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⑻【新たな治療………】

「腫れてますねぇ〜、直腸からの出血が特に酷いみたいですね」


受診日ではなかったんですが、下血もあったので即病院へ行くと……


急だったんですが内視鏡をしてもらい…大腸全てを見たわけではありませんが、1/3程度見ただけで……もう、……再燃は明らかでした。


程なく医師の方から…


「入院が仕事上難しそうでしたら、GCAPという治療もあるので、そちらなら通院で大丈夫ですよ」
とのことでした。


つい、こないだやっとの思いで退屈地獄から抜け出したばかりだったので

「通院します」


ということで即答ッ!


GCAPについての詳細を聞きました………


が、内容を聞いてゾッとしました


簡単にいうと…


軽い透析のようなもの……でした。

………えっ!?!?


と思われた方も多いと思います。


もう少し詳しく説明すると……



潰瘍性大腸炎では白血球が自己(腸)を攻撃してしまい炎症が起こっているので、その悪さをする白血球を一度外に出し、機械に通して良い白血球に戻し、再び体に取り込む。

これがGCAPの一連の流れで

約2時間

かかります。


そして、二週間に1回を目安に

10セットを1クール

として治療が進んでいきます。



入院の方がよかったか!?
いや……


………注射の方がまだマシや


この時、想像していた注射は
浅はかなものでした……

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