過去ではなく"今"にフォーカスする
おはようございます。
連日の雨ですね。
僕は関西なのですが、じとじとした空気で朝もパッと気分が晴れません。
までも基本家にいるので実は影響そんなに無かったりします・・・。
さて、今回のテーマは自分の見つめ方についてです。
これはコーチングという夢を見つける前の、自分について奮闘していた時期に気付いたことです。
それではよろしくお願いします。
カウンセリングとの出会い
今回の考え方に出会ったのは、カウンセリングを受けた経験があってこそでした。
何度もお話していますが、僕は自分軸でない転職で失敗し、人生途方にくれていました。
しかし欠勤から数週間ほどして、気力も回復し心療内科の医師の確認もとり、早速就職活動を始めようと意気込んでいました。
ところが、僕には同棲しているパートナーがいるのですが、そのパートナーに「就職より前に自分の生きづらさを解決すべきでは」と助言を受けました。
カウンセリング自体は2社目に入ってから何度か利用したことがあるのですが、当時は2社目の不満に対して使用し、退職した当時となっては必要ないと考えていました。
そして、その中でうっすらと自分が「他人軸で生きている」、「自分の意見が無い」などの事には気づいており、またその原因が過去の自身の経験に基づくものだと考えていました。なので、「よし、カウンセリングを受けてそうなった原因を解決してやろう!」と意気込んでいたんですね。
ところが、この意気込みは解決にはならなかったんです。
過去への過剰なフォーカス
僕は色々ネットで調べ、「アダルトチルドレン」や「インナーチャイルド」という概念に出会います。
特にインナーチャイルドについては、キャリアコーチングを受けて知った概念でした。
「僕がどうしてこうなったかを知れば対策できてこれから先幸せだ」
と考えていたんですね。
そして家の近くにカウンセリングルームがあるのを知り、そこに通い始めます。もちろん内容は幼少期の経験から振り返り、僕がどうして他人軸で生きるようになったかという事に集中していました。
ところが、カウンセリングを何度受けても、カウンセラーの方も「そんなに大きな原因があるようには思えない」と仰り、余計に深みにはまるというか、「自分」に対しての沼にどんどん沈み込んでいく感覚でした。
そんな中、失業保険申請のために利用したハローワークで新たな知見に出会うことになります。
過去ではなく、今を見つめる
ハローワークでは就職支援サービスというものがあり、キャリアコンサルタントなどの専門の知識と資格を持った方が、自己分析から手伝ってくれるというものでした。
単に失業保険の申請だけに当日は赴いたのですが、ハローワーク職員の声掛けでそのサービスを紹介され、断る理由もないので二つ返事で利用することにしました。
僕を担当していただいた方は、キャリアコンサルタントと臨床心理士の資格を持たれている方でした。
これならば!と、当日早速相談を始めて、今自分がカウンセリングに通っていること、過去の体験から原因を分析しようとしていることを熱弁しました。
ところが、衝撃的な一言が返ってきました。
「過去の事はあまり掘り下げても仕方ないんだけどね」
その後その職員の説明によると、
現在の心理学では過去の掘り下げはあまり行わない
それよりも今の状況に対してどう対処するかを指導するのが主流
とのことでした。
つまり、過去にこだわりすぎるのではなく、今そうなっている状況にこれからどう対処していくのかこそ真の前進だと仰っていたのです。
青天の霹靂でした。
確かに、過去に固執するあまり、今、どう前に進んでいくかを忘れていました。
それからの行動
そこから僕は過去の自分を知ろうとするのではなく、「今」の自分を知ろうとすることにしました。つまり、スタート地点を過去から今の自分に置き換えたのです。
そこで自己分析から始め、自己理解という概念にも出会います。
八木仁平さんの本に出合ったのもその時でした。
こうして、僕は今の自分を知ることで、これから先をどうしたいかへ進むことができたのです。
さて、今回は過去より今というテーマで書きましたが、僕が言いたいのは皆さんが全員、「過去を掘り下げすぎるな、今を見ましょう」ということではありません。
個人のトラウマや今に至った原因は人様々だからです。時には本当に過去の自分を癒してあげることが必要な方もいらっしゃいます。
今回のはあくまで僕の一例にすぎません。
もし過去を振り返りたいという方がいても、それはそれでご自身にとってのその時の正解なのです。
後に結論が変わったとしても、満足度が桁違いになります。
紆余曲折があって遠回りに思えても、実はそれが一番の近道だったりするんです。
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