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春みたいな日曜日

年明けそうそうにインフルエンザになり、

高熱とだるさに体力を奪われ

絶不調は脱するも

咳が止まらないまま 早2週間。

週明けは病院に行こうと思った日曜日。

体調もままならないのに

仕事が山のように降りかかって

朦朧としながらも仕事をこなす。

こんな風に働く事に何の意味があるんだろうと

だるさで靄がかかったような頭で考えてみても

やっぱりいい考えは浮かばないもので。


年末に

これからの人生について

いろいろと考える機会があって、

年末年始の帰省時にも

色々と思いを巡らせた。


そして固まった決意と意思。


まずは

その第一歩。


2019年、36歳の春。

4月から大学生になります。


デザイナーとして働き始めて

気がつけば10年を過ぎて、

年齢の影響もあるのだろうか

頭の柔らかさがなくなったなあ、と

感じることが多くなっていた。


インプットが少なくなってる。


いろんな場面で「大人」を求められる中で

気がつかないうちに

普通の大人になっていってたのかもしれない。


これまでの人生は

比較的波乱万丈だった。

とくに20代は

学生から社会人になり

美容師からデザイナーへのジョブチェンジに

上京など、

変化ばかりの10年だった。


そこには

自分で人生を選んでるんだっていう、

なんだか

開拓者のような

力強さみたいなものがちゃんとあった。


いつからかな、

そういうの少なくなってきて

安定ばかり

安心ばかり

追い求めるようになっていた。


もう一度

初心に帰りたかった。

忘れてしまった、捨ててしまった

大事なものたちを、また、集めたくなった。


思えば これまで

デザインに関わるすべてを

独学で習得してきた。

それには、

デザイナーを志した頃の

ど素人だった私に

抱えきれないほど多くの知識と経験を与えてくれた

たくさんの人たちの指導なしでは

ありえないのだけれど。


学校に通わず実践で積んだ経験は

現場では重宝される場合も多いけど、

やっぱり

「基礎的なこと」が抜けてるなって感じることもあった。


青年海外協力隊の募集要項をみても

芸術・技術系の募集欄には

「芸術系の4年制大学卒業者」

っていう枠がほとんどで

学歴っていうものの「重さ」も

ひしひしと感じていた。


そんな色々なことを思って

大学に通うということを意識していたこの数年。

でも、

一歩が踏み出せなかった。


去年までは。


いくらやりたいと頭で思っていても

行動に移さなければ

結局は何も変わらない。

日々いそがしく日常は過ぎ去っていくばかりで

行動しなかった自分には

結局何も残らない。


30代も後半になって、

このままの自分で歳を取っていくのは

なんか絶対嫌だなって

そう思った。


何かを変えたかったし、

自分も変わりたかった。


人生、「今」が一番若い。


学びたい、と思った時が学習適齢期。


そんな言葉たちに勇気をもらって

わたしは踏み出せなかった一歩を踏み出した。


願書も書き終え、

必要書類も揃えて。


変わりたいと思った

その時の気持ちを

ちゃんと大切にしたい。


2019年の終わりに

一年を振りかえって

ファンタスティックだったなって思えるように

一歩一歩すすんでいきたい。


変われなかった自分から

「変わった」

この大きな一歩を、忘れないために。





#新生活 #エッセイ #日記 #芸大生 #大人の学び #人生 #春の決意







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