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念願のジャニーズカウントダウンに行ったら「野生のジャニオタ」に囲まれた話

初めてカウコンのお席が用意された瞬間の話

「カウコン当たるとか凄いことだよ!楽しみだね!」

2022年の年末、私はSnow Manのファンのお友達と一緒に、
念願だったジャニーズカウントダウンに行ってきました。

今まで私は、ジャニーズカウントダウン
またの名をカウコンを当てたことが、一度もなかった。

無理もない。なぜならカウコンはジャニーズ事務所に所属しているグループが、
年末年始に東京ドームに勢揃いするカウントダウンライブだからです。
つまり、1公演しかない枠を全出演グループのオタクたちが一斉に争って申し込むのだ。
そんなわけでカウコンは、特に当てることが難しいとされるジャニーズのライブの一つなのです。

ただし、このカウコンは行けなくても観ることができます。
というのも、カウコンは大体紅白歌合戦が終わったタイミングで
民放のテレビで生中継というかたちで放送されるのです。
私はカウコンに申し込みはしますが、外れたら毎年欠かさずテレビの前にスタンバイし、
カウコンを観て年越しをするのが、お決まりの流れでした。
2022年末も、そんな感じでいつも通り外れるだろうと思っていました。
むしろ呑気にKinKi Kidsの年始に行われる冬コンに向けて、遠征の準備をしていました。

ところが、友達からある連絡が入ります。

「当たった…!!一緒に行ける!!行こう!!」

私は驚きのあまり一瞬、何が起きたのか?この子は一体何を言っているのか?理解できませんでした。
でも驚いている時間はない。
すぐさま私は、カウコンの参戦準備と開演まで友達と忘年会できるお店を探して予約をしました。

「20年近くジャニオタやってきてこんなこと初めてだ…!やった!」

私は次第に実感がわいてきて、浮き足立ちながら準備を進めていました。

念願のカウコン会場で広がっていた驚きの光景

12/31の夜、友達と合流。
私が忘年会で選んだお店は、東京ドームからほど近い場所にある
肉寿司が美味しいという口コミのあるお店でした。
店内は恐らく行き先は一緒だろうなという、ジャニオタのお客さんで満席でした。
会話の内容がもう自分たちの推しの話一色だし、アクスタやうちわも見えている。
さらに店内には大きなテレビがありました。番組はもちろん、紅白歌合戦。

ここで面白かったのが、Snow Manの出番になったとき、
店内で各々楽しく談笑していたお客さんが皆、一斉にテレビに目を向け出したのです。

もしかして、全員スノ担さんですか…!?

一瞬驚くも、すぐに私も友達も一生懸命推したちを見守ります。
そして次々運ばれてくるお酒と美味しそうな料理たち。
推しの話はもちろん、今年あった出来事を話して、
楽しく忘年会をしてから東京ドームへ向かいました。

その後、入場。

なんとアリーナ席でした。

お席に行ってみると、上手側の花道とセンステがよく見えました。
カウコンでお席が用意されるだけでも奇跡なのに、
アリーナ席も引くとかもう2022年ありがとうございましたという気持ちでいっぱいになりました。お友達ありがとう…!

そのときでした。ふと冷静に見渡して思ったのですが…。

あれ、ここ飲食禁止だよね…?食事している方多くない?

本来は飲食禁止のエリアで、堂々と大きなお弁当を
悪びれもせず広げて食べている若い子たちが一部、いらっしゃったのです。それも囲まれる勢いで。
すぐさまスタッフさんが注意しにまわりますが、誰も聞き入れてくれません。
中には、売り言葉に買い言葉で反論…驚きました。

さらに、おにぎりやクレープを食べ始めるギャルの群衆もいました。猛者か。
一番ひどいなと感じた方は、開演後にJrが一生懸命ステージングをしているのに、お菓子を食べながら思いっきりスマホをいじっていました。

「野生のオタク」めっちゃ怖いじゃん!?

見えはするけど注意できるような距離でもなかったのと、
容姿や態度からしてもう怖すぎて関わりたくない…と、
戦意喪失してしまうほどの治安の悪さでした。
ここに書くのもちょっとな…という場面もほかにも何個かありました。割愛。
とにかく、カウコンってこんな感じなんだ…って少し恐怖しました。

もちろんファンサに夢中になってつい…という方も凄く多かったですが、
個人的にはこれまでのライブでもよく見かけていたので、許容範囲内でした。

でも、ライブ自体はめちゃくちゃ楽しかったですよ!

Snow Man「ブラザービート」はセンステの見えやすい位置で
披露してくれましたし、
カウントダウンの瞬間は花火も上がって感動しましたし、
KinKi Kidsは紅白歌合戦の会場からの移動でしたが、無事間に合いましたし、
テレビでは観られない裏側も沢山覗けたし、

もう大満足でした!野生のオタクに負けず、次も行きたい!

そう思えるくらい楽しかったので、終わった後はとても寂しかったです。
お友達、連れてきてくれて本当にありがとう。
でも、マナーだけはこれからもお互い守りつつ、一緒に推していこうね!

カウコン初参戦を終えて、後日談

次の日の元日、私はKinKi Kidsの冬コンのため大阪へ。
カウコンを職場のテレビで観ていたという友達と会ったとき、
「なんか、カウコン前より治安悪なった?」と、関西弁で言われました。
その友達曰く、目に余る行動している人や禁止されているパネルボード、
連結うちわ、規定外うちわを持っている人が多すぎてびっくりしたということでした。
そうですね…気にしないようにはしていましたが、たしかに一部いらっしゃいました…。

さらに私が凍りつくような出来事は続きます。
前途の方がステージ上にいるタレントからもよく見えたのか、
KinKi Kidsの冬コンMCでも、

光一「なんか…驚いたんやけど、私を見て!!という感じの方が多かった。あなたたちお客さん!!逆!!俺を見て!?」
剛「いや、ここにいる人たちはまた違う人たちなんやから、ここで力説するのは違うねん!」

というやりとりが行われ、会場笑っていましたが私は複雑な気持ちになりました。
もちろん、ごくフツーに応援している方のほうがずっと多かったです。
ただ、目立っちゃったのはごく一部の方々の行動ということです。
元々KinKiはうちわの文化が好きじゃないグループなので、
カルチャーショックを受けてしまっただけだとは思いますが、
あまりにもデカデカとしたうちわや逸脱した行動も、
一緒に見てしまったんだろうな〜と、録画したカウコンを観て感じました。

今回カウコンに参戦してみて思ったのが、マナーを逸脱した野生のジャニオタと、行き過ぎたファンサ主義の方が目について…というか、囲まれるレベルだったのはびっくりでした。
推し方は人それぞれですが、他人や会場、推し側に回り回って
迷惑をかけるような行動はしないよう、気をつけようと思わされました。
せっかくの新年のお祝いだし、本来イベントは楽しい場のはず。
だからこそ、マナーを守って楽しくみんなで過ごせたらいいですよね!

次も当たるかはわかりませんが、もし次参戦することになった場合は、
今回のことを反面教師にしつつ、マナーを守りながら、
楽しく年越しができたらいいなと思いました。

最後に、もう一度言います。

ライブ自体はめちゃくちゃ楽しかったです!次も頑張って徳を積む。


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