たぁーと

2014〜潰瘍性大腸炎発症-全大腸型-重症-男 不規則なサービス業で現在も従事中… …

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2014〜潰瘍性大腸炎発症-全大腸型-重症-男 不規則なサービス業で現在も従事中… 妻、娘2人と慎ましい生活 現在はエンタイビオにて病状は寛解中 同じ病気で苦しんでる方の参考になれば幸いです。

最近の記事

⑼【久しぶりに注射の怖さを思い知った】

「………ヂッグゥーーーンッ…痛ぁぁぁぉぁッ」 GCAPの一回目……衝撃の注射の痛さに、入院すればよかったと後悔したのを覚えています。 その日は、朝から受付が違い治療する部屋も違いました。 基本的には透析をする患者さんたちと同じ部屋でやっているので、はじめて入る病室…看護士さんでした。 前回もある程度の説明は受けましたが、部屋に入って看護師さんの方から再度、簡単な説明を受けました。 ……そして、ベッドに案内される前に 「トイレ済ませといた方がいいですよー。 2時間

    • ⑻【新たな治療………】

      「腫れてますねぇ〜、直腸からの出血が特に酷いみたいですね」 受診日ではなかったんですが、下血もあったので即病院へ行くと…… 急だったんですが内視鏡をしてもらい…大腸全てを見たわけではありませんが、1/3程度見ただけで……もう、……再燃は明らかでした。 程なく医師の方から… 「入院が仕事上難しそうでしたら、GCAPという治療もあるので、そちらなら通院で大丈夫ですよ」 とのことでした。 つい、こないだやっとの思いで退屈地獄から抜け出したばかりだったので 「通院します」

      • ⑺【やっと退院…そして再燃…】

        「シャバの…空気……サイコ♪♪♪」 一ヶ月と数日の入院生活でした。 振り返ると… 長かったような…… 長かったような……… ・ ・ ・ ・ ・ フツーにめちゃくちゃ長かったですッ!!! 退院の日は入院日同様に両親が来てくれました。特に母親は一番よく面会に来てくれていたので感謝しても感謝しきれません………。 父親の運転する車に乗り込み、やっと帰れる! と車が動き出してすぐに ゔゔゔぅぅー…… ………目が………追いつかない……。 気持ちわる…。 入院生活が長かっ

        • ⑹【いよいよ、巣立ちのとき】

          「ガリガリ〜しわしわ〜カッサカサぁ〜♪」 4週間が経過する頃、大腸の回復とは正反対に見える体の様相… 体重は入院前から15〜6キロは減っていました。 人生で痩せようと思ったこともなかったので、当然二桁以上短期間に痩せるのは初体験。 しかし、健康的なダイエットとは程遠いので、見た目からして他のところが悪くなってしまったんじゃないかと思うくらい貧弱になってしまっていました。 下半身は太もも、ふくらはぎ、さらには足首まで肉が削げ落ちているかのようでした。 そして、体を抱え

        ⑼【久しぶりに注射の怖さを思い知った】

          ⑸【退屈…たいくつ…タイクツ…】

          「長ぁ〜………………………」 入院生活も二週間を越えたあたりから一日の時間が異様に長く感じはじめました。 そして… おそらく、体調がかなり良い調子で回復しているからだとも思えました。 血便もなくなってから数日経過していて、腹痛も毎日あったのがいつの間にか落ち着きを取り戻し、流動食に少し毛が生えたような食事にも進展し、気持ちにも余裕が出てきたのでしょう。 とぉ〜んにかく長いッ 両親や兄弟からは退屈だろうと漫画を届けてくれました。 会社の同僚からは小説を… そして、

          ⑸【退屈…たいくつ…タイクツ…】

          ⑷【初体験…流動食というもの】

          「え!?…白湯やん!!」 運ばれてきた食事をみて思わず口から出てきました。 「流動食」という僕の勝手なイメージがゼリー状のような「なにか」…だったんですが、配られて、開けて、ビックリ、目を疑いました! 「流動食というか流動液じゃん…コレ…。」 疑いながらもとりあえず、白湯だと思って一口飲んだところ…味が米ッ! お粥をさらに濾して、その水分だけが入ってるような感じの味でした。 凄いところからのスタートだなぁ……と 普通の食事を食べれるようになるまで… …一ヶ月でどうに

          ⑷【初体験…流動食というもの】

          ⑶【予想外の絶食と内服過多】

          「ん?…コレ……全部飲むの!?……怖ッ……」 看護師の方から入院初日に説明された内服薬の数々…とんでもない量でした。 今までは、せいぜい飲んでも一回に2種類程度の内服で済んでましたが、今日からはウチのじいちゃん、ばあちゃん並みの薬量… それだけで寿命が一気に縮んでしまったような気持ちになりました。 大腸の潰瘍を抑えるための薬やステロイド剤投薬の副作用を抑える薬、抗菌剤、整腸剤など5〜6種類はありました。 中でも「怖ッ」と、思ったのが、骨粗鬆症のための薬があったこと。

          ⑶【予想外の絶食と内服過多】

          ⑵【長い絶食の日々…】

          「仕事の方は長い間休むことできますか?」 医師からそう聞かれて、率直にゾッとしたのを覚えています。 (え!?……もしかして、死ぬかもしれない?) と…たった今、内視鏡で撮ったパンパンに腫れて血だらけの自分の腸を見ながら、めちゃくちゃ動揺してました。 ※ちなみに、潰瘍性大腸炎には罹患範囲と重症度を表すステージがありますが、私は大腸全体なので「全大腸型」です。他にも部分的な「直腸型」や「S字結腸型」などもあります。 さらに、重症度もいくつかあって、一番酷い激症になると大腸摘

          ⑵【長い絶食の日々…】

          ⑴【発症、入院まで…】

          「血便じゃぁ…痛みなんてないのに…」 それが僕がはじめて戸惑い、恐怖を覚えた瞬間でした。その当時、25歳。 以前から痔が悪く、便の状態によってはちょくちょく出血していたため、便に混じる血自体にはそこまで恐怖心はなく、全く気にも留めない感じでしたが、その時…その瞬間は明らかに違っていました。 「少しも痛くないのになんで血が…。」 目を疑いました。 色もいつもより赤褐色であったため、ゾッとしたのを今でも鮮明に覚えています。 …なにかが体の中で起きている。 それから、病

          ⑴【発症、入院まで…】