、なぜか500円を私に渡して、スナックへ消えていった・・・
記事:未完成なBARの、"とある日の出来事"〜生きてきた道と成長。 を若干加筆修正いたしました。
最近、同級生がお客として訪ねてきた時があった。6人組のグループだった。 かなりうるさい上に、「死ね」とか「殺す」とか、冗談だとはわかっている感じではあるが、そればかり連呼し、しょうもない下ネタばかりを叫んでいた30代の若者に辟易とした。※私にとっては子供っぽい人は30代でも若者に感じる。 わざわざ同級生の店に、そんな客人を連れてくる私の同級生にも少々呆れた。 他のお客様もいたし、こりゃ迷惑だなぁと思っていた。 しかも同級生のグループの中には、女性もいた。退屈させないた
先日、リリー・フランキーのラジオ番組 スナックラジオをオマージュした企画 "未完成がスナックをやったら!?" と言う記事を書かせていただいた。 今回の記事は、東野圭吾のガリレオ風に言わせてもらえば、 仮説と検証 の検証の記事なので、面倒ではあるだろうが、まず仮説側の記事を読んでいただけたら幸いである。↓ ・・・と、いうわけで、スナック未完成はイベントではあるが、初の開店を迎えた。 まずは、スナックあるあるの・・・
これは漫画るろうに剣心の志々雄真実のセリフである。 漫画の中でのこの台詞は、一見すると大悪党ではあるが、この言葉には、誰にでも共通する大きな哲学が入っている。 いわば失敗学である。志々雄真実は自分の失敗したことを反省し、しっかりと学んでいる。 それに何より、自分の失敗を人のせいなどにしたりはしない。物事を自分でよく咀嚼し、いろんな角度から多角的に見ることができている。極めて冷静であり頭が良い。 これは人生でも、経営でもいろんなことで必要な見方であると言える。
先日、当店がましゃ(福山雅治さん)にラジオで紹介していただいたのは記憶に新しいところであるが、いつまでもその余韻には浸っていられない。 当然だが、あぐらをかくなどもってのほかである。 今度はましゃが本当に来てくれるための準備が必要だ。 ましゃが最近よく言う言葉。
アフターコロナの現代社会、最近のニュースでは、 ⚫︎ラーメン屋倒産件数過去最大 ⚫︎カフェが苦しい、閉店が増える⚫︎パン屋🍞ケーキ屋の倒産が過去最大。などなど・・・ 飲食店にとってはきついニュースであるとともに、常に明日は我が身で崖っぷちにいるという感じである。 そんな中でも、飲食店をやりたいという人はそれなりにいるだろう。 もう "これをやる"と、決めている人もいるかもしれないが、まだどういう飲食をやるか、決めかねている人は今回の話を参考にしてもらえたら幸いであ
自分で行く事はあまりないが、人に連れられてスナックへ行くと、こんなことがあった。 ⚫︎水にアルコールの味が薄くついたような焼酎の水割り。しかもボトルを空けて早く次のボトルを入れさせるために無理に濃く作る。 ⚫︎誕生日だなんだ、と言ってシャンパンと偽った安いスパークリングワインを入れさせる。挙げ句、用意されていたケーキはこちら側に支払いがくる。 ⚫︎隣にホステスが座るなり、何の挨拶もなしに『一杯いただいていいですか?』 『??なんのこっちゃ?』 (まだ一言も話していない
今日は私の街、新潟県柏崎市にアコーディオン奏者の'coba"さんがきている。 もともと観に行きたいとは思っていたが、商工会からの招待券をいただき、コンサートを観に来させてもらっている。 書き始めの今は、ちょうど20分の休憩中。 とりあえず思いついた部分だけでもメモのように書いている。 実は音大1年生の19歳の頃一度だけ、新潟市のライブハウスで観たことがあった。 25年経ってもう一度縁があるとは。 実に嬉しいことだ。 今回の第一部はホールでのソロ公演。 25年前