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【アジャイル】ふりかえりで変化の兆し

やり続けていると少しずつ変わっていく。

とりあえず続けてみた「ふりかえり」

以前にnoteにも書きましたが、今の私のいる組織では月1回ふりかえりをしています。見える化は要らないけど、ふりかえりはやってもよいという話でした。

4月からやり始めて、9月末まで6回実施をしました。
そこでわかったことを挙げておきます。

  • 個々人がそれぞれ個別の仕事をしているため、他の人の気づきや学びを活かす機会が少ない

  • しかし仕事への姿勢などジェネラルな改善は共通項として得るものがあった

  • 週1回1時間の定例会が集まる場があるので、そこと内容が被ってしまう

  • しかし週例以外でふりかえりは話せる場となり、その月を総括して見られるのでそれはそれで深掘りできて気づきもある

  • 組織のコミュニケーション活性化にはなった

以前のnoteに書いたとおり、個別の個人事業スタイルな仕事の仕方だったので、見える化してもシナジーが生まれにくいというのが予想されましたが、ふりかえりでもそれは感じられるところはありました。(それをちゃんと確認できたのはそれはれで成果かなと)

ただ、全く個々人に特化した課題や改善だけではなく、コミュニケーションや仕事について、社会人としてのジェネラルなスキルややり方、姿勢という点でのカイゼンポイントは幾らかは出てきたので、全くふりかえりをやらないよりかは組織としては前に進んで成長しているのではないかと感じています。

なにより、ふりかえりの場がコミュニケーションの場として有用で、ふりかえりの時間で思い起こしてお互い話し合うことで、毎週の定例の限られた時間ではなかなかできていなかった深掘りができるようになったという意見もありました。

下期はどうするか?

ふりかえりは月1回、数人を1時間(+事前の思い起こしで1ヶ月間を予め書き出す)拘束し、ふりかえり実施後は私でふりかえりの内容やTRY項目をまとめて(1時間程度)同じセンター内のマネジャーに発信して共有していました。

元々マネジャーからは1年くらいやってみては?という話をされていましたが、それなりの工数を投資するので、下期も続けるのかどうかを組織のメンバーにも問いかけてみましたが、全員「続けてやっていきましょう」と言ってくれたので下期を続けていくことにしました。

下期に活かす、上期のふりかえり活動のカイゼンポイントとしては、

  • 週例のような直近の課題ではなく、組織として成長していく観点でふりかえる

  • 上記位置づけでふりかえることを毎度明確にしてから、ふりかえりを実施する

という点でした。下期にふりかえりを始める時に改めてこのことを示してから、ふりかえりを実施すると良さそうです。

意外なマネジャーからの提案

実は一番驚いたというか、嬉しかったことがこの上期ふりかえり自体のふりかえりをしているときにありました。

マネジャーから言われたのは、

「このふりかえりを、マネジメントレベルで毎月やってもいいかもね」

でした。つまり、私の所属する組織の中だけではなく、組織横断で横の組織のマネジャーとさらに上にいる部長レベルのマネジャーとのふりかえりの場を設けてはどうか?という提案です。

マネジャーレベルのふりかえり

どうやらうちのマネジャー的には、マネジャーレベルの間でもスキルや姿勢の違いから、課題を感じることが多かったようです(意味を成さない余計な仕事が来たり、手戻りも多かった)。

言いたい事はあるけど、なかなか他のマネジャーに対して横から刺しに行く形で駄目出しはしにくい。しかしマネジャー軍団のさらに上位にいるマネジャーがいる場で、「批判するのではなくカイゼンする」という名目のふりかえりをやることで、他のマネジャーを改善できないかを考えたそうです。

実はこのマネジメントレベルでのアジャイル導入をどうするかが課題であり、マネジメントレベルがアジャイルを実施して変わっていくことが今後会社の中でアジャイルが活用されていくためには大事だと考えていたので、この提案はとても嬉しかったです。

実際どのように進めるのか?上位マネジメントにどう提案するのか?はこれからですが、是非実現できるように進めて行ければよいなと思っています。

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