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戦時小話(アネクドート) 1から10

ロシア文学者としての使命感でやってます。

1
鈴木宗男「プーチンさん、核は勘弁してください。庇い切れなくなります」
プーチン「心配するな。ウクライナは日本から遠い。死の灰は飛んで来ないよ」
鈴木宗男「そうですけど、唯一の被爆国が名乗れなくなるのも困るんです」
プーチン「そうか。じゃあ、日本に落とすか」
鈴木宗男「え〜」

2
バイデン「プーチンの野郎、まだ降参しないか。よし、追加の制裁だ」
補佐官「大統領、制裁も小出しにすると、せこく見えますよ」
バイデン「せこくない。最大級の制裁だ」
補佐官「最大級の制裁はもう三回やってます。最大級の大安売りですよ。他に言い方はないですか。もっと国民の胸に響くやつ」
バイデン「国民の胸に響くやつか。じゃあ、全米が泣いた制裁」
補佐官「……」

3
プーチン「西側のメディアはけしからん。プーチンは病気だとか孤立してるとか、勝手なことをぬかしやがって」
子分「親分、大丈夫ですよ。あんなフェイクニュース、うちの国民は信用しませんから」
プーチン「そうか」
子分「はい、モスクワ放送でも同じニュースを流してますから、絶対に信用しません」
プーチン「おい」

4
ゼレンスキー「ネオナチの連中、増長しやがって。俺の言うことも聞きゃあしねえ。大統領をなんだと思ってるんだ」
大臣「愛国者だ、英雄だと持ち上げるからですよ」
ゼレンスキー「本当に腹が立つ。ネオナチ嫌いのプーチンに頼んで、しばいてもらうか」
大臣「……」

5
ゼレンスキー「バイデンから電話があった。民間人殺しのことはあんまり言うなって」
大臣「どうして?」
ゼレンスキー「自分の過去をつつかれたくないんだよ。アメリカもいろいろやってるから。ま、スポンサーのご意向だ。しょうがない」
大臣「大統領、日本から電話です」
ゼレンスキー「何?」
岸田「あー、ゼレンスキーさん、日本の岸田です。あのですね。核を落とされても騒がない方がいいですよ。アメリカが嫌な顔しますから」
ゼレンスキー「……」

6
ゼレンスキー「ブチャの件だが、あれ、うちのネオナチの仕業じゃないのか?」
大臣「それはないです。ネオナチなんて、うちにはいませんから」
ゼレンスキー「何を言ってる。それは表向きの話だ」
大臣「本当なんです。あいつら、戦争が始まったら逃げちゃったんです」
ゼレンスキー「なにー」

7
プーチン「西側のメディアはフェイクニュースばっかりだな」
子分「トランプの言う通りでしたね」
プーチン「うむ、トランプは間違ってなかった。よし、トランプを勝たせるため、次の選挙に介入するぞ」
子分「それをやったから、トランプは負けたんですよ」

8
プーチン「オリバー・ストーンから電話があった。ネオナチとCIAの癒着を暴く映画を撮るそうだ」
子分「またですか」
プーチン「あいつは、政府の陰謀を暴くのが生き甲斐なんだよ」
子分「なるほど」
プーチン「警戒を怠るな」
子分「はっ」

9
ゼレンスキー「戦うべきか、降伏すべきか、悩むな」
大臣「大統領、歴史学者に相談しましょう」
ゼレンスキー「そうだな。歴史に学ぼう」
大臣「ちょうど、日本で仕事を失った歴史学者が来ていますんで、呼んできます」
歴史学者「こんにちは。応仁の乱の研究をしています。私は戦わずに降伏して、全てを失いました」
ゼレンスキー「……」

10
バイデン「ゼレンスキーは大ウソつきだな」
補佐官「旧ソ連の政治家ですから」
バイデン「民間人を盾にしたり、やり方が汚い」
補佐官「旧ソ連の政治家です」
バイデン「そうか」
補佐官「権力者のやりたい放題。それが旧ソ連です」
バイデン「おれも旧ソ連の大統領になりたい……」

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