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【入社1年目インタビュー】新米シェフが駆け抜けた1年で得られたこと。

小さい頃の夢は何ですか?

こんにちは!レッツジョイン公式note編集長の和田です。「大きくなったら何になりたい?」と聞かれた時、私は「ケーキ屋さん」と答えていた記憶があります。

周りの女の子がそう答えていたので真似していただけなのですが(笑)みなさんは、いかがでしょう?

ちなみに、最近の小学生の「大人になったらなりたいもの」は男子の1位が会社員で、女子の1位はパティシエだそうです。

第一生命保険が21年3月17日に発表した第32回「大人になったらなりたいもの」アンケートの結果

2020年12月、第一生命調査。回答数1134人(小3~6年)、回答率の単位は%

今回は、昨年洋食のシェフとしてジョイングループに入社し、カフェの料理や結婚式で出される婚礼の料理を作っている安達晃輝(あだちこうき)さんに取材しました。

高校の調理科を卒業して、厨房で働きはじめた1年間。自分の変化について話していただきました。

担当:洋食厨房での調理
<主な仕事内容>
・結婚式で提供される婚礼料理
・カフェランチの料理

「好きなことを仕事に」進路の決断と直談判

ー料理人を志すキッカケを教えてください

幼稚園の頃から母親とキッチンに立つことが多かったんですよね。一緒にお菓子を作ったりとかしてて、楽しかった思い出があります。

でも、小学校までは警察官になりたいって思ってました。人のためになる仕事がしたくって。

中学で進路を決める時になって警察官になるためには、自分の学力では難しいってなった時に、先生が料理人という道があることを勧めてくれたんです。

料理をするのが好きってことは先生も知ってくれていて、人のためになる仕事に就きたいということも話してたので。

料理をすることは好きなことだったので、好きなことを仕事にしていいのかな?みたいな気持ちがありました。

両親も賛成してくれたので、地元の高校の調理科に入ることにしました。

調理科で実習中の一枚

ー入社した経緯を教えてください

コロナ禍で本当に料理人が働ける就職先が全然なくて・・・。工場とか全く違う業種であれば働き口があったので、そちらで働くしかないって気持ちでいました。

先生からは反対されていたんですけど、それしかないかなと思ってたんで。

でも、自分の中でも諦めきれない気持ちもあって、授業を担当してくださっていた大場シェフ(ジョイングループ・元西洋料理長)に直談判に行ったんです。

「求人、出してもらえませんか?」って。

授業の合間の休憩時間だったんですけど、言いに行くのも緊張で足がガクガクしてました(笑)

料理長からは「考えてみる」というお返事をもらったんですよ。その後、採用されることになったので、あの時、緊張したけど直接お願いに行ってよかったな!って思ってます。

大場隆シェフ

独自の「レシピノート」が成長の証

ー仕事を覚えるために努力されたことを教えてください。

毎日が勉強でしたね。新しく教わることばかりだったので、ガムシャラにやってきた1年でした。

やっぱもう最初は自分の技術不足が目立って。学校で教わってきたことなんて、一握りのことだったんだなって実感しました。

その日に教えてもらったレシピは全部メモして、家に帰ってから振り返ってノートに書き起こしました。

レシピノートには、シェフから教えてもらった詳しい作り方も書いてます。

安達さんの1年が詰まった
レシピノート

ーこの一年で得られたことや成果は何ですか?

最近のことなんですけど、初めて婚礼料理を担当することになって。時間配分とか仕込みの段取りとか、全部自分で決める立場になったんです。

その業務を無事に終えられたことが、やっぱ一番大きいですね。始まるまではミスがないかってずっと考えてたんで。

ドキドキだったんですけど、終わった瞬間に緊張が解けて崩れ落ちました(笑)

婚礼料理のイメージ
人数に応じたコース料理を提供しています

カフェのランチも作っていて、店内が混みあってくるとすごく忙しいです。

上司である寒河江シェフとも最近になって、ようやく連携して作業ができる自分になったかなと思います。

上司の寒河江シェフと連携しながら調理
月替わりのパスタランチ
人気の週替わりランチ

ー最後に、今後の抱負をお願いします

一緒に働く仲間やスタッフに頼ってもらえる料理人になりたいです。

何年後か何十年後かはわかないですけど、高校の調理科時代にお世話になった大場シェフや横山シェフみたいに、みんなをまとめられるような人になりたいです。

2年目に向けて頑張っていきたいことは、先輩に聞かなくても自分から仕事を進めていけたり判断できるようになりたいです。

厨房から店内へ料理を運ぶ安達さん

山形市中心街にあるオワゾブルー山形と隣接するカフェTREE。
ランチタイムで賑わう時間帯には、安達さん自らが厨房から店内へ料理を運ぶ姿も見られます。

2年目を迎える安達さん。今後も料理の腕を磨きながら、4月からは新入社員の先輩としての活躍も期待しています!

ー安達さんありがとうございました!

結婚式場オワゾブルー山形に併設された
カフェTREE
毎月メニューが新しくなります

メニューはInstagramからご覧いただけます。

https://www.instagram.com/oiseau_cafe_tree/?hl=ja

<取材後記>

安達さんは4人兄弟の長男で、家に帰ると小学2年生から高校生の弟や妹のお兄ちゃん。家族が集まるお正月などは料理の腕を振るうこともあるそうです。

料理が得意なお兄ちゃんって、カッコイイですよね~!

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