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共同マガジン〜小説家達!

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小説限定を出してください。これはみんながこのマガジンで楽しんで小説を見れるために作りました。ルールは簡単です。みんなが嫌がることは絶対にしないでください。それだけです。たくさんの…
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みんなが小説好きになるための共同マガジン!参加方法

こんにちは。これは小説を『書く』『読む』ということを楽しんでもらうために作った共同マガジンです。参加してくれると嬉しい! 📗共同マガジン初めにしてほしいことマガジンに行き、自分にあっているかを確認してください。(まだ何も投稿されていない可能性があります(ーー)) もしも誰かルールを破っているかを見てくれると助かります。 なぜこの共同マガジンを始めたのか簡単に言うと自分が人の小説を読みたいというのが10%ほどの理由をとっています。ですが、ほかの人にも小説を読む楽しさ、書く

🪻創作大賞🪻 「猫と僕の日々」、文字数カウントしたら3,000字くらい足りない💦超過してると思ったのに~😿💧 どうしようかな・・明日通院だし・・ 悩む〜😿😿

私+君‐君は私のことが見えないんだった

目が開けれたときには目の前がくらんでいた。 私は2回から落ちたの? 体はうまく動かない。 口も開かなかった。 うなり声しか出せなかった。 体を無理やり動かそうとしたが、体がきしんでとても痛む。 本当に…2階から落ちたの?私は… まだ何もわからなかった。 私の意識はまた消えた。 君は椅子に座っていた。 「…」顔色は悪く、その横には私の親がいた。 その近くには大きなドアがあった。 そして、その上には『手術中』というランプが真っ赤っかについていた。 「…」その場は静かなままだった

向日葵の約束〜猫と僕の日々 最終話|#短篇小説

#創作大賞2024 Chapter12. 向日葵の約束 「モン・・・」 モンに触れると、棒みたいに固まっていた。毛は生命力を失くして、身体に張り付いていた。当然だが、まったく、顔が動かなかった。 僕の中で何かがふっつりと切れて、思考が途絶えてしまった。膝をついていたが力が抜けてしまい、腰を下ろして座り込んだ。 「嘘だろ・・・」 両手で頭を抱えた。隣りで、由依が低い声でしゃくり上げていたが、 「武井くん、ごめんなさい・・・ お世話しきれなくて、こんなことになっ

創作大賞❚使用禁止道具-ノーマル

#小説 #創作大賞 #創作大賞2024 #使用禁止道具 #ファンタジー小説部門 (14940文字) 前の小説初めの小説僕たちは今、昼休みだ。 毎日のように昼休みは屋上へと上がっている。 下からは楽しそうな声が聞こえるが、ここからは楽しそうではない声が聞こえる。 「最近はまだ平和になったね」僕が横でのんびりと寝転がっている七海ななみに向かってつぶやいた。 だが、返事はない。下を見てみると、 寝ていた。 七海はここに来ると、結構寝ていることが多い。 一度は僕たちが七海のことを忘

創作大賞❚使用禁止道具-魔法

#小説 #創作大賞 #創作大賞2024 #使用禁止道具 #ファンタジー小説部門 (11245文字) 前の小説初めの小説「魔法が使えたらな~」僕はぼそりとつぶやいた。 それを聞いて七海ななみはきょとんとした。「は?」 「いや、さっきまでこれを遊んでてさ、魔法があれば便利だなって思ったんだ」 七海が考えてから指を鳴らした。「これを使えばできるかもよ」七海が取り出したのは『リアルテキスト』の入った『スマホ』だった。 「なるほど、それを使えばいいんだね」彼女は頷き、僕にスマホを渡し

創作大賞❚使用禁止道具-匿名

#小説 #創作大賞 #創作大賞2024 #使用禁止道具 #ファンタジー小説部門 (12525文字) 前の小説「おい!」僕は七海に向かって叫んだ。 彼女はむしゃむしゃとおやつを食べていた。 そこまでは別にどうでもいい。だが、問題なのは彼女が僕のおやつを食べているということだ。 「何?」彼女は無実の顔で僕を見てきた。僕はため息をついておやつを奪い返そうとした。 「ちょ!私のおやつ!」だが、僕は言い返した。「これは俺のだ!」「いいや、私の!」 ちょうどそこへお母さんが現れた。起き

