『リゼロ』32話「ユージン」感想!(ネタバレ!)
仲間をエルザに殺され、スバルも死を覚悟して殺される間際、スバルを助けたベアトリス。
そんなところから始まる32話。今回も、原作者の長月達平先生のツイートを参考にしたコメントや、画像を引用しながら、感想や考察をしていきます!
ベアトリスの嘘?
「どうして助けた!?ベアトリスーーー!!」
殺されて死に戻りするはずだったスバルにとって、悲痛な叫び・・・。助けられたことはむしろ妨害だった。
血を流しながら、必死でレムを助けに行こうと外に出ようとするも、ベアトリスから
「もう遅いのよ。お前があの部屋に戻る理由は、たった今なくなったかしら」
と、無慈悲な宣告。
スバルの目の届かない所でレムはもう・・・
魔法で治療するが、スバルにとっては逆効果。ベアトリスがスバルを助けた理由は、「無様で見ていられないから」というもの。助けようと思ってくれるなら、他に助けるべき人がいたのに。
「ベティに誰かを助ける理由あんて、一つたりとも無いかしら」
「それならなんで俺を助ける理由だってないだろうが!
誰が助けてくれって頼んだんだよぉ!
お前のせいで何もかも台無しになるかもしれねぇんだぞ!
何もかも上書きされて、このクソみたいな今が確定して!
お前は俺を殺すべきだったんだよぉ!!」
長月先生曰く、2期の1話で、ペテルギウス戦をもう一度覚悟しましたが、セーブポイントが更新され、レムを助けられなかったということが、スバルが恐れる最大の要因の一つ、だそうです。
それと、時折「死に戻り」を匂わすような発言をしていますが、直接的に言っているわけではないので、魔女的にはセーフということでしょうか・・・
困惑するベアトリス。
スバルは、落ちていたガラスの破片で死のうとするが、ベアトリスは「ここでお前を死なせるなんて!」と止めに入る。
倒れたスバルの視界に入ったのは、福音書。それは、ペテルギウスのものではなかった。
ベアトリスは、大事そうに福音書を抱える。魔女教徒が持っているはずのものなのに。
長月先生曰く、ベアトリスがいつも座っている脚立に、福音書が隠されていました。今までのシーンでも、ベアトリスが定位置にしていた脚立には、ちゃんと隠されていた、とのことです。
否定しないベアトリスは、スバルの質問に答えない。
「その質問に答えるようにベティは指示されていないのよ」
福音書を読み続けるベアトリスに、スバルは「その本にはなんて書いてある?」と聞くも、「その質問も本にないのよ」。福音書に縛られているように見えるベアトリス。
「何もかもその本に書かれた通りでなきゃ、できないってのかよ!?」
「そうかしら。そうなのよ。何もかも全ては福音の導きに従うかしら。そうすることがベティの生きる意味で、そうする為だけにベティはいるのよ」
ベアトリスは自分に言い聞かすように言う。
スバルにとって、ベアトリスと過ごした時間は好きだった。もう記憶の中にしか残っていない、くだらないようなやり取りも、命を助けてくれたのも、呪いから助けてくれたのも、スバルにとっては大切な事実。これまでの全てのやりとりが、指示されていたことなのか?
「だから!そうだって言ってるかしら!!これまでベティがしてきたこと、全部ここに記されていることなのよ!
お前なんかが、ベティの心を動かせるはずなんてないかしら!思い上がるんじゃないのよ人間!!ベティの全ては、お母様の為に!
お前なんか、お前なんか!ニンゲン!ニンゲン!!ニンゲン!!!」
苦しそうに、叫ぶ姿に、スバルは心配になったように近付いていく。しかし、ニンゲンに対して憎悪を抱くベアトリスは、福音書でスバルを殴り飛ばす。
ベアトリスは精霊ですが、何かに縛られ、人間に対して恨みを持っていることがわかります。そして「全てはお母様の為に」という言葉にあったように、ベアトリスの素性は、重要なキーになりそうですね。
ベアトリスの反応を見ると、今までのスバルとのやりとりが、全て福音書に書いてあったとは思えません。今回スバルを助けたのも、以前助けたのも、何かありそうですね。
そこに現れるエルザ。「残念ね」と舌なめずりをする。
ベアトリスの方を向くと、足を掴むスバル。一撃で殺されるスバルの視界には、ベアトリスの悲痛な顔が・・・。
三度目のループは、一度目のループを倣っての行動
セーブポイントの更新はなく、墓所から3rdループスタート。今回は、1stループでの行動を辿るスバル。エミリアは休んだままで、エミリア抜きの会議が、ダイジェストで過ぎていく。
長月先生曰く、「死に戻り」を重ねることで、展開に慣れ、戸惑いがなくなり、ダイジェストのように時間経過がわかるようになっているんだそうです。
そいうことは、2度目のループ以降、リューズさんへの「ロリババア発言」はないのでしょう(笑)
淡々と、イベントをこなすように落ち着いているスバル。「後はロズワールとの話し合いだ」と、知っている道を辿るように進めていると、オットーにこう言われてしまう。
「ナツキさん、大丈夫ですか?
