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縄文まだまカフェを始める前の事

今の状況はちょうどまだま村で縄文カフェをオープンする頃と心境が似ているような気がします。1つのステージが終わり、次のステージに進もうと思った時、さあ何をしたものか?先が全く見えませんでした。結局私は何も考えられず、震災を挟んで2年近く家の裏山に出入りして、森林浴をしたり洞穴の中に枯葉を敷き詰めて、そこで昼寝をしたり本を読んだりしました。

巨石に顔をつけて古代からの叡智にあやかろうとしましたが、何の反応もありませんでした。冬になり、雪が降り、お金も尽きて、いよいよ天に助けを求めようとしましたが、現実的に今自分は何をするべきか暮らし向きの方法を考えなくてはなりませんでした。夫の方も、日本の美しい心を取り戻そうと会員制クラブを募ったり、勉強会を開いたりしましたが、ほとんど収入にはつながりませんでした。せめて毎日おいしい食事をと思い、買いだめしていた料理本を片っぱしから読みあさり、山野草も立派な食材になるのだと知って急に元気が出てきました。庭先を開墾して作った小さな畑を掘り起こすと、取り残したじゃがいもが何個も出てきました。小指ほどの人参や大根、小松菜も2、3株残っていました。中でも雪の中に赤ちゃんの頭くらいのキャベツが1こ転がっているのを見て、思わず私は心の中で歓声をあげました。これだけあったらいろんな料理が作れる、、、、その夜我が家は、天ぷら、シチュウ、サラダ、おひたしなどなど沢山のごちそうがテーブルの上に並びました。

その翌々日、阪神大震災が起こったのです。

8月から毎月第二土曜日にワークショップを限定10名で開催します。
https://madamamura123.com/縄文ママ%E3%80%80jomon-mama/




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