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森清勇氏この4月17日のJBpress記事への異論。

森清勇(もり せいゆう)氏(星槎大学非常勤講師)のこの4月17日のJBpress(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60194?page=2)の記事の次の一節のだがねぇ。

引用《清水潔氏が『「南京事件」を調査せよ』で明かす兵士の陣中日記に見るように、凄惨な処刑も行った。軍法会議で捌かれるべき事件であるが、中国側は「日本の暴虐」として宣伝する。》

どうかと思うがねぇ。凄惨な【処刑】を行ったというのは、明確になって居るのかねぇ。小野賢二氏の史料を見ても、少しおかしな点等もあるし、収容所の火事後の揚子江沿いの魚雷営施設での30〜40名毎の処刑を目撃したという人物や、機関銃で一度に殺害したかのような記述もあるし、捕虜からの嘆願書などもある。また、山田栴二旅団長【皆殺セトノコトナリ】とあるが、直ぐに続けて【各隊食糧ナク困却ス】とあるのは、【殺害命令ではない】とも受け取れる。幕府山の殺害場所とされる場所は、揚子江に出来た大きな中洲への【渡し場】である。渡し場で【処刑】するのも変な話であり、こういう低劣な意見は当時を考えるうえでは、問題であろう。いったい軍法会議で裁かれるべき事件とは何かも判らない。敵軍の捕虜を軍法会議で裁くものなのか? 本来なら軍律審判であろう。正直用語をお粗末に扱っているのと史料を正確に読んで分析しているのかと疑問に思ってしまう。

基本的に日本軍の不当行為を容認する派であり、当時の状況を多角的に統合的に理解出来てないのではないかと考える。そのような状態ならば金を貰って意図的なものを拡散するのはどうかと考える


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