【道楽舎】『やくだつ原子』Vol.11「水素(H)」
道楽舎「やくだつ原子」シリーズ更新のお知らせです!
今回取り上げた原子は、原子番号1番の【水素】です。
第11弾にして、やっと原始の原子を取り上げることになりました(笑)
【水素】は、誰もが知る有名な原子だと思いますが、調べてみると、奥が深い原子なんですよね。
宇宙に存在する原始の9割を占めたり、この宇宙ができた時に最初にできた原子で、ビッグバンの後、「水素ガスの霧」というものに覆われていたんだそうです。数億年後、水素ガスの霧が晴れたそうですが、晴れる前は、恒星を観測することもできなかったんだとか。
宇宙好きの方にも、ぜひ知ってほしい原子ですね。
道楽コソコソ噂話
コラムでは、『水素爆弾』や『水素水』などを取り上げていますが、個人的には『水素自動車』が一番興味をそそりました。
コラムでは、トヨタの『MIRAI』を出しましたが、何を隠そう、私は愛知県の豊田市出身で、亡くなった父親もトヨタに勤めていたり、乗っている車もトヨタだったり、何かと所縁のあるんです(笑)
水素自動車は、次世代エコカーとして既に実用化されていますが、水素ステーションの問題など、実用化したからといって、すぐに普及するわけではありません。
トヨタのプリウス戦略から学ぶ
トヨタと言えば、ハイブリッドカーの『プリウス』が有名ですが、『プリウス』が発売した1997年当初、まだハイブリッドカーは今ほど認知されていませんでした。
『プリウス』はトヨタが社運をかけたプロジェクトでした。車体価格は230万円ほどで、それほど高額ではありませんでしたが、実は、売れれば売れるほど赤字、というものだったんです。
本来であれば、ビジネスとしては成り立ちませんが、莫大な資産のある「世界のトヨタ」だからできたことでもあり、自動車の新たな可能性を広げるための投資でもあったのだと思います。高過ぎて購入されなければ、使用者の声や改善点を知ることもできません。例え赤字になっても、購入してもらって、改善していく。
実際、トラブルも多く、決して評価は高くはありませんでした。
しかし、数年耐えて性能は改善され、技術は向上し、トヨタの看板となり、大きな利益を得るようになりました。
ちなみに、水素自動車の『MIRAI』の販売価格は、700万円以上もします。『プリウス』に比べ、かなり高額ではありますが、『プリウス』と違って、「水素ステーション」などのインフラが必要になる為、その分高額なんだろうと思います。恐らくは、高所得者をターゲットにしているのだろうと思いますが、今後、次世代エコカーとして、水素自動車がどのように普及していくのか、気になる所ですね。
変化していく自動車産業
環境問題や、資源問題も関わってくるので、変化していかなければ自らの首を絞めることになってしまいます。自動車も、サブスクでの利用になってきて、購入するだけではないと変化していますが、より過ごしやすく、環境にも配慮していけるようになってほしいものです。
そして、その裏には、【やくだつ原子】が関わっている、ということを忘れたくないですね!
道楽舎では、「なりたつ原子」アニメ化プロジェクトを実行中!note発のアニメとして、みなさんと一緒に作っていけたら嬉しいです(^^)
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