夜更かしは悪いもんじゃない
もうこんな時間だ…
時計の針を少し睨みながらも、針の音が聞こえる静けさに、心の中で少し小躍りしている自分がいる。
日中は太陽の光が眩しい。「活動的でないといけない」という罪悪感に襲われて、強がってしまう。スピード感だって、周りに合わせなきゃいけない気がしてくる。
そんな心を慰めてくれるのが、夜の時間。
メッセージ通知でチカチカしていたスマートフォンが大人しくなる。
静けさと暗がりが、「自分だけ」の時間を演出してくれる。
そんな虚空の時間が、永遠に続くように感じられる。
日中は、なんとなく「頑張る」ことが普通とされている気がする。
誰に言われたわけじゃないけど、でもそんな気がする。
でも夜は、何を選択しても許されている気がする。
人の目線から解放されるからかもしれない。
誰かがそうしろといったわけではなく、
自分がそうしたいからそうしてる感覚が蘇ってくる。
***
すっと息をすう。
自分のペースをゆっくり感じられるのが夜の時間。
眠れない深夜というのは、
これからの僕の人生で手放せない時間だと思う。
「昼は活動して、夜は眠るもの」
そんな社会の「当たり前」に従って生きてるんじゃないぞと。
自分で選んで生きてんだぞと。
そういうことを実感させてくれるのが、僕にとっての眠れない夜なんだと思う。
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