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コヨルシャウキは兄弟が母親殺しを企てていることを警告しようとしたがウィツィロポチトリに首を切り落とされた。後にコアトリクエから姉に悪意がなかったことを告げられたウィツィロポチトリが姉の首を天に投げるとそれは月になった。
私が調べた限りではありますが、どうもこのエピソードは後世の研究者による推測によるもので、古文書にはないようです。 ウィツィロポチトリ誕生譚のもっとも詳細で有名なバージョンが収録されている『フィレンツェ絵文書・第3書』によれば、コヨルシャウキは母親殺しの首謀者で、兄弟の先頭に立って母コヨルシャウキを殺そうとしたが、完全武装で生まれたウィツィロポチトリに首をはねられ、首はコアテペックの上に留まり残りの体はバラバラになってコアテペックを転がり落ちていきました。この首がその後どう