がらやん

アルツハイマー型認知症の母親と二人暮らし。関西在住。 化粧品OEMメーカーに勤務後、介…

がらやん

アルツハイマー型認知症の母親と二人暮らし。関西在住。 化粧品OEMメーカーに勤務後、介護に専念するため離職。 ちょっと複雑な家族関係を体験しつつ、どっこい気合で生きてきた元リケジョ。 今は何十年ぶりに英会話も再勉強中。

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アルツハイマー型オカンと 「笑って暮らすぞ!」】その9 「リモコンて何や!?」

みなさま、こんにちは。 さて、オカンのサービス付き高齢者住宅(以下 サ高住)での生活が、 いよいよ始まりました。 このとき、がらやんは、 これで大丈夫や、やっと終わった!と、 安直に考えていました。 なぜなら、朝・昼・夜の食事は、 サ高住のほうで用意して持ってきてくれるし、 ヘルパーさんの利用回数や内容も、 デイサービスも全てこれまで通り。 食事以外、何にも変わらないように段取りしたのだから、 問題なんてあるわけない!と、安心していました。 これでやっと仕事に集中でき

    • 【アルツハイマー型オカンと 「笑って暮らすぞ!」】その8 オカン、サービス付き高齢者住宅に移る!

      みなさま、こんにちは。 いよいよサービス付き高齢者住宅(以下 サ高住)に オカンが引っ越しする日を迎えました。 この日も朝からトラブル大勃発。 認知症が始まっていたオカンは、 良かれと思って自分なりに考えて、 自分でも引っ越しの準備をしようと思ったようですが、 それが、すべて二度手間になってしまい、 がらやん、またまた激怒してしまうのでした。 引っ越し前夜、 当日まで使うものについては、 がらやんが早朝にきて片付けるから、 絶対に触らないで置いといてね!と、 何度も念を

      • 【アルツハイマー型オカンと「笑って暮らすぞ!」】その7 手術後のリハビリで被害妄想

        手術後、順調に回復してリハビリが始まったオカン。 体は順調だったものの、認知症が進んだ影響で、 ものすごい被害妄想が発現。 そして認知症からくる幻視や幻聴も被害妄想に拍車をかけていました。 コロナ感染防止のため、 面会がほとんどできなかったものの、 かろうじてスマホでの電話ができるレベルだったオカンは、 毎日のように電話をかけてきました。 その内容は、といいますと、 ・病室の裏で工事をしているのでうるさくて眠れない。 事実) なんの工事もしていない。 ・リハビリの先生

        • 【アルツハイマー型オカンと「笑って暮らすぞ!」】その6 再び転んで大腿骨転子部骨折

          初めての骨折から約1年半ほどたったころ、 少しだけ認知症を発症しているオカンから、 日曜日のお昼に電話がかかってきました。 「夜中にトイレで倒れて、 それから起きるのがつらいねん。 ちょっと来てくれへん?」 がらやん、大慌て。 トイレで倒れたってなに? 脳の病気かなんかなん? えーー!?また病院!? 大急ぎで実家に行き話を聞くと、 夜中にトイレに行って、 気が付いたら、トイレのドア開けたまま、 仰向けに倒れていた、とのこと。 そのときオカンが住んでいた家は、 めちゃく

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          【アルツハイマー型オカンと「笑って暮らすぞ!」】番外編1 認知症の患者を初めて見たのは

          本日は番外編のお話を。 みなさんは初めて認知症の方を見たのは、 何歳ぐらいのときでしょうか。 ご自身のご家族が初めてだという方が、 意外と多いかもしれません。 また、どこかで重度の認知症の方と出会い、 その姿を見て、衝撃で言葉がでてこない、 という経験をされた方もいらっしゃることでしょう。 がらやんが初めて認知症の方をみたのは、 小学校3年生の時でした。 腰の曲がったおばあさんでしたが、 それはそれは衝撃的で、 ただ認知症の老人を見た、だけではない光景で、 見るたびに心

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          【アルツハイマー型オカンと「笑って暮らすぞ!」】その5 顔をあわせれば親子ゲンカ

          初めての腰椎圧迫骨折を体験し、 認知症をほんの少しだけ発症しているオカンと 顔をあわせれば親子ゲンカの日々が始まりました。 モノの考え方が非常にネガティブで、 被害妄想が激しいオカン。 がらやんとは性格が異なり、 分かり合うことができずにケンカばかりしていました。 これも、普段ひとりですごしているオカンのストレスを増長させ、 認知症の症状を一歩すすめてしまう原因だったかもしれません。 被害妄想が強い性格 ↓ 悪いことが起こっていると思い込み 常に強い怒りとストレスにさ

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          【アルツハイマー型オカンと「笑って暮らすぞ!」】その4 腰椎圧迫骨折

          腰椎圧迫骨折。 オカン、初めての体験でした。 もちろん、がらやんも初めて。 骨折の痛みを知らないオカンとがらやん。 どうしたらいいのか、考えていたため、 病院に行くまでに、ちょっと時間がかかってしまいました。 ある日、どうも腰が痛くて動けない、 と連絡を受けたがらやんは、 オカンの家に言ったものの、 何をどうしてよいかわからず。 動けないなら、とりあえずにオムツつけとこうか、 おかゆとか食べとこうかとか、 できる範囲でいろいろ対処して 深夜0時すぎてから自宅に帰るも

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          【アルツハイマー型オカンと「笑って暮らすぞ!」】その3 オカン、初めての一人ぐらしでメニエール病に

          本日は認知症を発症する、ずいぶん前のお話です。 オカンはひとり暮らしをしたことがありませんでした。 けれど74歳になったオカンは、 ひとり暮らしを始めることに。 (この時はサービス付き高齢者住宅ではなく、普通の賃貸住宅でした) 結果的にこのひとり暮らしが メニエール病を引き起こすきっかけとなってしまいました。 メニエール病になったことで もともと不安神経症のような性格をもつオカンは、 さらに毎日ひとりでいることが不安になり、 このあと何度もメニエール病由来のめまい発作を発

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          【アルツハイマー型オカンと「笑って暮らすぞ!」】その2  オカン ご紹介

          【アルツハイマー型オカンと「笑って暮らすぞ!」】 第2弾です。本日はオカンのご紹介をさせていただきます。 認知症の方との生活は、 意思疎通がしにくかったり、 毎日同じことを伝えなくてはいけなかったり、 目を離すと危険な行為をしていたり、ではないでしょうか。 そして、そんな認知症の方の言動を理解することがむずかしく、 不安や心配やイライラ!がたまっていく毎日ではないかと思います。 この【アルツハイマー型オカンと「笑って暮らすぞ!」】その2 では、 もうすでに認知症を発症され

          【アルツハイマー型オカンと「笑って暮らすぞ!」】その2  オカン ご紹介

          【アルツハイマー型オカンと「笑って暮らすぞ!」】その1  ごあいさつ

          みなさま、はじめまして。 アルツハイマー型の母親と私の二人暮らしの「がらやん」です。 関西在住です。 認知症の高齢者と笑って暮らせるのか?をテーマに 書いていきたいと思います。 さて、アルツハイマー型認知症の家族と 笑って暮らせるのか?の私の答え。 なんと、笑って暮らせるようになりました! おどろくほど普通に暮らせるようになったんです。 最初はまったくできませんでした。もちろん。 できないことが増えていく母、 それを受け入れられない私。 毎日怒ってばっかり。 母も悲し

          【アルツハイマー型オカンと「笑って暮らすぞ!」】その1  ごあいさつ