とても落ち着いて見えます。エミリア様が、あんな状態、なのにです。
それがかえって、危うくありませんか?」
オットーには、死に戻りを重ねる滑るへの違和感に気づくのだった。
エミリアが苦しんでいるのに、スバルは平然としている。オットーがその異変に気付きましたが、何気なくリューズさんやラムも、今までにはない表情でスバルを見ています。
ロズワールとの対話に向かう前に、また違う行動を取るガーフィールが現れる。
長月先生曰く、毎回固定されているはずの展開が変わるのが、四章のスバルを混迷させる要因の一つ、なんだそうです。
展開としては、二章でのレムの対応に似ているかもしれませんね。その時は、今では考えられませんが、レムに一度殺されています。もし、二章になぞらえているのなら・・・、ガーフィールに一度は殺されてしまう展開もあるのでしょうか。さらには、その後、強力な仲間になることもあるかもしれませんね。
「話がある」と言われ、「恋の話かぁ?」と余裕を見せるスバル。ロズワールとの対話は後にして、オットーに別れを告げ、「場所を変えっから付いて来いやぁ」連れ出される。
ガーフィールに、フレデリカは姉弟で混血なのに、なぜ外に出られたのかを聞くと、「どうしてそんなことを聞く?」と聞き返される。
「知っておけば選択肢が増える。俺は、情報を全部入手してから、頭を悩ませたいタイプなんだよ」
と本心を誤魔化し、冷静に答える。スバルの考えは、「死に戻り」に基づくもののようだ。
目的地に着くと、そこには白い服のリューズさんが待っていた。
会って間も無いはずなのに、親しげな態度に、リューズさんも違和感を覚えている感じがします。
フレデリカが、どうやって聖域を出た理由を聞く。エミリアに試練を受けさせず、村人や亜人を聖域から出す方法があるかを知りたかった。試練に苦しむエミリアに、試練を受けさせたく無いのはスバルのワガママ。それに対してリューズは、「苦難に遭う度に逃げ続けるのは・・・」と言うと、「逃げ続ける話はしてない」と遮るスバル。今、過去と向き合うことができなくても、いずれ必ず向き合う。それは、乗り越えられると信じているからだった。
見兼ねたガーディールが「ババァ言ってやれや!ガッドギー・グアッドゼアッドの山籠もりと同じだってな!」と言う。
長月先生曰く、「ガッドギー・グアッドゼアッド」というのは、氷結の絆にも出てきた四大精霊に含まれていない有名な大精霊なのだそうです。本編には出てこないそうなんですが、ガッドギー・グアッドゼアッド以外にも、ガーフィールの口から出てくる言葉は、本編には関係ない出来事やキャラクターが語られるかもしれませんね。
本編にも出てこない設定にも手を抜かない長月先生は半端ないですね。
スバルは意味がわからないが、都合の良い抜け道はないという意味だった。
フレデリカが聖域を抜けられたのは、混血のハーフではなく、クオーターだった。ハーフである血の濃さが、結界に捉われる条件だった。フレデリカとガーフィールは父親が違い、性も違った。
ガーフィールの姓はティンゼル。フレデリカの姓はバウマン。父が違うとのことなので、それぞれの父親の姓を名乗っているようですね。
ガーフィールがフレデリカを嫌っているのは、出て行ってから10年間、戻ってこないことで、捨てたのだと思っていたからだった。
結局、試練を受けるしか、聖域の解放がないことがわかった。そこで、スバルは前回のループ同様、自分が試練を受けることを提案する。
試練を受ける資格があり、それを突破したことに、ガーフィールもリューズも驚き、面倒なことになったことを、スバルは見抜いていた。
リューズは、「ここで、スー坊には大人しくしてもらわねばならん」と言うと、突然ガーフィールが首を掴み上げる。
現状を把握できず、しゃべることもできないスバル。リューズは、「口外しない」というスバルの言葉に対し、
「口外はせん。リューズ・シーマの名にかけて誓おう」
と告げるのだった。
長月先生曰く、「リューズ・シーマの名にかけて誓おう」という言葉は、覚えておいた方がいいそうです。今後の展開にもつながるのかもしれないですね。