創作大賞❚使用禁止道具

#小説 #創作大賞 #創作大賞2024 #使用禁止道具 #ファンタジー小説部門 (25139文字) 一人の少年がベッドから起き上がった。 今日もいつもと変わらない、一日だ。 彼は台所に行くと、食べ物が用意されていた。 お父さんは会社、お母さんはどこかに出かけている。 彼は毎日家で一人だ。 だが、それが日常なので彼はそこまで気にしていない。 今日も同じような日常になるはずだった。 彼は外に出て、学校に行くところだった。 そこへ、一匹の猫が歩いてきた。 いつもなら逃げていくが、

記憶の断片〜猫と僕の日々|#短篇小説

#創作大賞2024 Chapter11. 記憶の断片 翌朝、ドアのチャイムが鳴って、インターフォンの画面を見ると由依だった。思ったより早かった。 「おはよう。―――ドア、開けるよ」 インターフォン越しに話すと、由依はにっこりと微笑んだ。 玄関で靴を脱ぎながら、 「会社に行く前に、モンの話を聞いておきたかったから、早く来たわ」と彼女は言った。 「そうか・・・有難う」 モンのところへ由依を連れて行くと、モンはいつも通り、寝室の隅で大人しく丸まっていた。 「えっ、

使用禁止道具-匿名③

「とりあえず進もう」僕たちが歩き出すと、壁にあった松明が列に並んでともった。 最新のようなロボットとは少し相性が悪いものだ。とても古い感じにしか見えない。 そのたいまつはここから一キロ以上先までともっていて、ボケてみれば無限に続く通路にも見えそうだ。 「これはいつまで続くんだ…」雄星は少しだけめんどくさがり屋のようだ。 彼は壁を蹴り飛ばしてしまった。だが、その先には壁しかなかった。どうやらこの通路を通り終わらないといけないらしい。 七海が出してきたのは銃のようなものだった。「

受容〜猫と僕の日々|#短篇小説

#創作大賞2024 Chapter10. 受容 猫の鳴き声しか出せなくなったモンは、僕を見上げたまま微動だにしなかった。ふたりとも、シャワーを浴び続けていた。 シャワーの栓を締めると、モンの見開かれた鳶色の瞳から、はらはらと涙が零れた。 全身濡れてしまった僕は、モンの顔を両手で包みこんで、やはり嗚咽が止まらなかった。 「あぁ・・お・・ぁあぅ」 しゃくりあげつつ、またモンが声を発した。 「モン・・・いいよ。此処を出よう」 僕はモンの手を取って、浴室から連れ出し

おはようございます! 7月19日誕生花:月下美人(ゲッカビジン) 「20歳の顔は、自然の贈り物。50歳の顔は、あなたの功績」とココ・シャネルは言った。日々に感謝し、他人を悪しざまに語らず偽らず、笑顔で愛を交わし合えば、皺さえも幸福のしるしとなる。 花言葉…艶やかな美人/はかない恋

使用禁止道具‐匿名②

「ってことは何かが起こったか、招待状か何か?」僕は首をかしげた。 すると、空から何かがまた振ってきた。「何だ?これ」僕が広げてみると、パーカーだった。 黒くて、肩のところには目が書いてあった。多分黒い吹き出しは黒いパーカーで消えているのだろう。 僕はそれを拾うと、着てみた。「結構似合うじゃない」彼女は上機嫌な声で言った。 僕は腕の紋章を見てみた。結構いけているかもしれない。 すると、今度は後ろで バサッ という音が聞こえてきた。 後ろを見てみると、そこには白いパーカーが落ちて

シャワーは夏の雨〜猫と僕の日々|#短篇小説

#創作大賞2024 Chapter9. シャワーは夏の雨 泣いているモンを少しでも落ち着かせたくて、抱きしめながら朝まで過ごした。 モンの身体は白く柔らかくて、元が黒猫とは思えない。睫毛を濡らし、小さな涙の玉をその先に残したまま、モンは眠りについたようだった。 (僕が窓を開けなかったら・・・) モンの寝顔を見ながら、そればかり頭で考え、結局眠れずに徹夜してしまった。 翌朝。もう1週間ほど休んでいたので、後ろ髪を引かれる思いはあったが、出社することにした。 モン