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毛むくじゃらの妖精たち|家族になって間もなく2週間目

12/26(日)が遥か遠い昔に感じるほど、新しく家族になったRIKU(ラブラドール♂2ヶ月未満)は、慣れになれて「やゃんちゃ坊主・街道をまっしぐら!」

来た時の身長や体重こそ計測していはいなかったが、抱えた時やテーブルの張りの位置との差、椅子に手を掛ける仕草など、印象的には2倍近くの「大きさ」になったように感じる。

届かず安心だった物品の位置をさらに高くへと積み上げる始末なのだ。


今、課題なのは、RIKUの「トイレ」。

パターン化しつつある場所に「ペットシート」を何枚も拡げて、何時でも何処でも対応できるようにと構えていたが、もう限界がMAXを超え始めた。

食べれば「大」。飲めば「小」。本当に上手く機能していると感心するが、幼犬の新陳代謝の活発さに、初老を目前に控えた夫婦二人には堪え過ぎる。

今日で4日目のチャレンジとなる「トイレ🚾を共に学ぼう!」は、一日の半分は「ベタ褒め」の嵐で、「お利口さん」と皆が笑顔で過ごせていたが・・・「おっと、どっこい。世の中、そんなに甘くはない!」

安心して目を離した隙に、ペットシート場外で「小」。少し静かだな~と静けさに気付いた時には遅く、ペットシート場外で「大」。

流石に、怒りはとうに忘れ去って。

体を両手で(優しく)強く挟んで、顔を見合わせて、「RIKU。これは何?」「約束と違うじゃない?」「さっきできたのに、何故?」「ごめんね。できなかったら、檻に入るって言ったよね?!」「はい。行こう!檻に戻ろう!」

と一応の会話を試みた上で、優しく丁寧に檻にそっと戻してあげる。

すると、1~2分も経たないうちに「伸びやかな、艶やかな、悩ましく、哀愁を帯びた声で、歌い始める。」

「きゅっん。きゅっん。きゅっん。きゅ~ぃん。くっぅん。くっぅん。「くぉ~~ん。くぉ~~ん。」・・・

(翻訳すると)

「何で、また檻に戻るの?」「朝。頑張ったじゃない?!」「酷いよ!」「僕はこの檻じゃ生きてゆけない」「お願い!出してよ!早く!出してよ!」「ボール遊びの途中だったじゃない」

と、多分、こんな感じなのでしょうね。

本能的な「母親」への「助けを乞う」遠吠え(鳴き声)なのだろうと思うが、いや~、本当に上手くできていて、人間にも、その「悲痛さ」「緊迫感」「まさしく命の危険に曝されている」と言わんばかりの「音」なのだ。

「参った。」「情」に訴える仕組みが備わっているようだ。


RIKUにお返し!(仕返し?)

負けてばかりもいられないので、「お返し」にと少し演技をしてみせたら、可笑し過ぎて、笑虫にお腹を食いちぎられてしまった。

あぐらをかいてフロアーに座り、両手で顔を覆って「えぇ~んっ」「えぇ~んっ」「えぇ~んっ」「うっうっ」と鳴きまねをして見せたら、さっきまで破天荒剥き出しで走り回っていた足が「ピタリ」と止まり、両手の隙間に鼻先を突っ込んで「ペロペロ」と舐め始める。

それでも止めずに、「えぇ~んっ」を繰り返すと、両手を前に投げ出して(お尻は突き上げて、尻尾は強烈にフリフリ)、「くぅんくぅんっ」と寂しそうな、いかにも「大丈夫?」と言わんばかりの(やっぱり哀愁を帯びた)声で優しく鳴くのである。

「ばっ~!」と言って、緊張を「バラ」しても、未だ心配そうに見つめる瞳が愛おしくて、そして可笑しくて、腸(はらわた)の底から絞り出すような「笑い」に襲われて、暫く悶え苦しんだ(涙も少し滲み出た)。

今は、私の椅子の下で「グロッギー」と言わんばかりに、体を横にして(全ての手足を投げ出して)眠っている。

可愛いらしいのは、未だ幼犬だということを汲み取る最高の材料で、恐らくは「夢」の最中であろう、口元が母親のお乳を飲むように「下先を縦に丸めて」「ちゅっちゅっちゅっ」と吸う仕草が暫く続くのだ。

これを目の当たりにしてしまうと、日中の「学び」の段階での厳しさに「度が過ぎていないだろうか?」「未だ早過ぎるのだろうか?」「なんてたって、未だ赤ちゃんじゃない?!」と、完全に戦意や闘争心を奪い去られてしまうのだ。

「降参。」「乾杯(お酒は飲まないが)。」

「明日も一緒に頑張ろうね! RIKU。」

と、思わず「呟いて」しまう。


可憐なMAY。

MAYも影響、感化されて相当に変身してしまった。

あの「大人しく、優しく、静かで、可憐な、MAYは今、何処?」

ご飯の食べるスピードが断然アップした。RIKUにジャレられて嫌悪を感じる時には「ぅわぉん! キャンっ!」としっかり、はっきり「吠える」ようになった。両脚の不自由さが未だまだ残っているため、走り去ったり逃げたりはできないため、早めに立ち止まって「威嚇」するのだ。いや、できるようになった。「野生への復帰の兆しに感謝」。

MAYは、RIKUから「生きる」ための基本的な「強さ」を引き出されているようだ。微笑ましく、ありがたい限りの変身ぶりだと感じている。


不思議なのは、心がどんなに「悲観の部屋」に暮れていても、何故だか「心の中は快晴」なことだ。

「天使」と呼ぶべきか、このまま「妖精」でいいのかは分からないが、何れにしても、「人の力」では成し得ない途轍もないパワーを持っているようだ。

「脱帽。」

そして、二人の妖精さんたちに、心を込めて「ありがとう」。


_(._.)_

※ペコリ _(._.)_ は、誤字脱字(見直し)の確認の印です。
(発見された方は、是非ご指摘願います。真摯に受け止めます💝)


* * * * *
※この記事の悩みどころ(表現や判断に迷った事などをメモしています。)
・RIKUが与える家族への影響は多大だ(今のところ、恐らくは将来も、いい意味でしかない)。



※参考・引用など


<イメージ写真・動画など>

妖精たち1227|umiphotoさん制作
https://www.photo-ac.com


マガジン(無料)|愛犬|毛むくじゃらの妖精たち


以上




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