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弁護士が気ままに「半沢直樹2」を語る(第7話) 〜開発投資銀行(≒日本政策投資銀行)の民営化〜
「開発投資銀行は、タスクフォースによる債権放棄の要請に対して、見送りの決断を下しました。」
政府の圧力に屈せず銀行団が団結して債権放棄を拒絶した第7話。ファーストペンギンとなった大東京銀行担当者役の熱演や、「鉄の女」開投銀谷川のガッツポーズなど、視聴者も大盛り上がりの演出が多い回となりました。
さて、金融規制・金融取引を主な取扱い分野とする弁護士の視点から、ドラマを見ていて深堀りしたいと思った
弁護士が気ままに「半沢直樹2」を語る(第4話) 〜「グループ全体の利益」その他〜
「最初の敵はいつも自分自身だ。勝敗は時の運だが、決して自分の構えを崩すな。」
半沢の「倍返し」が決まり、第一部のクライマックスとなった第4話。第2話時点の感想では、果たして銀行に勝ったからといって半沢に未来はあるのか?とハラハラしていましたが、まさに完璧な落とし所を見つけた素晴らしいラストでした!
さて、この記事のシリーズでは、金融規制・金融取引を主な取扱い分野とする弁護士の視点から、ドラマを
弁護士が気ままに「半沢直樹2」を語る(第3話) 〜証券取引等監視委員会の狙いとは?〜
「大事なのは感謝と恩返しだ。この2つを忘れた未来は、ただの独りよがりの絵空事だ。」
証券取引等監視委員会(SESC)が来襲した第3話。資料の破棄やデータの削除といった明らかにヤバい行為のオンパレードを見せられ、真面目な視聴者の中には果たして半沢らは正義の側にあるのか?と少なからぬ疑問を持った方もいたかもしれませんが、個人的にはフィクションとして割り切って楽しめました(笑)。第3話については、悪い
弁護士が気ままに「半沢直樹2」を語る(第2話−後編−) 〜金融グループ内の利益相反管理体制その他〜
電脳雑伎集団とSpiralを当事者とする東京中央銀行と東京セントラル証券との代理戦争という構図が固まった第2話。感想があまりに長くなりすぎて前編と後編とで分けさせて頂きました。前編では伊佐山陣営に焦点を当てましたが、後編ではチーム半沢の動きについてコメントしていきたいです(投稿が第3話放送直前になってしまいました。。)。
第1 東京中央銀行、電脳、フォックス、大洋証券による陰謀について詳しくは、
弁護士が気ままに「半沢直樹2」を語る(第2話−前編−) 〜電脳側の犯罪行為その他〜
「それぞれの顧客がベストと信じる相手にアドバイザーになってほしいと依頼してきた場合、それに応えるのが使命です。」
電脳雑伎集団とSpiralを当事者とする東京中央銀行と東京セントラル証券との代理戦争という構図が固まった第2話。コンプライアンスの観点からはもう無茶苦茶という様相になってきましたが、ドラマとしてはとても面白い怒涛の1時間15分でした。
さて、今回も、金融規制・金融取引に携わる弁護士
弁護士が気ままに「半沢直樹2」を語る(第1話) 〜ファイアーウォール規制その他〜
「やられたらやり返す、倍返しだ!」
あの「半沢直樹」の続編がいよいよ始まりましたね。最初に白状すると、「あの」と言いつつ、実は私は前作をリアルタイムで視聴していません。普段連続TVドラマを見る習慣がないこともあり、完全に流行に乗り遅れました。前作当時、カプセルホテルかどこかでTV付きマッサージチェアがズラーっと並んでいる中、ほとんど全員が半沢直樹の最終回を観ているというインパクトのある写真がバズ