監禁されたナツキ・スバル
その後スバルは、目隠しと猿轡をされて監禁されていた。
スバルに対して今までにないキツい態度を取るガーフィール。魔女の瘴気を纏ったスバルのことを、魔女教徒だと思っていたからだった。
死に戻りをする度、魔女の瘴気が強くなるスバル。1stループで、スバルに「お前が試練を受けろ」と言ったのは、魔女の残り香がなかったからだということですね。ガーフの行動が変わったのは、魔女の瘴気を感じたからなのでしょう。
長月先生曰く、「魔女の残り香」が原因で展開が変わるのは、二章のレムがスバルに抱いた不審に繋がっているそうです。
改めて、二章でのレムの不審は、スバルの行動云々ではなく、魔女の瘴気が原因だったことがわかりますね。
スバルを疑うガーフィール。迂闊に手を出せないから殺さずに聖域の誰も知らない場所に監禁することにしたが、エミリア次第で始末しようと考えていた。
スバルは、セーブポイントが変わることを恐れ、舌を噛み切ろうとするが、ガーフィールに阻止される。
長月先生曰く、スバルが死のうとしたことに即座に気付いて、それを防ぎました。ガーフィールは、ロズワールとスバルの目つきが似ていると語りましたが、長月先生も、似た者同士だと述べています。「少なくとも、特に今は」と意味深に語っているので、いずれ、ロズワールとスバルの関係も明かされていくのでしょうね!
スバルは、迷いの森で迷子になったことにされ、ガーフィールもしれっと捜索に参加していた。
ラム姉様の千里眼が久々に見られて歓喜!!
心配するエミリアとラムに、「夜の迷い森に一人で入ったらそう簡単には出てこれない」とガーフィールと言った言葉に、疑問を抱くオットー。ガーフィールは、「余計なことを言うんじゃねぇ」とオットーを脅し、魔石をチラつかせて買収していた。
一方スバルは、自殺できないまま監禁されていた。そこで情報を整理すると、
・襲撃は、屋敷に誰かが帰ってから行われること
・現時点では、最長で5日の猶予があること
スバルの脳裏に、ベアトリスのことがよぎる。本当に、福音書に従って来ただけなのか。
何もできないままもがいていると、誰かが食事を持ってきた。目隠しがずれて、うっすらと見えたその姿に見覚えが・・・。
無情に時間だけが過ぎていく。前回のループのこと。これまでの、記憶の中にしかないループのことを思い返して、死のうとするも、簡単にはいかない。
そういえば、ペテルギウスに捕まって、レムが目の前でやられてしまった時、地面に頭を打ち付けましたが、その時も死ねませんでした。26話で、剣を刺して自殺した時も、禁書庫で死のうとした時も、一思いにすぐさま死ぬというよりは、ためらいながら、震えて怖がっているようにも見えました。「死に戻り」の能力を持ってしても、自殺することは簡単なことではないようですね。
何も考えられなくなり、水の音だけが無情に響く。
そこに、足音がすると、「酷い状態とは思ってましたが、これは思った以上に厳しいですねぇ」と、聞き慣れた声を聞く。
「声を出さないでください。かなり危ない橋を渡ってきてますので、ここで見張りに捕まるのはごめんです。
お互い、諦めは悪い性質でしょう?」
救世主のように、スバルを助けにきたのはオットーだった。
目隠しと猿轡を外されたスバルは、三日経ったことやエミリアが試練を受けていることを知る。そして、この三日間のことを聞く。エミリアが試練を受けているのは、スバルの捜索範囲を広げるため、聖域の解放を優先したいというロズワールの意見だった。
話を聞くスバルには気になることがあった。オットーの話が、聞いた話のようだったからだ。それは、オットーもガーフィールに目をつけられて、逃げ回っていたのだった。そして、逃げ回りながら、情報を収集していたのだった。
オットーは、ガーフィールに脅されたことを言うと、スバルは、「お前バカだろ!なんでそんな危険な真似したんだ!?」と心配する。助けられたことは嬉しいが、助けられる理由が見つからなかった。
長月先生曰く、ベアトリスが福音書に従い、ガーフィールとリューズに裏切られたことで、オットーがどうして自分を助けてくれたのかがわからなかったそうです。
