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その仕事を選ぶ、本当の理由って?【就活宿題③】

こんにちは!JOI STARTの就活アドバイザーの佐藤やすよです。

前回は横山さんによる、やりたいことが見つからない方のための「価値観たなおろしーと」をご紹介しました。実際に書いてみた方は、ご自身が仕事をする上で大切にしたいこと、が見えてきたと思います。
今週は、それらの大切にしたいことを前提におきつつ考える、業界・職種選びに有効な就活宿題をご紹介します。漠然とした志望業界しかない方にも、すでに業界を絞り込んでいる方にも、皆さんが取り組める宿題ですので、ぜひお試しください♪

お悩み:
業界や職種を絞り込みすぎている

私のところに『すでに業界も職種も決めています!』とおっしゃる学生がいらっしゃいました。志望する理由も合わせてお伺いしましたが、(本当に?他の業界は観なくて大丈夫?)と思ったのが正直なところです。

なぜかというと、あまりにも安易な理由で決めてしまっているように感じたからです。
家族に勧められたから。その商品が好きだから。等々。

「やりたい仕事」が明確なのは、軸をしっかり持っているということで素晴らしいのですが、その仕事を選ぶ本当の理由は何なのか?一旦立ち止まって考える時間を取ってみてほしいです。

一見、全く異なるようにみえる仕事でも、根本では似たような性質のものもあります。本当の志望理由を探すことで、選択肢を拡げることにもつながりますよ。

では、始めていきましょう!

就活宿題:その業界・職種を志望する理由、最低10個挙げてみて。

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頭の中にある「なぜその業界/職種がいいのか」を見える形にアウトプットしてみます。お手元のノートでもスマホのメモ帳でもかまいません。最低でも10個。
書き出す時のコツは、以下の通りです。

1.業界の志望理由と職種の志望理由は、別々に書き出す
業界と職種はセットなようで、全く別のものです。書きだしてみて、職種への拘りが強いようなら異業種も選択肢に挙げることができますし、その逆もあります。
例えば、「自分のアイデアを商品化する」ことを理由に企画開発職を選ぶのであれば、食品業界であれイベント業界であれ、どちらでもよい可能性があります。

2.自分視点の理由だけでなく、その仕事を通じて実現したいことも考える
その仕事、誰のための仕事でしょうか?理由を書きだす際には、「私が○○したいから」という自分視点と、「○○な人を支援したいから」や「○○な世の中にしたいから」といった、仕事を通じて実現したいことの両面で書きだしてみてください。
もし自分視点の理由ばかりが挙がってくる場合、仕事=自分のためという思考が強すぎる可能性があります。いま一度、「働くとは何か?」について考えることで、働く姿のイメージを膨らませてみるとよいでしょう。

3.その業界/職種に興味をもったきっかけと感じた魅力を書き出す
誰にでも、その仕事に興味をいただいた”きっかけ”があるはずです。知らない仕事を志望することはできませんよね。そして、魅力的だと感じた理由があります。
例えば、親戚のおじさんが建築士で、建築の設計に興味を持ったとします。この場合、
「親戚のおじさんが建築士だから」とだけ書きだすのではなく、「親戚のおじさんから、建築士の仕事はお客様の夢を形にすることだと聞き、夢を形にするのはステキだと思ったから」と、感じた魅力まで書きだすことで、他の”夢を形にする”仕事にも目を向けることができます。


沢山書けば書くほど、どんな仕事や環境を求めているのかが見えてくると思います。もし、本当にその仕事でしか実現できない理由を20個以上書きだせたのであれば、そのまま進んでも問題ないでしょう。ただし、『”本当に”その仕事でしか実現できないのか?』は疑いの目を強めに持って問いかけるようにしてください。周囲の方やJOI STARTの就活アドバイザーにも聞いてみると、意外な業界や職種が挙がってくるかもしれませんね。

次回は、松浦加奈さんから新たな視点の就活宿題をご紹介します。ぜひチェックしてください!


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