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親が葛藤する瞬間

子どもが調子が悪そうだ。
そんな時、学校を休ませるか、行かせるか悩ましい。

今朝も行くのか?行かないで休むのか?
そんな朝のひと時が我が家にもあった。

ひとまず今日は娘に3つの選択肢を提示した。
①学校を休んで病院通院する。
②学校へ行って、病院は行かない。
③学校へ行って、病院へ行く。

娘は、学童をお休みして学校から直帰して、病院通院する
を選んだ。

もちろん、①を娘が選択した場合は、夫婦いずれかが仕事の調整をしなければならない。
だから、娘がどれを選ぶかで、直後の我が家の動きが大きく変わる。

以前にも、調子が悪くて、学校へ行くか行かないで休むか、というやりとりを、娘としたことがあった。

「学校に行くのも、行かないのも、私が決めることやろ?」

と言われた。

じょに~「おっしゃる通りです」
と返答したわけで、勝手に「行った方がよい」とか「行かないといけない」
とかは言えないし言ってしまった瞬間、
娘の「学ぶ権利」が「学校へ行く義務」にすり替わりそうで、
とてもこの瞬間を慎重に取り扱うようにしている。

それにしても、「行く」のか「休む」のか問題は、
いつもその瞬間瞬間ハラハラしてしまう。
これは、シンプルに子どもの問題にとどまらず、
親の仕事の都合も影響してくるからだろう。
我が家は核家族で、すぐに親戚の応援がかなわない。
一人親であれば、なおさら、この瞬間の親の葛藤は相当なものがあるだろう。

だから、「学ぶ権利」は親の「働く義務」に追いやられやすいように思う。
子どもの権利は相当意識していないと、すぐに本人の手から容易に奪ってしまうように思う。

「親の会」でも、「行くか休むか」の瞬間はどの家庭でも葛藤しているのは
よく話題に上る。
いざ自分の身に降りかかると、朝からとってもドキドキする瞬間であることは間違いない。
でも、親の都合で決めないように、ぐっとこらえられるように、自分に向けて言うようにしている。

「行くのか行かないのか私(子ども)が決めること」

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