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【仕事・マネジメント】対話とは?

ただ、お喋りするだけが対話ではない。

対話とは新しい関係性をつくること

最近読んでいる本があります。(まだ読了できてない…)
一緒にアジャイル活動している市谷さんから読んでおくと良いですとおすすめいただいた本です。

アジャイルの価値観の中でも「対話」を重視するとあり、一緒に仕事をするメンバーとはもちろんのこと、マネジャーや周りの関係者とは対話することによって調整をしたり交渉をしたりと、仕事や物事を進めていく上では必須です。

この本に「対話」とはどういうことか、を以下のように書いています。

対話とは、一言で言うと「新しい関係性を構築すること」です。

他者と働くー「わかりあえなさ」から始める組織論

私もこの本を読むまで、「対話」という言葉を正しく理解してないままつかっていたような気がします。

対話しているようで、していない

この本の中にもありますが、1on1など話をする場で上司側から一方的に話すことは対話ではないです。「対話?やってるよ」という人がいてその人が部下と話をしているのを見ると一方的で、部下が微妙な表情をしているなんてこともあります。

新しい関係性というと新しい顧客や他の部署の人、社外の人という印象がありますが、それはもちろんのこと、身近な人、上司部下の間柄であっても、日々新しい一面をお互いが見いだせるような「対話」が必要なのです。

私もコーチングをしているとき、対話しているという言い方をしますが、これもクライアントとの間に新しい関係性が構築し続けられることが大事だと思います。セッションをやっていくごとにクライアントにとってコーチがかけがえのないものになってくる、自分に新しい発見を見いだしてくれる関係性のアップデートがあればそれは対話だと思います。
ただ、何度やってもお互いに新しい気づきがなく、進展しないのであればそれは対話ができているのではなく、単にお喋りを愉しんでいるに過ぎません。

お互いの違いに気づき、違いを持ち合う

また、対話をすることでお互いの持つ価値観や、ある事柄に関する意味など、それぞれが持ち合っているものの違いに気づくことができます。その違いに気づくこと、それも新しい関係性を見いだしていることになります。

それで言い合ったり相手を否定したりしたくなる人もいるでしょう。
でもそれは人それぞれこれまで過ごしてきた人生の中で培われたものであり、その人にとっては正義なのです。相手を自分の正義で正すことが対話ではありません。

お互いの違いは「そういうものだ」と認識し、自分の中に持っておく(自分を無理に変える必要はありません)、そして何か一緒に解決したい問題などがあればお互い自分の正義は横に置き、対話をすることで関係性を築きながら、お互いの良い着地点を一緒に見いだしていく、これがより前向きで本質のコミュニケーションになってくるのです。



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