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あり方 其の壱


余計な手出しはしないように。

求められた時に迅速に上質で少しだけ足りないくらいの手出しができるように。

相手のスペースに入らないように、僕のスペースに入ってもらって。

できるだけ言葉を選んでタイミングを尽くして。

甘えられたら無視をして、助けを求められたら話を聴いて。

相手に見えているものを相手が見ているように自分も見て。

怒っていたらいっしょに怒り、悔しがっていたらいっしょに悔しがり、悲しんでいたらいっしょに悲しんで、楽しんでいる時と喜んでいる時は少し離れて。

身体や気持ちや情熱が離れていくことを恐れずに。

嫌われていることを自覚して。

うまくいかないことを楽しんで。

自分がしてほしいことが必ずしも相手がしてもらいたいことではないと用心して。

自分の考えはいつも「僕は〜思ってる」と主語は「僕は」で始めて。

相手が発した言葉の意味をひとしきり考えて。

相手が言う「本当は」を疑いながら。

言行一致を心がけ、至誠ことにあたることを誇りとし。

常に自分の健康に気を配り、健やかさを醸しながら相手に触れて、体温を下げないように血の巡りを良くして、水をよく飲み相手に気を遣り。

不安は解消せず向き合わず抱き締めて、高揚は油断のサインと用心し。

質問に質問で答え、正論に正論で返し、不満には不満を伝え、私の鏡に映ったあなたを見つめ。

私とあなたの境界を曖昧にしながら、気づいたら「私たち」を主語に語りかけ。

理解は誤解と心得て、誤解は理解と心得る。

「わかりあえない」から立脚し、「見ているものが違うだけ、考え方が違うだけ」に着地する。

失敗したらよく考え、成功しても良く考える。

愛していることをそれとなく伝え、愛がすべてを変えることをすべての事から大胆に伝える。

サウイフモノニ

ワタシハナリタイ

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