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8年目PT。自分なりに体系化してきた知識を共有できれば

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最近の記事

LYPプレミアム

3月までラインとヤフーの統合アカウントのLYPプレミアムの料金が3ヶ月無料になる。しかも、2000円のペイペイポイントと、3000円のヤフーショッピングのクーポンが2枚入って一万円のバックというなかなかお得なキャンペーンをやっていた。 こういうの大好きなので自分と妻の2人分登録し、無料期間のうちにやめようと思っている。 クーポンは登録後数日で入ってくるのだが、それがこの度昨日入ってきた。 実は我が家、色々あってもっと在宅でも老後でも働きやすい資格が欲しいと夫婦共々思っており

    • 2023認定理学療法士試験受験レポート

      認定PTである。理学療法士の生涯学習プログラムが新しくなって、初めての試験が去年12月にあった。 現在の認定理学療法士の受験資格は、登録理学療法士という身分を協会に保証してもらっていることが前提で、①全国学会への参加②e-learningの受講③いくつかの施設が開催している分野に合わせた臨床プログラムの受講だ。 正直、高い。①、②、③それぞれで1~2万かかるうえに受験自体にさらに1万。認定をとっても別に待遇は変わらない。箔をつけられるだけの自己満資格。 だが、部内で多少は

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      • めぶくペイ

        前橋市長選が来週に迫っている。前橋市では現市長と、共産系の女性候補の二択だが、現市長の政策と共産の政策と、どちらがマシか悩みどころだ。 現市長は自民からの推薦であり、最近の政治への怒りを考えると落としたいところだが、共産系は外国に市町村単位で乗っ取らせる政策を取る候補がいるイメージ。 現市長のこれまでの政策は、駅と県庁、商店街や元総社青海などの開発エリアそれぞれが離れておりこの内容では前橋は栄えないよな…というようなものが多かったイメージだが、最近ようやく駅周辺の開発が進

        • 着信履歴ってどこまで信憑性あるんだろう

          前の記事から半年以上空いてしまいました。再開します。 今日はガス栓の増設工事をしようと思い、見積もりの約束が午前中にありました。それでずっと待っていたんですが、待てど暮らせどなんの連絡もなく12時。 ガスの会社に連絡すると確認しますと言われて切られ、そこから2時間何もなし。 また会社にかけ直すと出たは良いがこちらもお客様に電話かけていますが繫がらないと言われる。 着信履歴履歴には一件もない。 そんな噺をしていたらちょうど担当者から電話が来た。 それにも出ると午前から電話かけ

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          お庭公園

          自宅の人工芝と小さな物置以外何もなかったお庭で子供と遊んだ。 普段は家の中に置いているトランポリンと屋内ジャングルジムを組み合わせたが結構楽しそうに遊んでいた。 ジャングルジムはブックオフで980円、トランポリンは楽天で2000円程。 夏や冬は気候的に厳しすぎるから期間限定の公園だけど、せっかく庭があるなら子供と思い出作りたいよねってことで。

          脳卒中後の歩行自立予測ツール:TWISTの紹介【2022年版】

          脳卒中急性期からの予後予測には数多くのものがある。その中でも今日は、TWISTアルゴリズムについて紹介したい。 TWIST アルゴリズムとはTWISTアルゴリズムは2018年にMarie-Claire Smithさんが開発した歩行自立度の予後予測ツールだ。2018年に開発し、さらに臨床的に使いやすくした改訂版を2022年に出している。 紹介元の論文は下記の通り。 "Smith et al The TWIST Tool Predicts When Patients Will

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          脳卒中後の歩行自立予測ツール:TWISTの紹介【2022年版】

          デスクサイクルのススメ

          エアロバイク、と一般的に呼ばれる自転車ペダリング運動はダイエットの定番だろう。 しかし、自宅で行おうにも小さい子供がいると危ないし、家の面積を大きくとるし、購入しても洗濯物を干す置き物になったり、人のあげてしまったり、という結末を辿ることが多いことを患者さんからよく聞く。 かく言う私も、3年ほど前に後輩にエアロバイクを譲ってしまった。現在ではその後輩の家でも邪魔にされている様である。すまん。 しかし、育児中などダイエットのため集中してジムなどにいけない、育児にかこつけて

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          大腿骨近位部骨折の理学療法 ⑥ 患側への荷重方法、歩行介助

          長かったこの記事も、とうとう患側を使ってどう歩行を獲得していただくか、どう指導するか、いう話に入る。 大腿骨近位部骨折手術後の患者さんが歩けない理由は、おおむね患側に体重をかけられないことだろう。 中には前面の滑走障害から振り出しに痛みのある例もいるが、それは滑走操作をしつつ、痛いうちは股関節でなく、骨盤から挙上させればとりあえず振り出しはできる例が大半だ。 患側股関節に荷重した場合、痛みとともに股関節が屈曲、内転方向に崩れてしまい、健側を床から離せず、一歩目から進めな

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          大腿骨近位部骨折の理学療法 ⑥ 患側への荷重方法、歩行…

          大腿骨近位部骨折の理学療法 ⑤ 表層の屈曲制限への対処

          今回は、患側股関節可動域制限についての最後になる。これは最も分かりやすい制限だと思われる。手術で切った傷自体が痛いから動かない、というもの。 奥の筋肉に関しては組織の修復を待ちつつ他のリハビリを行うが、表面の皮膚や、皮膚の下(皮下)の筋膜自体が硬い、という問題に対してのアプローチも必要、という観点を今回は説明していきたい。 最初の腫れが酷い場合、炎症を抑えるため何をするか、といったらアイシングを思いうかべるだろう。あまり熱感があり、触れるだけで痛みが強い場合、痛みの閾値を