オットーの行動に何か裏がある。もしかしたら、誰かの差し金を思ったのかもしれません。
その男、オットーにつき
「あのですね、ナツキさん。ユージンを助けようとするのは、そんなにおかしなことですかねぇ?」
そう。彼の名は「オットー・ユージン」ではなく、「オットー・スーウェン」
「ユージンさん?」呆気にとられるスバル。
「ユージンじゃなくて友人!友達!!」
「友達・・・誰と誰が?」
「僕と!ナツキさんが!!」
オットーがスバルと行動を共にするのは、利害の一致もある。でも、そんな面倒を取っ払ったら、ただの友人だと。普段の雑な扱いも、友人の距離感だと。
そう聞いて、声を大にして笑うスバル。
(大声出して大丈夫か?まぁ、オットーには、言霊の加護があるということでw)
笑われて照れて起こるオットーだったが、スバルが笑ったのは、そんなオットーを疑う自分のバカさ加減にだった。
ベアトリスやガーフィール達に裏切られたスバルにとって、損得なく「友達」と言える存在がいたことは、大きな救いになるでしょうね。
スバルはやっと、友人オットーに言う。
「助けに来てくれて、ありがとう」
こんなに腹から笑うスバルを見られたのは、いつぶりでしょうか。
あの時とは大違いです・・・
オットーの優しさに、二人の友情に、涙が溢れてきます。放送後は、ツイッターのトレンドにも「オットー」が出ていましたが、第3章の最後でも活躍しましたが、四章で、その存在感を大きくし、スバルにとっても重要な存在になりましたね!
スバルを墓所から逃がしたオットーは、協力者の元に。
そこにいたのは、この人だった。
「待ちくたびれて老婆になるところだったわ。
もっとも、老いてもラムは可愛いけどね。ハッ」
スバルがいなくなった部屋を見たガーフィールは怒りに震え、部分獣化させていた・・・
エルザはどうやって禁書庫に現れたのか
冒頭、エルザが禁書庫に現れてスバルを殺しましたが、一つ疑問があります。
どうやってエルザが禁書庫の部屋に辿り着いたのか。
ベティは、「扉渡り」の魔法を使って、スバル以外はそう簡単には辿り着けないようになっています。しかし、エルザは現れました。
今回、疑問だったことが一つ解明しました。
スバルが屋敷に戻ってきた時、1stループでは、不自然にも屋敷の扉が全て開いていました。
今回の2ndループでも、外に逃げてから屋敷に戻った時、1階の扉は開いていました。二階へ向かおうとした時、崩落に巻き込まれて、パトラッシュにより、2階へ投げ込まれ、エルザに見つかった時、レムの部屋の扉が閉まっていた。斬られるギリギリでレムの部屋に入ったはずが、「扉渡り」の能力によって、禁書庫に入ったという流れです。
「ベアトリスにとっては、屋敷の方が安全」と言われていましたが、エルザがやってきたとなると、安全ではなくなります。エルザはおそらく、ベアトリスの存在と、扉渡りの能力を知っていたのではないでしょうか。そして、扉渡りの能力を破る為には、扉を開けておけばいいという対処法を知っていたと思うのです。空き部屋が多い屋敷ではありますが、扉を開けたままにしておく必要はありませんが、扉渡りを破る為であれば、納得です。
つまり、エルザに、ベアトリスの存在と扉渡りの能力を伝えた者がいるということです。ベアトリスと扉渡りを知っている者は、数人しかいませんが、その中で殺されなかった者は・・・?
はい。一人しかいませんね・・・
異世界でできた初めての友人
オットーは、スバルにとって、異世界で初めてできた友人だと言えるでしょう。
思い起こせば、第1期の時には、エミリアの手をレーロレーロと舐めまわした(スバル談)、ユリウス・ユークリウスという「最優の騎士」とお呼ばれる男がいました。一度はユリウスにボコボコにされ、体がボロボロになったスバルは、エミリアと喧嘩別れし、心もボロボロになりました。
その後、白鯨を倒した後、魔女教討伐の時に現れたのが、ユリウスでした。
「一つだけ訂正したいのだが、私の名はユーリだよ」
その設定、公な場以外で邪魔なだけだから!
