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神(アニメ)への冒涜!!映像研実写映画

怒り沸騰!神アニメの実写映画化

私、怒っております。

3月で終了したアニメ『映像研には手を出すな!』ですが、私も運営に携わっている道楽舎としても、どのようなコミュニティで在りたいかということを、気付かせてくれた神アニメです。
アニメーションがどのようにして作られ、アニメーターがどれだけ苦労しているのかが描かれ、アニメの持つ力を見せつけてくれました。

高校を舞台にした青春でもあり、恋愛は描かれなかったものの、今の時代に見合った作品です。学生でもアニメを作ることができ、社会を巻き込んでお金を稼ぐこともできることも描いて、主役3人の関係性や、制作に取り組み完成した作品には、胸が熱くなりました。

間違いなく今年を代表する神アニメであると断言しますが、映画で実写化すると決まった時、キャスティングさえ良ければ、化けるかもしれない・・・と思っていました。

が!

しかしですよ!?
5月に公開予定で延期になったニュースで初めてキャスティングを知りましたが、乃木坂て・・・

一つ言っておきます。私は乃木坂推しです。
一番はダントツで与田ちゃんですが、齋藤飛鳥も可愛いと思っております。

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ただ、浅草氏は、あんなに可愛くない!!読モの水崎氏よりも可愛いとかありえないし、設定が崩壊しています。

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アニメでは、浅草氏を担当したのは女優の伊藤沙莉さんで、声優初挑戦とのことでしたが、そうとは思えないほど完璧で、もはや浅草氏といえば伊藤沙莉さん以外には考えられない、今では伊藤沙莉さんをみても浅草氏が連想されるほどになっています(笑)。だったら、女優として伊藤沙莉さんが浅草氏をそのまま演じたら、間違いなく実写化成功に近付くと思いました。その提言をコラムにしたつもりでしたが、道楽舎内での会話で言ってたことでした(笑)

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一番難しい役どころの金森氏は、特にキャスティングを注意しなければならないと思いますが、声優のキャスティングは拘ったはずなのに、なぜ演者のキャスティングを拘らないのか・・・。もし拘っているとしたら、ちょっと酷いこと言いますが、見る目がなさすぎですよ。才能ないんじゃないですか?

乃木坂をキャスティングした時点で、間違いなく制作陣の忖度を感じるし、興行が第一目的になっていて、アニメの映像研とは違い、作品ファーストで制作しようという気概を全く感じません。

残念ですが、映像研の実写映画は、間違いなくコケ、黒歴史になってしまうでしょう。観に行く気もしません。


実写化の成否を分けるポイント

実写化で失敗している作品には、実は共通点があります。

それは、成功したアニメの実写化は爆死する、というものです。

逆に、実写化が成功した作品にも共通点があります。

それは、漫画がアニメ化される前に実写化する、というものです。

昨今の作品は、アニメにしても実写にしても、漫画や小説が原作になっているものが多くなっています。それ自体は悪くないし、実写の方がアニメよりも人気が出るものもあります。逆に、実写をアニメ化しても、それ以上にはいかなかったりします。

なぜなら、イメージがついてしまうからです。

実写の成功例といえば、「DEATH NOTE」が第一に挙げられるでしょう。アニメ化もしていますが、映画が成功した後でアニメは放送されたこともあり、正直アニメはそれほど盛り上がりませんでした。実写の方は、松山ケンイチさんの完コピLを始め、藤原竜也さんや戸田恵梨香さんによって、実写化映画としてはトップクラスの興行となりました。

他には、「るろうに剣心」も外せません。るろうに剣心の場合、アニメ化もしていて、TM.RevolutionやBonnie Pinkなど、人気アーティストが主題歌を務めたことで、話題にもなり人気もありましたが、「神アニメ」と言える程ではなかったなぁという印象でした。ただ、アニメの放送から13年も経過していたことと、主演の佐藤健さん目当ての若い子にとってはアニメの存在を知らなかったりするので、それもうまくいった要因でしょう。

では、大爆死した実写化映画だと、筆頭は『進撃の巨人』で、少年ジャンプ系の実写化は、『テラフォーマーズ』『ジョジョの奇妙な冒険』『BLEACH』は大惨事、『東京喰種』も、続編がありましたが、大爆死と言えるでしょう。
他にも、『鋼の錬金術師』など、冒険ファンタジーモノは、やはり実写には向かないので、少年漫画の実写化で成功を狙うのは相当難しいでしょう。また、アニメがヒットしたことでの実写化は、勢い任せのいい加減さも感じるし、便乗商法にも見えます。それが、実写化が大爆死要因でもあるのでしょう。

漫画のアニメ化、実写化には、このような法則があるんですよね。
神アニメや、アニメで人気が出た作品を実写化した成功例は、ほとんど無いでしょう。

先日、神アニメに認定している『女子高生の無駄遣い』が、アニメが終了してたった1クールしか空けず、実写ドラマが放送されました。放送決定を目にした時、私はすぐさまコラムにしました。

そう。
神アニメの実写化は、神への冒涜に等しいですよ。そして、大爆死という天罰を食らうのです。
女子無駄の実写ドラマも、全くニュースにも話題にも上がらず、私も一切観ませんでした。演者は悪くはありません。与えられた役を一生懸命やったと思いますから。悪いのは制作です。


無闇に実写化するのは、コンテンツの奴隷

映像研も、私を含めコアなファンが多く、今後も語り継がれる神アニメの一つだと思っておりますが、放送終了からあまりに間がなさすぎるし、アニメが面白すぎたので、実写もキャスティング次第では、可能性があると思いましたが、一番重要なキャスティングが一番ダメだったので、残念ながら映像研の実写映画はコケるでしょう。

わかりやすくいえば、昨年一気に覇権アニメに君臨した『鬼滅の刃』は、アニメ化によって、原作の売り上げも飛躍的に上がり、今年の10月には続編が劇場版で描かれます。

このアニメが大ヒットした『鬼滅の刃』を実写化する、となったら、言わずもがなですよね?
爆死以外あり得ないでしょう・・・
映像研は、鬼滅ほどの人気は出なかったかもしれませんが、実写化するということは、こういうことです。

今後も、漫画原作のアニメ化や実写化は続くと思いますが、神アニメの実写化は、ちょっといい加減にしてほしいですね。

映像研の実写映画も、いずれは黒歴史になると思いますが、「せいをおかげに」する私は、その死を無駄にはしません(笑)
5月15日に公開予定で下が延期になって、公開はまだ先ですが、おかげで発見することがあったので、ちゃんとその犠牲を無駄にしないよう受け止めていくので、爆死を恐れず安心して公開してくださいね。


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