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          大腿骨近位部骨折の理学療法 ⑤ 表層の屈曲制限への対処

          大腿骨近位部骨折の理学療法 ④ 筋間の滑走障害・インピンジによる鼠径部痛

          今回も、前回同様、患側機能の向上の話。 痛みや筋出力低下で、可動域の低下を来して姿勢変換が困難となることについて。 よくある屈曲の可動域制限の改善方法についての話の続きである。 今回は、骨頭周辺の筋肉の癒着や挟み込みの問題について。 これは、股関節疾患で鼠径部痛を有する患者さんも同じことが当てはまるケースも多い。 股関節屈曲時に、鼠径部痛を訴える要因として、腸腰筋、大腿直筋、小殿筋の3つの筋肉が滑りが悪いこと(滑走障害)が臨床上よくある。 腸腰筋と大腿直筋は、大腿

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          大腿骨近位部骨折の理学療法 ④ 筋間の滑走障害・インピ…

          大腿骨近位部骨折の理学療法 ③ 骨の動きから見た屈曲制限

          ここからは、患側機能の向上の話に移る。 患側股関節の機能低下で主な問題となるのは、以下の2点だろう。 1点目は、痛みや筋出力低下で、可動域の低下を来して姿勢変換が困難となること。 2点目は同様の理由で、立位をはじめとした荷重困難、支持性が低下してしまうことだろう。 可動域の低下に関してから話を始める。 日常生活において、股関節では、屈曲、伸展、外旋、軽度の内転の可動域が寝起き、しゃがみこみ、歩行には必要になる。 手術後早期において、どの方向の可動域から改善させるか

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          大腿骨近位部骨折の理学療法 ③ 骨の動きから見た屈曲制…

          大腿骨近位部骨折の理学療法 ② 健側機能の向上から図る早期ADL改善

          前回の大腿骨近位部骨折のテーマで、手術自体と手術後の注意点を述べた。ここからは術後のリハビリについて書いていく。 術後のリハビリは活動性の確保と、患側機能の向上の2つに分けられる。今回は活動性の確保について述べていく。 術後の廃用を防ぐための第一には、術後早期からの活動性の確保が挙げられる。 術後早期から活動性を確保するためには何をするとよいか。真っ先に思い浮かぶのは歩きたいところだが、ここはやはり痛みの問題や転倒リスクの問題があるため簡単にはいかない。 寝起きを自立

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          大腿骨近位部骨折の理学療法 ② 健側機能の向上から図る…

          大腿骨近位部骨折の理学療法 ① 病態、手術について

          理学療法士が実習や新卒でオーソドックスな疾患として担当することの多い大腿骨近位部骨折の手術後の患者さん。 養成校では解剖や運動学などを学び、疾患については整形外科、神経内科など科毎に総論を学ぶのみで各論は実習地の教育や自己研鑽に任せられているのが現状だと思う。 このブログでは各論的に本当に基本的なことと思われる私の意見を書いていきたい。今回は大腿骨近位部骨折の手術後急性期、なにから始めるかについて。 まず、そもそも90代など超高齢とされる方であっても、大腿骨頸部や転子部

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          大腿骨近位部骨折の理学療法 ① 病態、手術について

          長下肢装具療法 ③ カットダウンの実際

          前回のnoteで、膝をロックして、膝折れ防止をしたまま介助で患者さんに歩いていただく際のコツを書いた。 今回は、そこから如何にご自身で歩いていただけるようになってもらうか、ということにつなげる記事を書いていきたい。 平たく言うと、自分で足が降り出せて、膝のコントロールができて、転ばない、というところにつなげていくという話だ。 そのためには、杖につかまって倒れずに歩けるようになることが目標となる。 膝をロックした歩行では、膝のコントロール自体も学習できず、さらに、膝のコ

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          長下肢装具療法 ③ カットダウンの実際

          長下肢装具療法 ② 実際の介助歩行のポイント

          長下肢装具を用いた歩行介助。 麻痺が重く、ご自分では足を上げることも、膝で体重を支えることも、足首で地面を蹴ったり、引っかからないよう足首を上げたりすることも難しい患者さんを、介助し歩行練習していく方法について。 実際に行う場合の私なりの注意点の前に、第3版脳卒中理学療法理論と技術においてどのように書いてあるかを軽く紹介したい。 "歩行練習は2動作前型そしてある程度のスピードをもって行うことが重要である。(p314) 病期を問わず、長下肢装具を用いた歩行練習では、一定

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          長下肢装具療法 ② 実際の介助歩行のポイント

          長下肢装具療法① 介助歩行の理論的背景

          脳卒中重度片麻痺患者様への、長下肢装具をもちいた歩行介助というものがある。 これは、どんなに麻痺で力が入らなくても、歩行練習を遂行できるというめちゃくちゃ強力なものだ。 適応としては、pusherがない、心臓を始めとする全身状態が落ち着いている、患者さんの拒否がないといったことくらいだろうか。 厳密にはpusherではやり方を変えるだけで、心臓系の問題が遷延化した場合には全身状態を見つつトライしたりもするが、ここでは置いておく。 基本的な概念は、以前記事にしたhebb

          長下肢装具療法① 介助歩行の理論的背景