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【経営者必見】銀行との付き合い方

皆様こんにちはー!暑すぎて萎えているまねです💦

今回は表題通り銀行員との付き合い方についてお話したいと思います。日本の企業の多くが金融機関(メガバンク、地銀、信金、信組など)から融資を受けていると思います。その中で元銀行員が金融機関と付き合い方についてお話したいと思います。

結論から申し上げると「金融機関担当者と定期的に事業の状況等について情報交換をする(特に業績悪化時)」

まず皆様に知って頂きたいことは金融機関担当者は経営に関する知識がほとんどありません。しかし皆様の会社の業績(決算書)が悪化した場合、支店長や本部から説明を求められます。定期的に情報交換している金融機関担当者であれば、ある程度説明をしてくれることもあります。しかし実際のところ、業績が悪化している企業には金融機関担当者の足は遠のきます。理由は簡単で、訪問しても融資が出来ない、セールスが出来ないなど訪問するメリットが薄いからです。

ある社長さんからこのような相談がありました。
「この前、新しい決算書を取引金融機関に提出したら年末に担保を差し出さないと融資を返済して欲しいと言われている」
その企業は今のメイン事業の先行きが怪しく、1年ほど前から新事業に取組んでおり今年の決算は赤字となることが見込まれていました。社長自身も予定通りの赤字決算でした。しかし取引金融機関の担当者は、顧問先への訪問回数が少なくその情報を持っておらず赤字決算という事実で企業評価を下したと思います。

では上記のケースを防ぐにはどうしたら良かったのか?
性善説ですと金融機関担当者がお客様へ定期的に訪問し情報交換をして企業のことよく知る努力をすべき!だと思います。
ただ現実を見ると業績が低調な企業に金融機関担当者が足しげく通うことは超稀だと感じます。不本意ですが業績が低調な企業は金融機関へ定期的に事業を説明する必要があると思います。出来れば2ヶ月に1回程度は金融機関担当者を呼んで事業の状況を説明した方が良いと思います。
※出来ればA41枚で簡単に事業状況をまとめた資料を渡すことがベターです。理由は、企業から聞いた情報を金融機関担当者が内部に上手く報告できないケースがかなり多いからです(銀行員時代に身を持って体験していますので、、、、)

金融庁は各金融機関に事業性評価といって決算だけでなくお客様の事業を中長期的な目線で評価して支援して欲しいと思っていますが、中々進んでいないと実感しています。理由は、金融機関に経営知識がほとんどないためです。長年、決算書や過去の実績で企業を評価してきた金融機関がいきなり未来を見据えた評価ができるとは到底思えません。私も金融機関時代に助けたい企業がたくさんありましたが、自らの力不足で支援できなかったケースが多いです。そのような企業を支援するため独立し経営知識を蓄えてきました。

少しネガティブな話となってしまいましたが、日本企業の良いところを伸ばせるように私たちコンサルタントおよび金融機関は頑張っていかないといけないと強く思いますね!今後も研鑽して参ります!

今回の記事が皆様の少しでもお役にたてれば嬉しく思いますm(__)m
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今回も最後までお読み頂きありがとうございました( `ー´)ノ



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