
超隠れ家!フランス人のザックさんがもてなす正座をしない茶席が楽しかったよ@中井 夜咄 Sahan by Zac
ザックばらんに
襟を正せば
またまた中井に面白いお店を
見つけてしまいました。
謎のポスターを発見!
「フランス人のザックさんが
もてなす正座をしない茶室」
???
検索したのですがまったく
詳細が出てこない。
気になったので予約を取って
行ってみることに。
電話に出たフランス人の
ザックさんが
日本語が片言なので
いまいちどういう内容か
よくわからず・・
正直当日行くまでちょっぴり
不安でした。
「夜咄 Sahan by Zac」
お店自体は数年前からあるようですが
今年の8月からザックさんが中心となり
新しい体制になったようです。
一軒家を黒く塗り
シックモダンな雰囲気に
カスタマイズした外観。
小さな入り口からインします。
ふぁ~!
そこには外見からは
想像つかない和の小宇宙が
広がってます。
こじんまりとした空間は
6人入れば満席。
今回は3人で予約して貸し切り。
入り口も空いたままなので
コロナの心配もありません。
畳張りでありながら掘りごたつの
要領で足が下せてらくちん♪
立礼という形式なんだとか。
カウンターの中でフランス人の
ザックさんが入ってお出迎え。
見た目はかっこいい男性ですが
とても饒舌でおもしろい。
ザックさんは西麻布の二つ星の
フレンチの名店「レフェルヴェソンス」
でサービス係
として働いていた方。
さすが一流店で働いていただけあって
気配りもばっちりです。
3500円コースをお願いしました。
じょいっこ、はじめての茶席にドキドキ。
ザックさんにゆだねて
このひと時を楽しみましょう~。
それではミニ茶会の
スタートです!
食前酒
ザックさんがカクテルを作ってくれます。
今が季節のいちじくのカクテル。
いちじく、ピンクグレープフルーツ、
テキーラが入ったフルーティーな
一杯です。
カルダモンがアクセントに
先付
セロリとイカのサラダ
レモン味でさっぱりと
これ美味しい!!
ザックさん自身が作っているお料理。
和とフレンチのフュージョンが
楽しい!これは期待が持てます。
煮物
カボチャの餡入り
ラビオリ
秋を感じる一品。
甘さはなく、カボチャの
美味しさをラビオリで閉じ込めた
ステキなお料理でした。
焼き物
ピーマンの詰め物
一口食べると・・
なんだこれは?!
未体験な味わい。
でも、すごくおいしい!
ツナ、タクアン、
アンチョビ、トマト、
ピーマンのヘタ
などが入っているそう。
レモンの酸味が効いて
お酒が進む味わい
汁物
オニオンスープ
普通のオニオンスープとは
一味違います。
じっくり丁寧に玉ねぎを
炒めて作ったスープは
深い甘みがあります。
それに生クリームを加えて
コクが増して、とろっと濃厚。
ごはん
きのこのリゾット
こちらも裏切らないおいしさ。
青ゆずがふわんと効いて
通のリゾットと違います。
お菓子
お茶が出る前に出て来る
甘いもの。
落雁とゼリー。
お茶が出て来る前に
食べるとのことで
一気食いしました。
薄茶
裏でザックさんが立ててくれた抹茶。
薄茶という事ですが、
じょいっこにとっては
十分濃いように感じます。
器も素敵です!
野々村仁清さんの作品を
模したものなんだとか。
どれもとっても美味しくて
楽しかった~!
一人一杯ずつお酒も追加で
飲んで、一人4500円くらいで
済みました。
これでは採算とれないのでは?
と、ちょっと心配なのですが
これ以外に本格的なコースがあるのと、
これをきっかけにお茶に興味を
持ってくれればということで
破格のお値段みたい。
茶道宗和流十八代宇田川宗光さん
を師に仰ぐザックさん。
宗和流の教えをさりげなく
伝えてくださいました。
正座をせずに
ざっくばらんな気持ちで
楽しみながらも、
お茶の心をさりげなく教えて
いただき、襟を正したような
気持ちになり茶室を後にしました。
たまにはお茶もいいじゃない
世界の料理を食べ歩けど
世界から日本を見たら
どうなのか?
新たな世界が見えてきた
ザックばらんに
一つになれたら