近況報告

※2022年3月27日執筆。
 
 
皆様、ご無沙汰しています。

ひたすら病気や障害や療養のお話になってしまいますが、近況報告です。


今月、かかりつけの心療内科のカウンセリングの枠に少し空きが出たので、転院してから3年目にして漸く発達障害の検査をしてきました。

もともと現在かかりつけの病院にカウンセリングの空きがなく、他で検査を受ける予定でしたが、カウンセリングルーム等だと医療ではなく心理学領域のサービスと見なされて実費を支払わなければならないため、金欠が続いている状態でずっと検査を受けることができませんでした。

が、かかりつけの心療内科の主治医の指示による病院内での検査費用は「治療に当たって必要な医療費」に該当するため、保険と自立支援が適用され、とても助かりました。


1回目は3時間に渡る様々な知能検査、2回目は幼少期と現在の行動・心理の傾向について、事前に記入して持参したチェックシートを使って2時間ほどのヒアリングを受け、昨日の通院時に双極性障害に併せてASDとADHDとの診断を言い渡されました。

言語によるコミュニケーションには問題はないものの、特定の部分における強い拘りと身体的・感覚的な過敏さ、注意力・集中力の低さ(欠陥)且つ異常な高さ、それによる他者との健全な相互関係の維持の困難さ等、ものすごく得意なところとものすごく苦手なところが極端すぎて、社会生活に大きな障害が生じる所謂凸凹タイプとのことでした。


双極性障害と診断されていた人が、発達障害の検査の結果、ADHDのみで双極性障害ではなかったという場合もありますが、私の場合は、もともとの双極性障害Ⅱ型(普段は基本的に鬱状態でたまに軽躁状態になるタイプの躁鬱病)による衝動性(衝動買いのように思い付いたらすぐに行動に移してしまう性質)と発達障害による衝動性の両方を持っているとの見解です。

ただ、主治医によれば、とりわけ対人関係に関しては、私の生育環境が過酷すぎるので(自分では確かにめちゃくちゃ苦しかったけど「過酷」と言うほどかな、と思うのですけれど)、上手く対人関係が築けない原因の大部分が発達障害自体にあるとは断言できない、とのことです。

発達障害については、ひとまず主治医に診断結果を告げられて、私からも軽く質問したものの、診察時間内で長々とお話することはできないため、次回通院時の診察の後に発達障害の検査を行ってくださったカウンセラーさんとの面談予約を取って、詳しい検査結果のお話をお訊きすることにしました。


薬に関してですが、転院してすぐに減薬を始めて、昨年下半期以降は病状が再び不安定になった(心理的な苦痛よりも、身体的に動けない・疲労感が強すぎてほとんど何もできない状態にある)ことから、レストレスレッグスシンドロームのために私から薬の微調整をお願いする以外、基本的には主治医から減薬の話を振られることはなく、逆に体調不良が続いているからと言って増やすこともせず、という感じです。

睡眠薬は本当に弱い薬で、私の体質に合っている薬を2錠のみ(メラトニン受容体作動薬とオレキシン受容体拮抗薬)で、耐性が付くことはなく、即効性の無い薬ではあるけれども、計画的に服用することで睡眠習慣が改善され、比較的よく眠れています。

私がわざわざ薬品名を指定しなくとも、今時のまともな精神科医ならこれを出す、という薬をちゃんと選んで出してくれています。以前の主治医と違って、間違ってもベンゾジアゼピン系の薬なんて出しませんし、非ベンゾジアゼピン系の薬でも依存性のある薬は削ってくれました。

睡眠薬以外は、どうしても必要なものに限り依存性があったり離脱症状の出る薬を処方されていますが(それが無いと今度は病気の症状で日常生活に支障が出るので)、できるだけ少量で済むようにしてもらっています。

必要最低限の量のお陰で、以前の病院に通っていたときに出ていた耐え難い離脱症状から解放されて、離脱症状が現れても手汗と軽い吐き気程度で済んでいます。


※私は昔から体質的に漢方薬とは相性がすこぶる悪いため、薬が必要な内は残念ながらケミカルなものに頼らなければなりません。

様々な漢方薬がありますが、常服していると日常生活を送れなくなるレベルで、ほとんどの漢方薬と相性が悪いのです。頑張って数年間飲み続けていた期間、具合の悪さ以上に内臓機能に悪影響が強く出て毎日大変でした。


現在の生活については、前述の通り、昨年下半期から一日中とにかく疲れていて、心理的にストレスが溜まっている等の自覚はないものの、最近また心因性嘔吐が復活して突然嘔吐するようになってしまいました。

SNSがなければ医療福祉関係者以外の人との繋がりがほぼゼロ(母との週3回の生存確認のためのごく短い電話と、スーパーのレジの店員さんに「ありがとうございます」と言うくらい)なので、昨年上半期までは意地でもTwitter等で他者とのやりとりの機会を毎日確保していましたが、昨年下半期からはSNSからほとんど離れてとにかく療養に専念することにしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?