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日本最古の温泉に入ったことがありますか?

日本最古の温泉に入りたくて旅に出た。その温泉は、和歌山県田辺市にある。田辺市は紀伊半島の南部。名古屋から紀勢本線の特急「南紀」に乗った。

名古屋駅の特急「南紀」。先頭車両の最前席は眺めが良くておすすめです

紀勢本線は、出発すると都会っぽいところからだんたん田舎へと車窓の風景が変わる。和歌山に近づくにつれて獣道みたいな感じのところを走るのが面白い。

先頭車両の最前席からの眺め。まだ獣道に入っていません

紀勢本線は、途中海沿いを走る。JRの路線の中でも特に好き。途中の駅もなんか雰囲気があって好き。

紀伊長島駅にて

名古屋から3時間30分。新宮駅で降りる。

新宮駅

田辺市には、新宮からレンタカーで向かったけど、その前に駅前にお寿司屋さんがあったのでお昼を食べた。和歌山の郷土料理といえば「さんま寿司」。さんまを酢でしめてある。美味です。

和歌山といえば神社も有名。那智の滝や速玉大社に寄ってから田辺市に向かう。日本最古の温泉は、田辺市の湯の峰温泉郷の中にある。湯の峰温泉にはいくつか宿があって、その中のゲストハウスに泊まった。ゲストハウスは露天風呂付き。確か「ジェイホッパーズ 熊野湯峰」という名前だったような……。安くて部屋もきれいだったよ。夜は、近くの(あ、宿から1kmぐらいは歩いたかも)の小さな飲み処で熊野おでんをいただきました。

さて、日本最古の温泉は、名前を「つぼ湯」という。朝6時から入浴できる。入浴する際は、温泉の近くで料金を払う。もちろん一番風呂をいただきました。

湯船は小さくて2人ぐらいしか入れない。当然貸切です(写真があまりうまく撮れていないけど)。早朝のお風呂は気持ちよくて、のんびり浸かることができました。お湯加減も良かったです。お湯は日によって7回も色が変わるそうです。

「つぼ湯」には、小栗半官と照手姫の伝説があります。地獄に落ちて餓鬼に変えられた小栗半官を、恋人の照手姫が木の車に乗せて「つぼ湯」に連れて行き、四十九日間、湯治させたところ元の姿に戻ったといいます。

「つぼ湯」の周辺は、知る人ぞ知る温泉郷的な雰囲気がたまりません。

温泉のあとは、海まで車を走らせて熊野灘を見に行きました。

たまに「つぼ湯」に入りたくなる、今日この頃です。

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