3歳から19歳までが結婚適齢の国 − いちおう数年前までですが −

先日インドネシア人の青年が我が家を訪れました。外国人を呼んでの夕食会のようなもの。（といっても大したものは出しません。）実際のところはもろもろの情報収集、ていのいい諜報活動。この「おにいさん」（むしろ「坊や」という感じ）はスマトラ島出身の十代。ハイティーンですね。男ですけど。

女性の結婚年齢に話が及びました。シメシメ、関心ある話題･･･。インドネシアの独身女性は、25歳にもなると俄然焦り出すそうです。ハンパないプレッシャー。30歳は完全に危険水域。何が「危険」かというと、親が嫁に行かない娘を養うことは想定外の事態であって、親も嫌がるし、娘も身の置き場がなく、相当に居づらくなるそう。結婚して子が授からない場合も、女性は並々ならぬプレッシャーで見が細る思いとのこと。(坊やにしては世情に詳しい)

でも、そんなもんではないんです。ここからはわたくしめの知識の披瀝（？？）。ジャワの農村なんぞに行くと、女の子は初潮（初経）を迎えてすぐの結婚も日常茶飯事。たとえば13歳とか、14歳とか。（最近改正されたインドネシアの法律では女性の結婚年齢は19歳からですよ！どうなってんの？）そして、例によってすぐに子供をつくる。10代の真ん中あたりに最初の子供ができる。20年経ってもまだ30代半ば。まだまだ女です。そこでまた子供が生まれると、最初の子と20歳（はたち）違いということに。そんなことはザラにあること。日本では、20歳違いの兄弟姉妹って、そうはいません。

インターネットにはこんな記事も。
「インドネシアでは、3歳から19歳までが結婚年齢としていた法律を改正し、女性の結婚年齢を19歳からとしました。同国はイスラム教徒が多数を占めている世界最大のイスラム教国です。その国でこのような改正が行われたことは児童婚廃止に向けて大きな一歩になります。2016年現在、インドネシアの若い女性は4分の1が18歳未満で結婚しています。10代で結婚しないと世間でオールドミスとみられるとのことです。」

所変われば品変わる、とはよく言ったもの。
土地土地で風俗や習慣が違うということ。
つくづく日本は平和ですね。

なにしろ20歳に達し次第「オールドミス」ですから。
それもそうだが、「3歳から結婚年齢」とはどういうこっちゃ。