見出し画像

人的資本経営は当たり前。曖昧な言葉に振り回されるな。

日経平均株価が4万円を超えるなど、活況を呈しているかに見える日本経済だが、実態としてはまだまだ閉塞感が漂っている。名目GDPも今や4位。さらに、来年には超高齢化社会が一気に加速する2025年問題も待ち受けている。こうした時代にあっても日本に、そして世界にパワーと元気と勇気を届けているのが、一橋大学 名誉教授、法政大学大学院 イノベーション・マネジメント研究科 教授の米倉 誠一郎氏だ。
「日本には日本の良さがある。世界に勝つためにもその良さを磨き上げていこう」と説く。


インタビューの前編では、日本企業における経営陣や人事の問題点を語ってもらった。

【前編はこちらから】

■前編の目次

  • 雇用は大事にしてきたが投資は怠っていた日本企業

  • トップのマネジメントがアップデートされていない

  • 経営者は覚悟を持つべき

  • ジョブ型経営だと言ってごまかすな


インタビューの後編では、経営における目的語の重要性について語ってもらった。

【後編はこちらから】

■後編の目次

  • イノベーションは手段。目的ではない

  • 誰であってもアントレプレナーシップを発揮できる

  • 稼ぐ力をいかに高めるか。そのためにも目標設定が大切

  • 世界に日本があって良かったと言われるためには

  • デジタルに早く投資する。それが勝つ原則

  • ディファレントな道を探すしかない


米倉 誠一郎 氏
一橋大学 名誉教授
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科 教授

一橋大学社会学部(’77)および経済学部卒業(’79)。同大学大学院社会学研究科修士課程修了(’81)。ハーバード大学Ph.D 歴史学(’90)。1982年〜2017年一橋大学イノベーション研究センター助手を経て助教授・教授。2008年より2012年まで同センター長。2009年~2019年日本元気塾塾長。2012年~2014年プレトリア大学ビジネススクール(GIBS) 日本研究センター所長(Academic Director)を兼務。2017年より法政大学大学院教授。2020年よりソーシャル・イノベーション・スクール(CR-SIS)学長。2021年より世界元気塾塾長