【書籍レビュー】:伝え方で世界は変わる!『入門 考える技術・書く技術』で見つけたコミュニケーション術
◆はじめに
このnote記事は、ビジネスシーンにおいて何かを伝えたいけどどのようにしてその思いをメッセージにするか、どのようにしてそのメッセージを構造化するかに悩んでいる方向けです。
今回紹介する本は、あなたの「言葉にできない」を「言葉にする」ための魔法のようなものです。
◆書籍のタイトルと著者名
入門 考える技術・書く技術
◆読んだきっかけは、先輩レビューの辛らつなアドバイス
私がこの本を手に取ったきっかけは、転職後初めてのPPT資料の作成での挫折だった。
とにかく早く結果を出さなければならないというプレッシャーの中、私はPPTを作成した。
しかし、先輩からは「何を言いたいのかわからない」という辛辣なコメントを受けた。
その時、私は自分の文章をどこを直せばいいのかわからなくなった。
そんな時、先輩がこの本をおすすめしてくれた。
◆誰に読んでほしいか:ビジネスシーンにおける文章の書き方に悩んでる人
せっかく考えたことをうまく伝えられず、悩んでいる人
誤った意図で伝えず、自分の伝えたいことをうまく言語化・構造化させたい人、させるのに苦労している人
論理的に伝えたい人
◆書籍の主要な内容やテーマは、意見を簡潔に伝える手法について
この本は、コンサルタントにとって欠かせないスキル、「簡潔なコミュニケーション」を身につけるための一冊である。
自分の意見を簡潔に表現する方法について具体的な手法が解説されている。
自分の考えを明確に整理し、それを効果的に伝えるための具体的なテクニックが詰まっている。
◆この書籍のポイント、ほかの書籍との違い
- 具体例が豊富である
伝えたいことを、悪い例と良い例の2パターンで示してくれている。それにより、文章の良しあしを相対的に掴みやすくなり、ただのハウツーにならず、より実践的に使えるようなアプローチがされている。
- NG例が豊富である
ついついやってしまいがちなNGパターンをまとめてくれている
いざ自分が文章を作成したとき、チェック(xxは使っていないか?)観点として活用が可能である。
- 日々の業務(メール作成など)に使えるポイントが凝縮されている
メールの作り方(後述)もあるので、そこだけでも読む価値がある。
◆自分が書籍から何を学んだか、どのように感じたか
- 自分が学んだこと
言いたいことを全部書くのではなく、相手の立場に立って、必要な部分をピックアップすることが大切
だらだら書くことへの罪の意識が芽生えた。
文章の構造化を意識するようになった。
構造化のメリット
伝えたいことを構造化できるので、パワポに落とし込むときは、構造パターンに落とし込めば伝えたいことが整理できてGood
構造化の例
主要なメッセージ(ここに一番伝えたいことを一文で書く)
メッセージライン1(伝えたいことの論1)
補足1(メッセージライン1の補足)
メッセージライン2(伝えたいことの論2)
補足2、…(メッセージライン2の補足)
- 私が実践していること
文章の接続部分に「しりてが」を使わない。
「しりてが」が入っていたら、意識的に適切な接続詞を使うことにしている。
(例)
【修正前】noteを読んでる人は勉強することに前向きであり、いろいろなところからインプットを得ようとしている
【修正後】noteを読んでいる人は勉強することに前向きなため、いろいろなところからインプットを得ようとしている。
この例では、「り」を「ため」にすることで文章の因果関係をより明確に表現できている
メールの送り方:感謝の言葉にPDF
感謝の言葉にPDFとは何か?と思うかもしれないが、ぜひとも書籍を読んでほしい。
ちなみに自分は最近、Copilotで「『感謝の言葉にPDF』ルールにのっとってメールを修正して」という風に自分のメールを添削させている(爆発的に読みやすくなる)
◆書籍の評価や推奨度は★5
自分自身で、何がおかしいかをフィードバックできるようになり、劇的に伝えたいことを明確化できるようになった。
メールとか日々使う業務でも利用できるため、仕事をよりスムーズに進めることができる
そのため、私の評価と推奨度は★5である。
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