・・・懐かしいやり取りをしてみました(笑)。
そんなユリウスが、白鯨を倒したことに「感謝を」と伝えられるが、お互い、「友達になれる気はしないのだから」と、打ち解けきれずにいました。その後、スバルの心にしかない記憶となりましたが、ペテルギウスに憑依されたスバルを、罰受ける覚悟で介錯しました。その後は、怠惰の大罪司教ペテルギウス・ロマネコンティとの戦いにおいて、「君の目で、私が斬ろう。我が友、ナツキスバル!」と、スバルの視覚を共有することで、共闘します。
あまりに違う二人は、友達というよりも戦友と言えるかもしれません。でも、二人の中に確かにあった友情に、私は感動したし、リゼロの中でも特に好きなシーンの一つです。
一章では、ラインハルトは一方的に友人のように接していましたが、スバルにとっては、恩人であっても友人とは言えないでしょう。他にもロズワールは辺境伯で屋敷の主人(一応スバルは屋敷の使用人)で、ロム爺は、爺だし、ヴィルヘルムさんは師匠のような尊敬する人。アルデバランは、転生組のおっさんだけどまだ正体不明。
よくよく振り返ってみると、スバルと同世代の男って、あんまりいないし、その素行から、友人にまでなるような人って、ユリウスくらいなんですよね。ただ、共に戦った戦友であっても、友人ではない感じがします。
そんな中にあって、この世界線でのオットーは、魔女教徒だと勘違いされて捕まったのを、笑いながらスバルに助けられた恩と、エミリアを助けに行くために、危険を冒しながらスバルを乗せて走ったこと。そして、仕入れすぎた油をロズワールに買いとってもらう口聞きをしてもらうという間柄です。
(この世界線での初対面w)
もちろん、死に戻りをしたスバルは、その度にオットーと出会い、共にロズワール邸に向かいました。一度は白鯨にスバルを差し出して逃げたこともありました・・・。オットーの名誉を掛けて弁明すると、オットーには「言霊の加護」があり、生き物の声を聞くことができます。そして、白鯨の声が聞こえたことで、狂乱してしまったのです。恐怖の対象である白鯨を前に、彼を恨むことはできないし、何よりスバルも恨んではいません。もちろんそれは、スバルの中にしかない記憶ですが、オットーは、周りの扱いは雑ですが(笑)、スバルにとっては、なくてはならない存在だと言えますよね。
このループもおそらく、死に戻ってしまい、なかったことになるかもしれませんが、スバルにとって、オットーへの思いは変わっていくのでしょうね。
3度目のループはどうなる!?
基本的に、リゼロはいつも予想外の展開が待ち受けているものですが、今回は、今までとは違う角度の予想外な展開でした。
ベアトリスに隠された謎から始まり、スバルの拘束監禁、そして、ユージン・オットー。
今回ばかりは、「オトキャン」こと、オットーキャンセルにならないことを願いますが、おそらく、スバルの中にだけ残る記憶となるのでしょう・・・
今後の展開に目が離せない!!
今回は、エルザクエストの攻略が見つからないまま、当のスバルは監禁されてしまい、ガーフィールが敵対してしまいました。
長月先生曰く、何が待ち受け、誰が敵で味方で、俺がお前れお前が俺で!と(笑)、面白おかしくも、ループや立ち回り方によって、敵味方が入れ替わることを示唆しています。下手したら、今回はエルザ攻略はおろか、エルザにたどり着く前に死んでしまうかもしれないし、監禁され続けていたら、いつの間にかセーブポイントが更新され、クソな今が確定してしまうかもしれませんでした。
長月先生も言っているように、誰が味方で誰が敵なのか。スバルの戦略のように、情報がわかっていなければ、エルザどころではありません。
今のところ、エルザはどんなにレベルを上げても絶対に倒せない、不可避イベント状態ですが、手を間違えれば、最悪セーブポイントの更新もあり得ます。
レムを救えないセーブポイントに更新されたように、大事なものを取り戻せないポイントにセーブされてしまっては、スバルにもどうしようもありません。
今までと違うのは、いかに攻略するかだけでなく、セーブポイント更新にも注意しなければならなくない、というところですね。
それにしても、オットーにせよ、ラムにせよ、第4章では大活躍すると聞いてはいましたが、第4章攻略には欠かせないキャラですね。リューズやガーフィールは、敵にもなり得るし味方にもなり得る。しかし、オットーとラムだけは、現状スバルを助ける立場にいます。フレデリカの謎も解けた部分もあり、安心要素と不確定要素もあり、特にエルザ関連は謎が多いので、あと何度ループするかわかりませんが、果たしでどのような展開になっていくのか!
次回は、激昂したガーフィールとの激突は避けられない!?ガーフィールに対しては、ラムが鍵を握っていそうですが、そろそろエキドナさんにも登場していただきたいところです(^^;
今頃、一人でドナ茶でも飲んでいるのでしょうか・・・
画像出典:『Re:ゼロから始める異世界生活』/長月達平 WHITE FOX
追記
32話をもっと楽しむ為のコラムを配信しました!
33話はこちら
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